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クリスマス・セッション

2019-12-22 | JAZZ
巨人たちが集まったこのアルバムは、過去に別の形で掲載済みですが、クリスマス・イヴが近づいてきたことから改めて取り上げてみました。
「MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS」 PRESTIGE 7150
  
1. THE MAN I LOVE (take 2)
2. SWING SPRING
3. ROUND ABOUT MIDNIGHT(*)
4. BEMSHA SWING
5. THE MAN I LOVE (take 1)
MILES DAVIS(tp) 
MILT JACKSON(vib) THELONIOUS MONK(p)
PERCY HEATH(b) KENNY CLARK(ds)
録音 1954年12月24日
(*)
JOHN COLTRANE(ts) RED GARLAND(p)
PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
録音 1956年10月26日

収録されている5曲の内、「ROUND ABOUT MIDNIGHT」を除く4曲が、クリスマス・イヴの日の録音であることから、巷ではクリスマス・セッションとして呼ばれていて、マイルス・デイビスとセロニアス・モンクの共演に加え、MJQからベースとドラムスの2人が参加しているという、今では考えられない豪華メンバーによる曰く付きのセッションです。
このレコーディングを企画したのは、プレスティッジ・レコードのボブ・ワインストック社長で、MJQのピアニストであるジョン・ルイスを毛嫌いしていたことから、ピアニストがモンクに替わって行われたもので、これが凄い緊張感を生んで名演となった話は有名です。

この日の収録中に、マイルスがモンクに向かって発した一言から、モンクが演奏を途中で中断してしまうというハプニングによって、より張り詰めた演奏になって行くのですが、その取っ掛かりは、1曲目に収録されている「THE MAN I LOVE」の テイク2で聴くことが出来ます。

当時のプレスティッジは、編集に一貫性が無いことが多く(ヴァーヴにも言えますが)、あちこちに分散してアルバムが作られていて、記録として聴くには不便なところがあります。このため、もう一つの名演である「BAGS GROOVE」の2つのテイクは同名タイトルのアルバム(PR 7109)に収録されており、通して聴くには日本ビクターのSMJX-10074(M)のほうが便利です。(国内盤の音も良いです)


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