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私の愛聴盤(第143回)

2020-06-21 | 私の愛聴盤
第143回はJACQUES BONNARDEL TRIOです。
リーダーの名前(JACQUES BONNARDEL)は読めないので、そのまま転記しています。
「TRIO」 AGEM AG 006
  
1. STELLA BY STARLIGHT
2. TONTON COOL
3. BUCOL
4. THEME X
5. BLUES A COUPS STICKS
6. NIGHT AND DAY
7. TAKE THREE
8. UN SOMME A LA ROCHE
JACQUES BONNARDEL(ds) LUC PLOUTON(p) FRANCOIS MECHALI(b) 
録音 1987年7月 8, 9 日

ドラマーがリーダーとなった仏のピアノ・トリオのこのレコードは、今でも時々中古市場で見かけますが、過去にJAZZ雑誌で紹介されたこともありました。
全8曲の中で、スタンダードの2曲はピアノとベースの掛け合いが多く、ボーイングとピチカットを駆使して迫るベースが聴きどころの一つとなっています。
その「STELLA BY STARLIGHT」は、ピアノによるイントロの後、ベースのボーイングでメロディが演奏され、1コーラスが終わったところでピチカットとなり、後ろでピアノがオブリガードを付けるという展開から、ピアノのソロに引き継がれ、後半はベースとピアノが交互にソロを取っています。
また「NIGHT AND DAY」は、ゆったりとしたテンポで、ピアノがメロディの断片を紡ぎながら1コーラスを担当し、ベースのソロへと受け継がれます。
このスタンダードの2曲は、ベースの力強いアタックが心地良く、リーダーであるドラマーは引き立て役となっています。

メンバーのオリジナルの中での印象深いのはA面最後とB面最初の2曲で、共にベースの役割が大きいのですが、響きも良く音程も正確なことから、同じ仏のベーシストであるフランソワ・ムタンを想像してしまいます。
その「 THEME X」は、ピアノとベースのユニゾンでテーマが提示された後は、ノンリズムによるフリーとなりテーマに戻らずそのまま終わっています。
また「BLUES A COUPS STICKS」は、4ビートでありながら、ピアノはかなり自由な演奏を展開しています。

ドラマーが活躍するのは3曲目の「TONTON COOL」で、3者が互いに刺激し合っての演奏で、後半でドラム・ソロが登場します。
また、最終曲の「UN SOMME A LA ROCHE」は、2分少々の短い演奏ですが、8ビートを刻むドラムスが最後まで主役を務めています。
       
コメント
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