奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

秋作の粗耕し

2016年07月23日 | 晴耕雨読
 今日はバテました。
刈払機による草刈と違って、クワを持つと筋肉労働になり、ひと畝のマルチ回収で息は上がり、マルチを5m外す度にひと息入れると言うタフな作業になりました。
それでも2時間かけて二畝のマルチを回収し、クールダウンで早めの打ち止めになりました。


 午後は秋作のほ場の粗耕し、2時頃から出畑しましたが、風は無く、トラクターのボンネットの照返しはきつく、しかも干ばつ状態で土壌はカチンカチン、トラクターのロータリーが跳ね上がっていました。週間予報を見ても降雨は期待できず、なかば強引に2ヶ所の粗耕しを終わらせました。
久しぶりにどっと疲れました。

 昨夜、かみさんからメールがあって、家屋の塗装が粗方終わり、足場の解体が始まったとのことでした。色合いも白とコーヒブラウンからレモンとモスグリーンに変わり、可愛いイメージとか・・・色を変えても価格は一緒でしたので、遊び心でかみさんに色合いを提案したところです。

 リホームで足場を組むついでに、テレビのアンテナの交換を検討していて、足場が完成すると職人さんの許可を得て、11m、4段の足場に登りました。人間の視覚では一番怖い高さ、グラグラする足場で心臓はバクつき、それでも敷設から30年が経過したアンテナを観、腐食したパーツの落下や地デジ放送で不要となったVHFアンテナの撤去など、交換の好機だなと思いました。
  

 早速、ホームセンターや大型家電店に出掛けてアンテナや交換に必要な部品を見積もり、職人の作業にじゃまにならないように5時起きで交換を決行しました。交換に必要な資材代は6千円、業者に交換を依頼すると工賃が2万円と聞いて、勇を奮っての交換作業になりました。

 アンテナを固定するマストのネジが錆びで固着し、アンテナ線を先に切断したことを後悔しました。アンテナ線を切断したことで背水の陣になり、錆びたネジにCRCをじわりと効かせて1時間かけてネジを緩めました。ネジが回った時は、高所だと言うことを一瞬忘れました。

 高所でマストからアンテナの抜取る時も、グラッとアンテナが傾かないように慎重に慎重を重ねての作業でした。落としたら、隣りの家に相当の迷惑になりますからね。
早朝の異変に気付いたかみさんが起きてきて、後は共同作業でアンテナ交換は無事終わりました。アンテナの方向はかみさんにTVを観てもらい、携帯とのやりとりで落着しました。

 高所に登り、老いを感じた瞬間で、もう二度と登ることはないなと思いました。