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ジャッキー・マクリーンの初リーダー作

2020-01-12 | JAZZ
マイナー・レーベルのアド・リブに収録されたジャッキー・マクリーンの初リーダー作
「Jackie McLean」AD LIB 6601
  
1. IT´S YOU OR NO ONE
2. BLUE DOLL
3. LITTLE MELONAE
4. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
5. MOOD MALODY
6. LOVER MAN
JACKIE McLEAN(as) DONALD BYRD(tp)
MAL WALDRON(p) DOUGLAS WATKINS(b) RONALD TUCKER(ds)
録音 1955年10月21日
チャールス・ミンガスによってこの世界に紹介されたジャッキー・マクリーンが、自身のオリジナルは勿論のこと、3曲のスタンダードも聴きどころとなっています。
ここで相方を務めるドナルド・バードとは、既にジョージ・ウォーリントンのバンドでフロントを張っていたことから相性も良く、お互いが堂々としたプレイを演じています。

この録音時、若干23歳のマクリーンが、愛娘メロネーのために作った「LITTLE MELONAE」を取り上げているのですが、中々難しい曲のように思います。
なお、ブルーノート盤の「LET FREEDOM RING」の中には「MELODY FOR MELONAE」という曲があり、こちらではフリーキーな高音を発する場面もあります。
最終曲の「LOVER MAN」は、チャーリー・パーカーに傾倒し影響を受けたマクリーンが、独特の節回しで演奏していて、この演奏と同様に、マル・ウォルドロンと演っている「LEFT ALONE」でのそれとダブって聞こえます。
そのマル・ウォルドロンは、ホレス・シルバー張りのプレイを披露したかと思えば、彼の特徴の一つであるパルス信号のようなシングル・トーンによる繰り返しのフレーズも登場します。

このレコードは、東芝製の国内盤ですが、オリジナル・デザインのジャケットを使ったところも好感が持てて、十分楽しめます。


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2 コメント

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懐かしい愛聴盤です。 (azumino)
2020-01-17 08:33:36
こんにちは

僕は、再発ジャケットの国内盤を学生時代に購入し、そのまま持ち続けています。ジュビリーの再発の絵より、こちらの方が内容に合っているジャケットですね。
お話のように、一聴して、マクリーンやバード、ウォルドロンとわかる個性が既に漲っている内容で、これからも聴き続けていきます。
返信する
ジャッキー・マクリーン (ashita45th)
2020-01-18 17:55:38
azumino さん
返信が遅くなりました。
ジャキー・マクリーンはブルーノート盤のようにスタイルが変わっていくものもありますが、このジュビリー盤やその後のプレスティッジ盤のほうを良く聴きます。
その中で、このアルバムは同じデザインのCDも所有していますが、ジャケットを見る楽しみもあることからCDは購入しただけでそのまま眠っています。
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