その昔、悪がきがおりまして。
小学校、中学校と乱暴者で、先輩もかまわず、喧嘩もしていた。
われわれのほうの言い方で、困りっ小僧、って、いうわけです。
ヤのつく職業にも、近かったのかな。
その彼が、近所のおじいさんに、あるとき、言われたらしい。
通らなきゃならない道は、通らなきゃならないからな、と。
25歳のときらしい。
その言葉に、救われた、忘れられない、という。
そのまま、スルーしちゃいそうな言葉だけどね。
彼の、琴線にふれた、というか、腑に落ちたんだろうな。
以来、つきあう人を意識し始めた、という。
人に歴史ありだね。
実は、その彼、わが妹を、ひそかに思ってもいたらしいんだけどね。
小学校、中学校と乱暴者で、先輩もかまわず、喧嘩もしていた。
われわれのほうの言い方で、困りっ小僧、って、いうわけです。
ヤのつく職業にも、近かったのかな。
その彼が、近所のおじいさんに、あるとき、言われたらしい。
通らなきゃならない道は、通らなきゃならないからな、と。
25歳のときらしい。
その言葉に、救われた、忘れられない、という。
そのまま、スルーしちゃいそうな言葉だけどね。
彼の、琴線にふれた、というか、腑に落ちたんだろうな。
以来、つきあう人を意識し始めた、という。
人に歴史ありだね。
実は、その彼、わが妹を、ひそかに思ってもいたらしいんだけどね。