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ジャシンタのアルバム (ベンに捧ぐ)

2013-04-24 | JAZZ
「JACINTHA」
フィリピン出身の女性歌手です。
彼女のアルバムの中で、グルーヴ・ノートというレーベルに録音した最初のアルバムは「ベンに捧ぐ」というタイトルです。
このベンというのはベン・ウェブスターのことであるからして、彼は前回紹介したばかりなので、続けて関連あるものを取り上げてみました。

まずはジャシンタについてですが、このレーベルの2枚目のアルバムに紹介記事がありました。


このベンに捧ぐ(HERE’S TO BEN)は1998年に発売され、優秀録音で評判になりました。
そしてこの音源は、現在 LP、CD、XrCD、SACD の4種類で発売されています。

「HERE’S TO BEN」 ( GRV1001-1) 左記の番号はLPのもので、CD番号は GRV1001-2 です。
   
1. GEORGIA ON MY MIND
2. OUR LOVE IS HERE TO STAY
3. TENDERLY
4. SOMEWHERE OVER THE RAINBOW
5. HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON ?
6. STARDUST
7. IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MONING
8. PENNIES FROM HEAVEN
9. DANNY BOY
JACINTHA(vo) TEDDY EDWARDS(ts) KEI AKAGI(p) DAREK OLES(b) 
LARANCE MARABLE(ds)  録音 1988年 LA

このベンに捧ぐというアルバムのCDは、上記の9曲ですが、LPは2枚組となっていて、1枚目は33回転の上記9曲が、そして2枚目はダニー・ボーイと新たな追加曲として、バカラックのザ・ルック・オブ・ラブが片面1曲づつの45回転で入っています。
タイトルはベン・ウエブスターに捧げるとなっていますが、ご覧の通りスタンダードのオンパレードで、しかもオーディオ・マニアからも注目される録音となっています。
彼女の唄は当然のことながら欧米系の人とは異なり、親しみの持てるところでもあります。
ここでのダニー・ボーイは、最初の1コーラスをアカ・ペラで情感たっぷりに唄っていて、録音は唄の響きを出すためか、少しエコーが掛かっています。

手元に第1作~3作までのCDがありました。
   

2作目のアルバムは、1999年録音のジョニー・マーサーの歌を集めたもので、タイトルの枯葉(仏語)のほかに、酒とバラの日々やムーン・リバーなども唄っています。
バックは1作目の布陣に加え、後年ダイアナ・クラールのアルバムで有名になったギターのアンソニー・ウィルソンも参加しています。

3作目のラッシュ・ライフは2001年の作品で、上記2作ほどのインパクトはありませんが、相変わらず録音は良いです。
こちらの構成もスタンダードが中心で、過去に紹介したブラック・コーヒーを唄っていますが、これまでに紹介した人たちのフィーリングとは違い、少しひねった唄い方のため、その良し悪しは好みの問題かもしれません。

コメント
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