奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

2回目の耕うん作業

2016年07月26日 | 晴耕雨読
 夜温が下がってエアコンなしでも眠れるようになってきましたので、体調もいく分か回復してきました。慣れないエアコン生活は、野生爺には合いましぇん。
昨年の今頃の農作業日誌を見ると、テナガエビ獲りがあったり、秋と春カボチャのほ場の2回目の耕うん、カボチャの誘引に使用するススキ棒の作成をしていました。
  

 河川は今にも干上がってしまいそうな様子にテナガエビ獲りは断念し、北帰行前の残務でハウスの耕うん作業からスタートしました。一時は鉄の塊りと化した耕運機は、努力の甲斐があって復活し、1時間程度でハウスの耕うん作業は終わりました。土壌は、ここ両日のにわか雨で程良い湿り気、ならばと粗耕しをした秋作の2回目の耕うんを思い立ち、夏野菜のほ場の耕うんで午前を終えました。

 午後は雲り空になり、ネットで雨雲をモニターしながら本降りはないだろうと予見し、2番目の秋作のほ場の耕うんに取掛りました。年々、ほ場の凹凸がひどくなり、整地には時間もかかるので妥協をしながら仕上げの耕うんをしていましたが、この機にとダメ元で、逆転耕うんによる全面整地を決行しました。


 通常の耕うん作業が終わると深耕を浅くした逆転耕うん、移動は通常の耕うんと同じ要領で、最後は周回耕うんで整地を仕上げバッチリでした。速度を通常耕うんより1速早めることによって作業のスピードアップが図れました。
デコボコの畑は何度耕うんしてもデコボコがひどくなるばかりで、何年に1回かは、全面整地が必要かも知れませんね。
試してガッテンです。

 明日は、早速、夏野菜のほ場の全面整地をしようと思っています。

軽トラの車検

2016年07月25日 | 晴耕雨読
 体調が今一つで、夏バテでもしたのでしょうね、気合の入らないまま車検の入庫に向かい、整備場に着くと車の検査と修理見積りを待ちながら、1週間分のローカル新聞に目を通しました。
程良く検査が終わり、ラジエターの予備タンクが腐食して穴が開いている他大きな故障はなく、2、3日で納車できるとのことでした。狭い隙間から予備タンクの腐食をよくぞ見つけたもんだと感心してしまいました。

 帰宅するとにわか雨が本降りになり、ついでに1台目の軽カーゴの廃車について業者に問合せを行い、近々、引き取ってもらうことにしました。
昼食を終えても雨は止まず、ハウスの耕うんは断念し、車の引取りに備えてバッテリーを充電し、帰宅すると大汗をかきながら実家の掃除機がけで本日の打ち止めになりました。
  

 生前、両親が弟の結婚式の帰りに突如北海道に行きたいと言い、大阪から両親に叔母と4人で北海道に向かうことになりました。北海道に着くと、小生は早速職場に休暇願を出し、翌日から両親と叔母を乗せて、支笏・洞爺湖方面の温泉巡りから始まってニセコまで足を延ばしました。
父は広大な北海道の農地に感銘を受けていた様子で、島の農業は猫の額ほどもないと放言していました。折しも6月でしたので、山の頂きには残雪があって、山桜とコブシが咲き乱れて、北国の春を地で行くような景観でした。
後にも先にも最初で最後の親孝行だったような気がします。

 北帰行のネタもそろそろ尽きてきましたので、地味な奄美の農と暮らしに戻りたいと思います。本日はまた、もう1社のローカル新聞に購読申込みをしました。ローカル新聞は葬祭と行政の動向を知る唯一の情報源ですからね。
ではまた明日!
 

畑人の休息

2016年07月24日 | 晴耕雨読
 なかなか疲れが取れず、日曜と言うこともあって休養日にして、1年ぶりに市街の図書館に出掛けました。
新刊図書をざっと見、2階に上って農業の専門書を見ると、昨年と変わり映えのない様相に、施肥設計や地方創生関連の図書を5冊ほど借りて帰宅しました。この機に基本に立ち帰り、土壌や肥料についての基礎を固めたいなとの思いで手に取りました。
午後はエアコンの効く部屋でゴロゴロと過ごし、休養にも飽きたので作業着に着替え、倉庫からハウスに耕運機を移送し、ついでにハウス周辺の除草剤散布を行いました。

 北帰行の話も終盤になりますが、7月の北海道の旬と言えばイカとサンマ、残念ながらサンマはまったく獲れず、店頭にはマイワシが並んでいました。イワシとサンマは相反する関係にあって、サンマが不漁になるとイワシが大量に獲れるようです。北海道に居た頃は、防波堤でもサビキで釣れましたので、週末は発電機を積んで家族連れで楽しみ、クーラ一いっぱいの釣果に近所中に配りました。
  

 奄美にはない話題と言うことで、みよしのうな牛、回転ずし、映画・・・残念ながらケンタッキーとドンキーは機会を逸してしまいました。
回転ずしはタッチ画面で注文し、にぎり立てが機関車みたいな模型で運ばれてきて、一瞬戸惑いながら食しました。ビールを注文しましたが、設問に車で来たことをタッチして、ビールは待てども来ませんでした。

 映画は巨大なイオンモールで「インディペンデンスディー」を観ましたが、ほとんど印象に残っていない内容で、「スターウォーズ」と同様に子供向けの映画だったようです。スピーディーで2時間があっという間でした。

 明日は、軽四を車検で入庫し、北帰行前の残務であったハウスの耕うんをと思っています。そろそろ、秋作の肥料や種注文もしなければなりませんね。
それではまた!

 

秋作の粗耕し

2016年07月23日 | 晴耕雨読
 今日はバテました。
刈払機による草刈と違って、クワを持つと筋肉労働になり、ひと畝のマルチ回収で息は上がり、マルチを5m外す度にひと息入れると言うタフな作業になりました。
それでも2時間かけて二畝のマルチを回収し、クールダウンで早めの打ち止めになりました。


 午後は秋作のほ場の粗耕し、2時頃から出畑しましたが、風は無く、トラクターのボンネットの照返しはきつく、しかも干ばつ状態で土壌はカチンカチン、トラクターのロータリーが跳ね上がっていました。週間予報を見ても降雨は期待できず、なかば強引に2ヶ所の粗耕しを終わらせました。
久しぶりにどっと疲れました。

 昨夜、かみさんからメールがあって、家屋の塗装が粗方終わり、足場の解体が始まったとのことでした。色合いも白とコーヒブラウンからレモンとモスグリーンに変わり、可愛いイメージとか・・・色を変えても価格は一緒でしたので、遊び心でかみさんに色合いを提案したところです。

 リホームで足場を組むついでに、テレビのアンテナの交換を検討していて、足場が完成すると職人さんの許可を得て、11m、4段の足場に登りました。人間の視覚では一番怖い高さ、グラグラする足場で心臓はバクつき、それでも敷設から30年が経過したアンテナを観、腐食したパーツの落下や地デジ放送で不要となったVHFアンテナの撤去など、交換の好機だなと思いました。
  

 早速、ホームセンターや大型家電店に出掛けてアンテナや交換に必要な部品を見積もり、職人の作業にじゃまにならないように5時起きで交換を決行しました。交換に必要な資材代は6千円、業者に交換を依頼すると工賃が2万円と聞いて、勇を奮っての交換作業になりました。

 アンテナを固定するマストのネジが錆びで固着し、アンテナ線を先に切断したことを後悔しました。アンテナ線を切断したことで背水の陣になり、錆びたネジにCRCをじわりと効かせて1時間かけてネジを緩めました。ネジが回った時は、高所だと言うことを一瞬忘れました。

 高所でマストからアンテナの抜取る時も、グラッとアンテナが傾かないように慎重に慎重を重ねての作業でした。落としたら、隣りの家に相当の迷惑になりますからね。
早朝の異変に気付いたかみさんが起きてきて、後は共同作業でアンテナ交換は無事終わりました。アンテナの方向はかみさんにTVを観てもらい、携帯とのやりとりで落着しました。

 高所に登り、老いを感じた瞬間で、もう二度と登ることはないなと思いました。

夏野菜ほ場の片付け

2016年07月22日 | 晴耕雨読
 本日の予定作業は夏野菜の片付け、午前は刈払機で冬瓜とほ場周辺をなぎ倒し、終わればかん水設備の回収を行いました。午後は猛烈な陽射しを避けて3時頃からのスタート、3畝のソルゴーの刈込みとほ場外への搬出、予定作業が早めに終わりましたので、お試しでマルチの回収に取掛りました。
土壌は好天でカチンカチンに固まり、タフな作業となり、一畝で本日の打ち止めになりました。
  

 さてと、北帰行の話題三話になりますが、農業でアールやヘクタール単位の面積を相手にしていますと、坪単位の自宅周辺の作業は1日で終わり、翌日は娘夫婦宅の作業までしてしまいました。
家周りが落ち着くと、市内の道の駅や近郊の農業地帯を散策し、道の駅はリニュアールして観光客で賑わっていました。遡上するサケを捕獲するインディアン水車は連休から取付けられ、隣接する水族館は川底を側面から観れるように出来ていて、来月末から遡上するサケの産卵を目の当たりに観れるようです。
  

 自宅から車で2、3分も走れば、広大な農業地帯があり、水田、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、ビート、とりわけ、この時期は葉野菜とハウスのトマトが収穫期のようでした。メロンやスイカも最盛期で、飲み会で金を受取らない神奈川の同窓にメロンを送りました。メロンやスイカの安さは圧巻で、奄美の果樹農家も観て欲しいなと思いました。
  


 明日の午前で夏野菜のほ場の片付けは終わり、午後はトラクター作業に取掛ろうと思っています。
それではまた明日!