掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

竹鶴蔵見学19BY・醪編

2008-02-18 12:42:31 | 出来事
前回ブログで「もと場」をご紹介致しましたが、今度は一階の仕込み蔵に入り「醪もろみ」を拝見させて頂きました。
仕込み蔵には、速醸(宿根雄町・秘伝・大吟)などに混じって、3本の「生もと」仕込みのタンクが在りました。
向かって左の一本は、先ほど「もと場」に在った(雄町の精米歩合70%)と同じスペックの「酒母」で造ったものの醪です(実は、非情におてんばな四女「生もと」を使用した醪なのです)。現在「もと場」で造られている3本の酒母も出来上がったたら、順を追って同じ形で仕込まれます。聞くところによると、今紹介した醪と「もと場」の3本の酒母を使って造って出来た4本のお酒は、ブレンドして加水火当て商品に成るようです。
現在、上槽(雄町の70%)されお酒になっている「生もと」は、ブレンドせず原酒・火当てで出荷されるそうです。
次の左から2番目のタンクが、「生もと」福岡県産山田錦50%で込まれている純米吟醸に成る醪です。次の左から3番目のタンクは、「生もと」兵庫県産山田錦40%で仕込まれる純米大吟醸に成る醪です。なんと今年は、新たに純米大吟醸まで・・・・今までの純米大吟醸のイメージとは全く違うものに成りそうですが・・・・「香り穏やかで色彩は山吹色。確りとした旨みと酸、上品さも有るそれでいて後口はキリッと引き締まった、そんな感じかな~」楽しみです。
一番右は「速醸」の純米大吟醸です。
相変わらず、上槽された「生もと」純米は精米歩合が(16~18%)のようです。いやはや、しかし達也氏から言わすと、「昨年よりは溶けてないですよ・・」との返事。そうでした昨年は、12%なんて凄いのも有ったもんね・・・・
次回は完結編です。
あっ、そうそうこの写真のご立派なタンク、発酵により品温が上がると自動的に温度を下げる事が出来る、大変立派で便利なモノなのに・・・ああそれなのに「あれ~電源が・・・・・・」宝の持ち腐れ。野放し仕込にはね~・・・・
昨年は野放しでも、たしか品温は18度までしか上らなっかですよね~杜氏