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JEAN-MICHEL PILC TRIO(CD)

2020-06-27 | JAZZ (CD)
フランソワ・ムタンが参加したジャン・ミシェル・ピルク・トリオの、スイート・ベイジルでのライブ盤
「TOGETHER LIVE AT SWEETBASIL」 VOL.1 & 2
A RECORDS AL 73195、73196
  
JEAN-MICHEL PILC (p) FRANCOIC MOUTIN (b) ARI HOENIG (ds)
録音 1999年2月25~28日

ピルクのオリジナルとスタンダードを取り交ぜた選曲で、収録時間は2枚併せて凡そ2時間18分、
ダブっている曲も2曲(TEA FOR TWO、TOGETHER)ありますが、いずれも異なったアプローチで興味ある演奏が詰まっています。
底流は4ビートでありながら、1曲として普通にジャズっている演奏は無く、フリーインプロビゼーションの手前を圧倒的なインタープレイによりグイグイと進めていく圧巻の演奏集です。
ピルクのピアノタッチは、メロディとリズムを上手く調和させながら、特に高音部でのシングル・トーンの使い方が印象的で、これに応えるムタンのベースとの対比が素晴らしいです。
また、2集に収録されている「MY KÖLN CONCERT」は、1分55秒のショート・トラックですが、キース・ジャレットを意識したかの様なタッチによるピアノ・ソロで、そのままの雰囲気で次の「TEA FOR TWO」へと続いて行きます。
2つのCDの演奏は何れも遜色なく、次への展開を緊張感を持って聴くことが出来ます。


下記のアルバムは、上記のライブ盤と同じレギュラー・メンバーでの録音ですが、実はこちらのCDの方を先に購入し、その演奏に驚愕したことから他のものも聴いてみようと思い、その後も色々聴いてみましたが、やはりこの3枚がベストでした。
「WELCOME HOME」 DREYFUS FDM 36630-2
 
録音 2001年9月28~30日

冒頭の「SO WHAT」におけるムタンのベースによるテーマの提示と、続くピルクのスリリングでエキサイティングな演奏に度肝を抜かれたアルバムです。

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