第71回はセロニアス・モンクの「トリオ」です。
このコーナーに度々登場しているセロニアス・モンクとその音楽、
彼の演奏はどれも素晴らしく、3大レーベルには名盤が沢山ありますが、全曲ピアノ・トリオのアルバムとなると数枚になってしまいます。
その中で、ピック・アップした1枚、
元はといえば、2つのセッションを収録した10インチ盤を纏めたもので、相性の良いアート・ブレイキーがバックを務めているところも聴きどころです。
「THELONIOUS MONK」 PRESTIGE PR 7027
1. LITTLE ROOTIE TOOTIE
2. SWEET AND LOVERY
3. BYE-YA
4. MONK’S DREAM
5. TRINKLE TINKLE
6. THESE FOOLISH THINGS
7. BLUE MONK
8. JUST A GIGOLO
9. BEMSHA SWING
10. REFLECTIONS
THELONIOUS MONK(p) GARY MAPP(b) PERCY HEATH(b) ART BLAKEY(ds) MAX ROACH(ds / 5,6,9,10)
録音 1952年12月18日、54年9月22日
このプレスティッジ・レーベルに録音していた1954年当時、
モンクはキャバレー・カードをはく奪されていたことからライブ活動が制限されていましたが、レコーディングは様々な編成で行われ、このレーベルに7枚のアルバムを録音しています。
その中で、これは何回聴いても常に新鮮な音楽として聞こえてきます。
自身のオリジナルの他、スタンダードの解釈も非常にユニークで、これがまた魅力の一つになっています。
「ジーズ・フーリッシュ・シングス」では、ピアノを弾きながら歌っているのも聞こえてきます。
「ベムシャ・スイング」は、ピアノの調律が狂っているのではないかと思うようなハーモニーにシビレます。
全10曲の内の9曲は演奏時間が3分前後で、この中にモンクの音楽がぎっしり詰まっていて、アート・ブレイキーも5曲で参加しています。
そのブレイキー、
唯一長尺演奏の「ブルー・モンク」ではソロ・スペースも与えられ、刻むハイ・ハットが印象的です。
アート・ブレイキーとのセッションは、過去に「モンクとブレイキー」で登場済ですが、その中での愛聴盤ということで、再登場となりました。
追加でもう1枚、
上記のアルバム録音から丁度10年後、晴れて大手レコード会社のへの移籍となり、録音された最初のアルバムについても一言、
なんと、上記と同じ曲が4曲含まれています。
「MONK’S DREAM」 CBS COLUMBIA CS 8765
1. MONK’S DREAM
2. BODY AND SOUL
3. BRIGHT MISSISSIPPI
4. FIVE SPOT BLUES
5. BOLIVAR BLUES
6. JUST A GIGOLO
7. BYE-YA
8. SWEET AND LOVELY
THELONIOUS MONK(p) CHARLES ROUSE(ts) JOHN ORE(b) FRANKIE DUNLOP(ds)
コロンビアに移籍し、破格の契約をしたモンクのソロは、大分こなれてフツウの音楽になった様に感じます。
ダブっている4曲を比較してみても、音の重ね方がかなり違います。
そしてチャーリー・ラウズのサックス、
前任者のコルトレーンやグリフィンとは違い、モンクの音楽がこれまでの緊張感から開放され、和やかな音楽になったことに一役買っています。
このコーナーに度々登場しているセロニアス・モンクとその音楽、
彼の演奏はどれも素晴らしく、3大レーベルには名盤が沢山ありますが、全曲ピアノ・トリオのアルバムとなると数枚になってしまいます。
その中で、ピック・アップした1枚、
元はといえば、2つのセッションを収録した10インチ盤を纏めたもので、相性の良いアート・ブレイキーがバックを務めているところも聴きどころです。
「THELONIOUS MONK」 PRESTIGE PR 7027
1. LITTLE ROOTIE TOOTIE
2. SWEET AND LOVERY
3. BYE-YA
4. MONK’S DREAM
5. TRINKLE TINKLE
6. THESE FOOLISH THINGS
7. BLUE MONK
8. JUST A GIGOLO
9. BEMSHA SWING
10. REFLECTIONS
THELONIOUS MONK(p) GARY MAPP(b) PERCY HEATH(b) ART BLAKEY(ds) MAX ROACH(ds / 5,6,9,10)
録音 1952年12月18日、54年9月22日
このプレスティッジ・レーベルに録音していた1954年当時、
モンクはキャバレー・カードをはく奪されていたことからライブ活動が制限されていましたが、レコーディングは様々な編成で行われ、このレーベルに7枚のアルバムを録音しています。
その中で、これは何回聴いても常に新鮮な音楽として聞こえてきます。
自身のオリジナルの他、スタンダードの解釈も非常にユニークで、これがまた魅力の一つになっています。
「ジーズ・フーリッシュ・シングス」では、ピアノを弾きながら歌っているのも聞こえてきます。
「ベムシャ・スイング」は、ピアノの調律が狂っているのではないかと思うようなハーモニーにシビレます。
全10曲の内の9曲は演奏時間が3分前後で、この中にモンクの音楽がぎっしり詰まっていて、アート・ブレイキーも5曲で参加しています。
そのブレイキー、
唯一長尺演奏の「ブルー・モンク」ではソロ・スペースも与えられ、刻むハイ・ハットが印象的です。
アート・ブレイキーとのセッションは、過去に「モンクとブレイキー」で登場済ですが、その中での愛聴盤ということで、再登場となりました。
追加でもう1枚、
上記のアルバム録音から丁度10年後、晴れて大手レコード会社のへの移籍となり、録音された最初のアルバムについても一言、
なんと、上記と同じ曲が4曲含まれています。
「MONK’S DREAM」 CBS COLUMBIA CS 8765
1. MONK’S DREAM
2. BODY AND SOUL
3. BRIGHT MISSISSIPPI
4. FIVE SPOT BLUES
5. BOLIVAR BLUES
6. JUST A GIGOLO
7. BYE-YA
8. SWEET AND LOVELY
THELONIOUS MONK(p) CHARLES ROUSE(ts) JOHN ORE(b) FRANKIE DUNLOP(ds)
コロンビアに移籍し、破格の契約をしたモンクのソロは、大分こなれてフツウの音楽になった様に感じます。
ダブっている4曲を比較してみても、音の重ね方がかなり違います。
そしてチャーリー・ラウズのサックス、
前任者のコルトレーンやグリフィンとは違い、モンクの音楽がこれまでの緊張感から開放され、和やかな音楽になったことに一役買っています。