魔法の言葉

この間、わが社の安全大会があった。

最後の閉会の挨拶を、妻がした。

心のこもった、いい挨拶だった。

壇上へ歩いていく間、アイアムオッケー、と言っていたらしい。

その挨拶に限らず、最近、なんか、うきうき、しているという。

魔法の言葉、はアイアムオッケーだそうだ。

一時期、自虐的、といわれもし、自認もしていたんだけど、と。

自分の姓名の四文字が、大嫌いだった。

それが、あるとき、母子手帳をみたという。

それも、三人の子どもたちのものと、自分自身のものを。

すると、名前をつけてくれた親の気持ちとシンクロしたらしい。

瞬間、自虐なんて、申し訳ない、という気持ちになった。

以来、自分自身に、オッケーサインを出せるようになったらしい。

いい話だね。

この時代、ほんとに、アイアムオッケーが大事だと思う。

そこからはじめないと、すべてが、バランスをかき、その場しのぎのごまかしになってしまうからね。

魔法の言葉は、魂まで届くんだろうね。