まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

今朝のパナマはやわらかい

2018年05月20日 | Weblog

って、このところ、珈琲オタクの薫り漂うブログになっちゃってるけど。

昨日、おじおば会。

朝霧のフードコートで、思い思いのビュッフェをいただき、残念ながら。

富士山は、その時には拝むことはできなかったけれど。

帰りがけ、麓っぱらにて、毛無山の隣の山から湧く水をいただいたので、今朝の。

表題に続く、わけだ。

麓っぱらには、猪之頭小学校麓村分校があって、今は、山の家、と名前が変わっている。

以前も書いたかも、だけど、そこに92歳の母親が、成人を少し過ぎたばかりの時、つまり。

昭和の2年生まれだから、戦後すぐなのか、それとも戦時中なのか。

友達と連れ立って、かぼちゃや米を担いで、夏の林間学校くらいか、何泊かして。

その時の先生のお宅へも、いつぞや、10年にはならないか、そのくらい前に伺ったことがあった。

という楽しい、懐かしい思い出が残っているはずなんだけど、このところは。

その記憶も、遠くの方へ投げ放たれているようでもあり、昨日も。

その分校前で、その記憶への糸を繋ぎとめようと、画策もしたけれど、力及ばず。

だったんだけどね。

昨日の土曜日は、そこでは、どこかの企業さんの、精神鍛錬的な研修の日だったようで。

30キロ、走りました、半分、脱落でした、みたいな会話を、タバコ吸いながら話し。

来週からは、気合い入れて仕事、営業マンのような仕事らしいけど、それ、頑張れちゃいますね。

くらいの、大人の会話をし、なんてしているうちに。

そこへ、歴史の旅の仲間の女史の、そのお姉さまが、バイクで駆けつけてくださり。

かくかくしかじか、お水のあるところまで、って、ご自分の住んでるところなんだけど。

そこまで案内してくださり、なに門、というのか、茅葺の門をくぐり、一挙に、一同。

ある時代へタイムスリップのような感覚になりそうな、そんなお宅へ。

大黒柱も太い、というより、柱でない何ものか、のような家で、出てきてくださったお父様が。

ちょうど、こちら、二番目のおばと同じ生まれ年で、昭和の一桁。

話は、あれやこれやと広がり、お茶までいただき。

母親は、鹿の剥製がお気に入りのようで、なにやら会話をし続け。

なんて時間、過ごすことができた次第。

家は、元禄2年築、だそうで、450年前。

その前に、大水が出たのか、山崩れで、この地区は大きな被害を受け、朝霧の方へ移住したそうだ。

んだけど、その地は、水が悪く、で、再び、この地へ、というのが、古文書によるとくだんの元禄時代。

なんてこと、昭和4年生まれのお父様と話し、さらに、彼、去年、股関節の骨折で、人口関節を入れたらしく。

大丈夫ですよ、ほら、この二人、と母親と二番目のおばを指し示し、同じようなリハビリもして、こんな具合に。

楽々歩いてますから、なんてことも伝え。

耳の遠い母親は、会話の中へも入りたいんだろうけど、相手の言ってることが聞こえないんだろうからね。

で、しきりに、自分の母親が先生をやっていて、なんてこと、言ってるんで、でも、ちょっと。

今話されているテーマと違うからな、なんて思い、うなづきながらもスルーしていたのが僕でしたが。

今朝になって思うのは、たぶん、その昔の麓村分校への旅は、先生繋がりでのものかも知れず。

彼女の記憶を、ほんの一つか二つのキーワードを頼りに、繋げようと苦心惨憺の様か、と。

早い話が、こちらが、誤解していただけ、とも解釈できるな、なんてね。

というようなところに、今朝は、きているんだけど。

いずれにしても、おばたちも妹も、いつもと違う体験、経験ができた次第で。

犬も歩けば棒に当たる、まんまの、おじおば会だったのでした。

朝霧フードコート、そこの酒屋さんでのツバメの巣作りの話も、つまり。

軒下の巣にやってきたツバメを見ながら、お店の女の子と、また今年もやってくる。

というのは、いい家だからなんだよね、なんての。

そりゃ、そんな言葉投げかけられれば、働いてる人も嬉しいよね。

とてもいい雰囲気作りの要諦でもあり、なんてシーンもあったり、ではあったけれど。

あんまり急激に環境が変わると、その変化への対応が難しいようで、気分は、怖れとか不安へ入り込む。

という、考えてみれば、どこでも誰にでも、思い当たるようなものだけど、そんなことも、気づかされ。

そりゃそうだ、なんてね。

というようなこと、などなど、豊穣な一日だったのでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨模様で始まったおじおば会の朝 | トップ | 「天涯の花」はキレンマショ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事