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ロイ・ヘインズの2つのグループによるセッション

2022-12-04 | JAZZ
御年97歳のロイ・ヘインズが77歳の時に、多くのベテランと共にスタンダードを演奏したアルバム

「LOVE RETTERS」 Eighty-Eight’s VRJL 7009
  
1. THE BEST THINGS FOR YOU(a)
2. STOMPIN′ AT THE SAVOY(b)
3. LOVE LETTERS(b)
4. AFRO BLUE(b)
5. HOW DEEP IS OCEAN (a)
6. MY SHINING HOUR(a)
ROY HAYNES (ds)  
a) JOSHUR REDMAN (ts) KENNY BARRON (p) CHRISTIAN McBRIDE (b)
b) JOHN SCOFIELD (g) DAVID KIKOSKI (p) DAVID HOLLAND (b) 
録音 2002年5月23,24日

今は亡き伊藤八十八さんが立ち上げた88レーベルからの1枚で、演奏はリーダーのロイ・ヘインズを中心に a)、b) の2つのグループに分かれていますが、ベテランがスタンダードを演るとこういう風になるという典型的な演奏集です。
全6曲の出来はいずれも素晴らしいですが、その中においてB面3曲が特に印象に残るので、簡単にコメントしました。

「AFRO BLUE」では、ロイ・ヘインズのアフロ・ドラムのイントロに続いて登場するジョン・スコフィールドが弾くテーマと共に、2人のインタープレイが見事で、その後にソロを取るディブ・ホランドは、時折メロディを織り交ぜながら淡々と進んで行きますが、3拍子でありながら全員が気持ちよくスイングしています。
「HOW DEEP IS OCEAN」は、ピアノ・トリオで演奏され、ケニー・バロンの相変わらず上手いソロと、それにアタックを掛けながらプッシュするヘインズのブラシ、確実なビートで迫るマクブライドのベース、そして後半のピアノとドラムスによる4バースと続いて行きますが、ロイ・ヘインズのブラシによるドラミングが堪能できる1曲です。
最終曲の「 MY SHINING HOUR」は、1曲目の「THE BEST THINGS FOR YOU」に続くジョシュア・レッドマンが大きくフューチャーされており、録音の良さと相まって力強く歯切れの良いテナー・サックスと、マクブライドの強烈なベース・ソロが印象に残ります。

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