出雲の国から・・・

先日、出雲の国から注文していたお酒が届きました。
当店定番商品「十旭日じゅうじあさひ純米・五百万石15BY」価格￥2,500と

季節商品　「十旭日　まげなにごり生（活性）純米吟醸原酒・山田錦19BY」原料米：山田錦　精米歩合：５５％ 酸度：1.8　日本酒度：+6.0　使用酵母：協会9号　アルコール度：17～18
価格￥3,570

季節商品「十旭日おろちの舞（活性）にごり生原酒・佐田コシヒカリ19BY」
原料米：コシヒカリ　精米歩合：62％　酸度：2.0　日本酒度：+4.0　使用酵母：協会9号　アルコール度：17～18
価格￥2,600　

数量限定商品（変態商品）「十旭日おろちの舞（火当て）米だけの酒　原酒・佐田コシヒカリ15BY」原料米：コシヒカリ　精米歩合：60％　酸度：2.0　日本酒度：+3.0　使用酵母：協会9号　アルコール度：17～18
　価格￥2,800
以上が入荷致しました。

その中でも「まげなにごり（山田錦）」なのですが・・・・通常のにごり酒は、おりの部分がビン底に沈殿していますが、本商品はおりがビン底に下がっておらず（ビンを振っておりを絡めた様な状態）という事は、時間が経てば経つほど炭酸ガスが発生し開栓時ドバ～と噴くかなり凶暴な状態って事なのか・・・と心配をしております。

次に控えし「おろちの舞・活性にごり」は、程よくガスがからみ爽快なフレッシュな味わいと、おりの旨味が心地好いお酒です。「コシヒカリにあまりいい印象がない」と、思っているあなた是非お勧めです。まだ後口に青さも残りますが、全体のバランスからするとこの青さもアクセント・・・・。おりの旨みと上手く（美味く）マッチしています。

また、別な意味で注目なのは、「おろちの舞・火当て　純米原酒15BY」です。同じ15BYでも「五百万石・純米（加水）」は言われなければ15BY判らない程まだ若さが有りますが、「おろちの舞15BY」は完全無濾過の為、すでに弱冠人間の皮脂の様な“おり”も出ていて、熟成酒に慣れていないお客様がご購入されると、クレームは必至そんなどうしようもないお酒です。
しかし、ご心配召されるな・・・お猪口に注がれると、「あ～ら不思議」おり君の姿は、ほとんど発見は出きません。
味わいは脱帽・・・程よい嫌味のない熟成香。
先ずは常温で大振りのきき猪口＝色はそれなりの山吹色。おりの関係か、黄金色というより少し光沢のない山吹色（決して、どひゃ～とビックリするような濃いい色調ではない）口当たりは円やかな印象ですが酸の切れ上がりがよく、15BYながらフィニッシュに弱冠の心地好い苦味を感じ・・・・非情にイイ。
「この具合だと煮ても絶対に倒れない」という勝手な妄想で、煮ました。予想通りそれ以上に、圧倒的な存在感と酸の切れ、燗にした方がより酸のキレを感じる・・・私の中でいい意味「コシヒカリ」に対するイメージは崩壊いたしました。恐るべき島根（佐田地区産）コシヒカリ＆旭日酒蔵
１５BYは放置棚にて、コアなお客様の火破りの刑をお待ちしておりますので、早めに引取りに来て下さい。
冷蔵庫の危険な野郎も宜しくお願い致します。

追伸：2月11日（祝日の月曜日）出雲・十○日さんに出張して参ります。また来週ご報告いたします。