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ピート・ラ・ロッカのリーダー・アルバム

2021-03-14 | JAZZ
ピート・ラ・ロッカのリーダー・アルバムに、チック・コリアが参加した1枚

「TURKISH WOMEN AT THE BATH」 DOUGLAS SD 782
  
1. TURKISH WOMEN AT THE BATH
2. THE DANCING GIRL
3. LOVE PLANET
4. MAJOUN
5. BLISS
6. SIN STREET
7. AND SO #1 & #2
JOHN GILMORE (ts) CHICK COREA (p) WALTER BOOKER (b) PEAT LA PEAT ROCA (prec)
録音 1967年

ドラマーのピート・ラ・ロッカは、1965年にブルーノート・レーベルに「Basra」を録音していますが、こちらはその後に作られた作品で、何といっても26歳のチック・コリアが参加していることで一聴の価値があります。
全曲ラ・ロッカの曲で占められていて、変調子ありエキゾチックな雰囲気ありで、ラ・ロッカのダイナミックなドラミングが上手く絡み合う中で、サン・ラ・アーケストラの要のサックス奏者であるジョン・ギルモアの参加も相まって、何とも不思議な雰囲気が漂う演奏集となっています。

その中で、チック・コリアのプレイを中心に聴いてみると、現代音楽に通じるフレーズや、不協和音を織り交ぜた進歩的な演奏が新鮮で、特に「THE DANCING GIRL」と「 MAJOUN」は、彼の最初のリーダー・アルバムである「NOW HE SINGS, NOW HE SOBS」を彷彿させます。
また「BLISS」では、冒頭、リフによる反復パターンの演奏において、ペダルを使わずピアノの響きを押さえて変わった音を出すなど、変化もつけています。
それにしても、この時期のチック・コリアの演奏はどれも素晴らしいです。

このレコード、
演奏は文句なく◎ですが、一つ注文を付けるなら、ドラムスの音は出しゃばるくらい前に出てクリアに収録されているのに、ピアノの音が奥に引っ込んでいるため、バランスが惜しいです。

コメント
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