遅まきながらいきなりの声量で涙を流した役名が表題ということがわかった。
「キャッツ」、ね。
もと娼婦という年老いた猫という設定だそうだ。
ミュージカルというのは、「オペラ座の怪人」を一度見ただけで、今回が二回目だ。
のだけれど、いいものだな、と思い知った次第で。
まったくね、この世にはどれほど知らないことがあることか、と茫漠たる思いに耽っちゃうよ。
最近では、甲野善紀さんという古武術家から靴下の履き方なんての、習ったしね。
70歳の壁を越える、みたいな書名だったと思うけれど。
立ったまま履くんだな。
まだうまく履けないけれど、これはこれでおもしろそうだ。
歩き方も変えてみた。
彼曰く、古来日本では膝を伸ばす文化はなかったんだ、とね。
明治の西欧化で変わってしまって、挙句、膝のなんとかいう、なんだっけ、潤滑油がなくなったとか。
なんとかがすり減ったとか、ね。
ま、これはこれでお試し中ということだな。
階段の上り下り、山の上り下りもそれなりに古来の足使いがあったようで、これはこれで難しくて、だな。
太ももを使わないこと、かな。
いずれにしても、この先もあれやこれや知らないこととの出会いということがしこたまあるんだろう。
まさに、無知の知ってわけだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます