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CBS盤のソロ・モンク

2019-01-06 | JAZZ
1月3日にBSフジで放送された「辻井伸行×アイスランド」から、
  
アイスランド交響楽団、指揮はウラディーミル・アシュケナージとの共演で、ショパンのピアノ協奏曲第2番が、そしてアンコールとして「ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作」が演奏されたことで、急にモンクのソロが聴きたくなり、今年最初のターンテーブル乗ることになりました。

取り出したのは、米CBS盤と仏CBS盤の3枚、
セロニアス・モンクとしては4番目のソロ・アルバムで、1964年10月31日から65年2月23日まで3回に分けてLAとNEW YORKで録音されています。

最初は米ステレオ盤
「SOLO MONK」 CBS CS 9149
  
 1. DINAH
 2. I SURRENDER DEAR
 3. SWEET AND LOVELY
 4. NORTH OF THE SUNSET
 5. RUBY, MY DEAR
 6. I′M CONFESSIN′
 7. I HADN′T ANYONE TILL YOU
 8. EVRYTHING HAPPENS TO ME
 9. MONK′S POINT
10. I SHOULD CARE
11. ASK ME NOW
12. THESE FOOLISH THINGS
THELONIOUS MONK(P)
録音 1964年10月~11月、65年2月

続いて米モノラル盤
「SOLO MONK」 CBS CL 2349
  

最後は仏モノラル盤
「SOLO MONK」 CBS 62549
  

ラグタイム風の「DINAH」から始まり、モンク自身の曲でありながらもあまりお目にかかれない「NORTH OF THE SUNSET」、「MONK′S POINT」、それにレイ・ノーブルの佳曲である「I HADN′T ANYONE TILL YOU」やスタンダードの数々が、これまでのソロ・アルバムで見られた尖がった音やフレーズが影を潜め、ストライド奏法やトレモロを駆使したモンクス・ワールドが全曲において展開されるアルバム。

録音の音場感や立体感は、当然のこととしてモノラル盤よりステレオ盤に、
それは高音を左寄り、低音を右寄りとするもモノラル音に近い音造りとなっていて、
米モノラル盤と比較するとステレオ盤に軍配が・・・
しかし、注目は仏CBSのモノラル盤で、ピアノが全く違う鳴りをしていて、まるで天井の高い教会の中で聴くような厳かな響きがしています。
他のヨーロッパ録音盤と比べてみても、この1枚は特別な響きを持っていて、モンクがクラシックの奏者の様に聴こえるから不思議です。

コメント
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