皆様こんにちは。
もう15日、昔なら成人式の日ですね。
ブログ、すっかりご無沙汰してしまいました。
お出かけもしていたのですが、着物を着る事、着物を虫干しする事、着物の整理、和裁、に夢中。
なかなかできない着物漬けの日々を楽しんでいました。時々家事も着物でやりましたよ。
年が明けて7日間は着ています。 もっと着たかったわ
なぜか写真を撮り忘れていたので少しだけ紹介。
ピンク小紋は娘とお出かけの時に。
紫は新春浅草歌舞伎に。着物も帯も祖母のもの。
久しぶりに粋な着物です。帯揚げの色、薄紫にすればよかった!!
こうやって写真に撮ると、いろいろ反省点が出てきます。
ブルーは少し前、去年の写真です。花模様の帯はブログの友人から頂いた振袖生地をはぎ合わせて作りました。
とても美しい帯になりました。帯留めはスワロフスキーのてんとう虫のブローチ。
着物は色合わせを考えるだけで、頭の体操になりそう。
着る時は手もいろいろ動かして運動になるので、着物を着ている限りボケない・・・・と信じてます。
1月4日は、友人と新春浅草歌舞伎昼の部へ。
彼女とは毎年お正月に浅草歌舞伎に行くことにしています。
新春の華やぐ浅草の雰囲気の中で見る歌舞伎は格別です。
写真のみ・・・内容はまた次回。
浅草寺本堂前、外人は少ないけれど、お正月らしい雰囲気。
1月8日、娘と六本木ヒルズで待ち合わせ、なかなか行けなかった展覧会に行きました。
この蜘蛛の彫刻前で待ち合わせ。ビル風がひどく寒い事!!
「メタボリズムの未来都市展」・・・・・戦後日本、今蘇る復興の夢とビジョン 森美術館
1960年代に未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。
丹下健三に強い影響を受けた黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に
展開されたその建築運動の名称は「メタボリズム」 (生物学用語で新陳代謝の意)・・・・
環境に素早く適応する生き物のように次々増殖していく建築や都市のイメージ(パンフレットより)
こう書くと硬いイメージですが、実に内容の濃い展覧会で、映像や模型、写真を多用、
力強い建築運動にぐいぐい引き込まれました。会場に一日いても飽きないぐらいです。
日本の建築、都市デザインの基礎となった丹下健三の戦災復興計画「広島ピースセンター」から多くの影響を受け、
これからの時代の都市モデルとして、空中都市、海上都市を計画して行きます。
それが計画だけにとどまらなかったのがメタボリズムのすごい所!!
丹下健三や、槇文彦は都市スケールでの計画を海外で実行していきます。
そして日本各地に、この思想をもとに、いろいろな建築が建てられました。
東京カテドラル聖マリア大聖堂、代々木体育館などなど。一つ一つが挑戦です。
機械化が進んでいない時代のため、カテドラル教会などは垂直の壁に何人もの人が命綱をつけて張り付き、
壁を作っていきます。
まるで、ミッションインポッシブルのトム・クルーズが沢山壁に張り付いているような当時の映像
つくづく、この時代の建築家達の不可能に挑戦する意欲、
そして、建築家の計画を実行するため体を張って作っている人たちの意識の高さに感動しました。
約50年も前に、日本が世界に発信する建築運動があった事が誇らしくなり、
建築に多くの夢を託した人たちがいた事にワクワクした展覧会でした。
そうそう、南極大陸第一次観測隊が建てた昭和基地の建物はプレハブ建築の元祖だそうです。
戦後、日本の建築学会が総力を結集して計画した建物でした。
建築は素人の8人の隊員たちが10時間で一棟組み立てることが出来、
風雪に耐えるようにジョイントや、取手など、様々な工夫が詰まっています。
この建物は南極で20年以上使用されたそうです。
そういえば南極大陸のドラマでも本でも、建物に対する不満は出てこなかったわ。
戦後すぐなのに、すごい技術力!!
今に続く日本の底力を感じました。
すっかり夢中になり、おなかがすいて、
六本木ヒルズのお魚の店で、鮭のせいろう蒸しを食べました。
ご飯がフカフカで、いくらと鮭がたっぷり!美味しかった~~~
下は黒川紀章の銀座の中銀カプセルタワービルのカプセルの実物 (1972年竣工、タワーは建て替え決定済)
と内部写真です。(娘と二人、窓に張り付いて何度も見てしまいました。
こんな実物、もう見る機会はないでしょうね。
テレビ、オーディオなども組み込まれ、当時としては先進的な内部です。
☆ 追加画像(wikipediaより)
これが中銀カプセルタワービル。
上の写真の箱が幾層も積み重なり、集合住宅として使われています。
竣工から40年、今の日本では耐震性に問題ありという事で、
古いビルは壊されてしまう運命ですが、壊すには惜しいビルです。
その後は東京タワーへ・・・・・私は30数年ぶり。
娘は連れてきてもらったことがないというけれど、
3歳ぐらいの時に確かに連れてきたわよ・・・・でも覚えているはずないよね~
だんだん夕やみ迫り・・・・
月が・・・・
2012年のイルミネーション。
タワーの下には、南極大陸の犬たちの記念碑がありました。
タロ、ジロと倒れた犬たち。昨年のドラマの再現のような記念碑です。
夜の東京タワーはステキ!!
深く着物を愛されている事がよくわかります
振袖の生地から帯ですか、ご自分和裁もなさるからこその帯ですね。
スカイツリーの公開も間近になり目はそちらに行きがちですが
東京タワーだってまだまだ負けてはいられないということでしょうか
お正月、母に見せに行ったのですが
二重太鼓に四苦八苦しました。
腰が悪いのでねじれない・・・・。
母の所でお直しをしてしまいました(笑)
その挙句が「太って見える」そうです。
なかなかチャンスが無くって着物でのお出かけが敵いませんが、今年はもう少し頑張りたいと思っています。また参考にさせていただきます。
私も子供でいながら、あのハーモニカの形をしたユニークな平和記念館を設計した人ということで、
子供の頃からよ~く知っていました。
日本の建築技術は50年前から世界に発信されていたのですね。
このエネルギーと力を是非東日本大震災の復興に発揮して欲しいですね。
夜の東京タワー、とても綺麗ですね。
私ももう数十年東京タワーに登っていません。
スカイツリーもいいけれど、東京タワーはどこかノスタルジックで今でも好きです。
布地の美しさ、豪華さに惹かれます。
表地も裏地も絹なんて、洋服では考えられませんよね。
首に残った手術あとのケロイドも、
着物を着るために数十針縫って取り除きました。
形成外科の先生に、まだ手術するの?!とあきれられました~
東京タワー、まだまだ頑張っています。
上の展望台に行くには下の展望台で一時間待たなければいけないほどでした。
東京タワーから見るスカイツリーなんて景色も
いいですね。
お母様に見せに行かれたのでしたね。
きっと内心は喜ばれていたことでしょう。
ホントに着物は習うより慣れろです。
私は最初の頃、自己流で着て外出したら、
腰ひもが緩んでしまい、手で押さえながら歩いてました。
お尻の辺をかぎ裂きしたり、母の古い草履をはいたら壊れたりと、沢山恥をかきました。
私は時間がない時、作り帯をすることもあるのですが、
makoさん、腰が痛い時はおススメよ。
それは初耳、それほどに素晴しい建築ですよね。
平和記念館と、記念碑と、原爆ドームが一直線で結ばれ、
記念碑で祈るとアーチの向こうに原爆ドームが見える・・・・・
広島で、実物を見たときは感動で泣きそうになりました。
人の心をつかみ、敬虔な気持ちにさせる場所です。
丹下健三の奥深い思想に触れた思いでした。
東京タワー、いいですよ~~♪
気分が高揚します。
割烹着で三ヶ日過ごしましたねぇ♪
振り袖が帯になると、こうまでセンスよくなるのね、流石です!
街歩きも、銀河さんの独壇場ですね。
やはり関心の向く先が貴女らしいと思いました。
建築物は大雑把にしか見ないので、貴女にガイドして欲しいわ(^.^)
カプセルタワーって、どんな物なのかしら?
いつぞや、ビエンナーレとトルエンナーレ美術を見たんだけど。
さっぱり分からんかった!
今ね、週に一度駒沢大学駅からレッスンへ通ってるのです。
結構しんどい、帰りに溝ノ口のチビッ子の家に寄るから尚更ね(笑)
カプセルタワーの写真追加しました。
斬新でしょ?
都会で働く人の拠点というコンセプトの賃貸住宅?
空き部屋が出るとすぐに埋まる人気物件だったようです。
現代美術は解説がないとわからない事が多いですね。
以前直島の美術館で、学芸員の解説を聞いたら、
スッキリとして作品に向かうことが出来ました。
解説のない場合は、身を浸して
不思議感覚を味わうしかないですね。
レッスン??何を始められたのでしょうか?
興味あります♪
ちびっこさん達もばあばが来るので楽しみですね。
振袖の生地が帯に変わるのですね。
私、帯って厚地の生地でないと駄目なのかと思ってました。
銀河さんだから、建築物の説明が出来るのですね。
私などさっぱり分からず、只ボケットと見てる
だけだけれど、説明聞いてそんなに凄い建築物なんだと分かる程度です。
東京タワー、私も2度しか上ってません。
上の展望台に行くのに1時間待ちとは、スカイタワーが出来ても、両方共に横綱格ですね。
私は暖簾や風呂敷などを見ても、帯にできるかなぁと考えてしまいます。
着物病ですね。
私は子供の頃から空間が好きで、
好きな家の間取りなどは頭の中で反復していました。
今は趣味で建物好きなだけですが、
着物と同様、この趣味も楽しいです。
何しろ全国にいろいろ建物があるのですから、
旅行の楽しみも倍増です。
東京タワー、私もそうですが、
皆さんあまり登らないですよね。
東京生まれの東京育ちの友人は一度も登ったことがないそうです。
意外と素晴らしい景色が展開して楽しいですよ。