気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

ブログオフ会・若者の街で新年会

2012-01-28 23:11:05 | その他

 23日の月曜日、雪が舞い、家にいるのに寒気が・・・・・

生姜をすりおろし、ネギをみじん切りにしてお味噌を少しいれ、お湯を注いだものを飲み、

更に寝る前には、風邪薬。温かくし、万全の態勢で寝ました。

だって、24日はブログの新年会ですもの。 風邪なんてひいてられないわ。

 

翌朝

家の前。

こんな日は着物の方が足元が温かいのです。厚いショールを巻き、雨用の草履をはいて出発。

原宿、ロカンダF・Qで、ブログの仲間と新年会です。

参加者は だんだんさん、ラッシーママさん、夢路さん、naoママさん、bonjiさん、私の6人。

2か月前に予定を聞き、なんとこの日しか皆さんの予定が合いませんでした。

皆さん本当にお忙しい方ばかり。

 

このお店、見るからにおしゃれでしょ?

表通りからキャットストリートに入った所にあります。

十数年前に見つけ、仕事仲間や友人たちと夜食事会をしたり、今は久しぶりに会う友人とランチしたりと、

私の大のお気に入りのお店です。

立地、雰囲気、味、接客、価格、と申し分なし。安くておいしくて、感じがいいのです。

私達中年の女性でもLadyとして扱ってくれるので、優雅な気分になります。

 

前菜、ゴルゴンゾーラのチーズ(ブルーチーズの一種)が最高に美味しい~~

イタリアのハムと茸と…個々の野菜はこだわりの農場から取り寄せています。

スパークリングワインを飲みながら、食べながら、この辺から、おしゃべりにも拍車がかかって・・・

この後写真に撮り忘れましたが、菜の花のパスタもおいしくいただきました。

 

お魚はイシモチの香草焼き、ラタトィユ添え   右の黒丸大根、珍しがったら、お店の人が実物を見せてくれました。

真っ黒なカブみたい。

お魚がパリッと焼きあがっておいしかったけど、帯を締めすぎたのか、全部食べられず、残念でした。

  

このほかに私以外の方は肉料理も(鴨)食べました。

デザートはアイスクリームとティラミス。コーヒー。

 

さて、ブログをご覧の皆さま、このお店量が多い?と思われたのでは?

フフッ・・・・・実はこれは裏メニュー?

ここのフルコースは肉か魚のどちらかなのです。

ブログの皆さんが美味しいものに目がない健啖家であるのは周知の事実。

ここのお野菜や、肉魚はこだわりがあっておいしいので、

予約する時に、普通のコースに何か一品加えてと頼んだら、肉魚両方にすることもできると

教えてくれました。もちろん両方で頼みましたよ

でも 「パスタもあるので、量が多いですよ。大丈夫ですか?」と心配そうに念を押されました。

結局、当日決めることにしましたが、なんと、私以外の5人皆さんが肉魚両方注文しました。

正解です!!両方美味しいはず。でも皆さんスゴイ。よく食べるから、よくしゃべり、行動的なのね。

皆さんのエネルギーの源を見た気がしました。

話は弾み、あちこちに飛び、3時間はあっという間に過ぎました。

皆さん言うけれど、何を話したかよくわからない・・・・ただただ、楽しい時間が過ぎ・・・・・

 

2次会はチョコレートと、ケーキのお店へ直行。

ここも、美味しくて手軽なので表参道に来ると必ずお茶するお店です。

皆さんおなかがぎゅうぎゅうなのでは?と心配したけれど

皆さん 「別腹、別腹」 とケーキを注文されていました。

ここでの話題はもっぱら 「老いる」 という事。

真剣な話題なのに、気楽にこんな内容を口にできる仲間がいるというのは

心強い事です。

 

この写真、通りすがりの若者に撮ってもらいました。

声かけても知らん顔されそうな今どきの若者に、大胆にも写真を頼むラッシーママさん。

結局3人が次々立ち止まり、写真を撮ってくれました。若者は意外と親切でした

 

お天気が良ければ明治神宮や東郷神社、また楽しいお店や、路地も寄ろうかしらと思っていましたが、

寒かったし、おしゃべりだけで充分でしたね。

また皆さんとお会いする時はどんなお話が出てくるのでしょう。

この年齢になって、新しい同世代のお友達ができた幸せをかみしめています。

 

ラッシーママさん、坂の上の雲8巻、持ってきていただいて有難う。重かったでしょ。

bonjiさん、去年は大変でしたね。一年ぶりにお会いできてよかったです。

夢路さん、原宿駅でいきなり 「あっ、あんな所に石井スポーツが」と叫んでましたね。

さすが、山のぼりが体に染みついてます。

私はあんなところにスポーツ用品店があるなんて、今まで気が付かなかったわ。

naoママさん、夢路さんとbonjiさんは初めてだったのですね。でもすぐに意気投合されてましたね。

 そしてだんだんさん!

だんだんさんに頂いたこの着物、ようやくご披露出来て、嬉しかったわ。

街歩きに興味を持って下さって有難う。

大人の東京見物もやりたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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一月は歌舞伎三昧

2012-01-23 18:18:25 | 芝居

 今年は1月に4本のお芝居を見ることになってしまった。

1月の4本は5年前、耳下腺ガンの手術を待つ落ち着かない日々に、

仕事の合間を縫って見に行った数とタイ記録だ。

ひと月に見る数の多さに挑戦しているわけではないけれど、

毎年新春浅草歌舞伎を一緒に見に行く友人のほかに、

もう一人「毎年浅草歌舞伎を一緒に見たいわ~」という友人が現れ、

俄然一月が忙しくなってしまった!!

 

1月4日 「新春浅草歌舞伎 ・昼の部」 浅草公会堂にて

        出演・亀治郎、愛之助、亀鶴、壱太郎、春猿、男女蔵ほか

 

   演目  「南総里見八犬伝」

         「廓文章」

 

昼の部は中学時代の友人と楽しむ。

二人とももちろん着物です。

事前に「里見八犬伝」は私の好きな物語と友人にメールしたら、

友人は子供の頃から愛読書だったと返事してきた。

時代ですね~。今の子供たちに八犬伝と言っても何だかわからないでしょうね。

市川猿之助のスーパー歌舞伎で里見八犬伝は見ており、

今回は宙吊りなどの派手な演出はもちろんなく、数場面の抜粋であった。

でもさすがに最後の場8人の犬士が揃う場面は若々しく力強く、

御正月らしく華やかで、舞台と一体となって賑わいを楽しんだ。

 

「廓文章」 は放蕩により勘当された伊左衛門が、身をやつした姿で遊女夕霧に会いに来る。

主人公は夕霧に嫉妬したり、心変わりを疑ったりと、くどくどと女をかき口説くが、

女々しい男がうじうじしている様にしか見えなかった。

これは愛之助の力量不足。うじうじしていても、かわいらしさや、優しさや、愛嬌や

夕霧への一途な思いを表現できる役者でないとつまらない芝居に見えてしまう。

 

浅草公会堂前の絵看板

 

公会堂内部。 

 

 

 

1月11日 「寿初春大歌舞伎」 平成中村座 

      浅草駅から川沿いの道を歩くと、「江戸時代の芝居小屋」を意識した仮設劇場が見えてくる。

 ここは、入り口で履物を脱ぐという、今の普通の劇場とは全く違う空間。

椅子も小さく、劇場も狭いけれど、狭い分とても温かみがある。

 

    

 

(本公演のちらし)

実はこれは若手育成のための試演会。

公演1週間前にチケットを売り出した。

私は偶然、売り出し前日にこの催しがあるのに気が付き、申し込んだ。

出し物は第一部「寿曽我対面」 (ことぶきそがのたいめん)

衣装なし、化粧なしの素で、全員黒紋付き袴で演じる。

これが何とも素晴らしく美しかった。

舞台装置は夜の公演で使用したものそのままで、派手な舞台装置の前に

キリリと紋付き姿の役者さんが勢ぞろいする。

金銀極彩色の装置の前に並ぶ黒紋付きは、日本の伝統美を感じさせ、ドキドキする。

さすがに女形と見えを切る場面では衣装と化粧の力を感じたが、

これはこれで、足さばきや手の動きが良く見えて、いいものであった。

また、観客が温かく、新人を見守る空気がとてもよかった。

役者への励ましの掛け声が次々かかって、気持ちよかった。

第2部は演じた役者さんの感想と、勘三郎、七之助、橋之介、獅童などの座談会。

指導した弥十郎が感極まって泣いてしまったり、出演の若手があまりの嬉しさに

泣きじゃくってしまったり、歌舞伎にかける若手の情熱を思い知らされた。

試演会で大役を演じるって、想像以上にすごい事なのですね。

 

 

 

 

浅草の街中からのスカイツリー

 

1月17日 「新春浅草歌舞伎・夜の部」 

     通し狂言「敵討天下茶屋むら」

     伊織と源次郎兄弟は父の仇をさがす旅を続けている。

     で、主人公は仇を探す兄弟か、仇、どちらかと思いきや、

     なんと悪の権化と化した伊織、源次郎兄弟の下男(亀治郎)の所業にスポットライトが当たる。

     本当に悪いやつで、実の兄や主人を殺し、なけなしの金を奪って逃げる。

     悪さと残忍さと、そして滑稽な場面が沢山ある。 

     最後は亀治郎が舞台狭しと駆け巡り、馬は暴走、舞台を飛び出し、客席を逃げ回る。

     観客の盛り上がった事!!!

         お正月らしい派手な演目でした。

     昼より、夜の部の方が面白かったわ。

     

     

 

   

グリーンは1月17日の歌舞伎見物に。

赤い帯の方は22日、伝統文化を学ぶ会に着て行った。

(伝統文化と言っても、いまの社会情勢やら、沖縄、アイヌの歴史やら、

手当たり次第の講義内容です)

この紬、地味だけど、無茶苦茶温かくて、真冬用。

寒い地方の紬なのでしょう。

最初はゴワゴワだったけれど、着ているうちに柔らかくなってきた。

 

 

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 新春・東京散策

2012-01-15 00:21:23 | 散策

 皆様こんにちは。

もう15日、昔なら成人式の日ですね。

ブログ、すっかりご無沙汰してしまいました。

お出かけもしていたのですが、着物を着る事、着物を虫干しする事、着物の整理、和裁、に夢中。

なかなかできない着物漬けの日々を楽しんでいました。時々家事も着物でやりましたよ

年が明けて7日間は着ています。 もっと着たかったわ

なぜか写真を撮り忘れていたので少しだけ紹介。

  

ピンク小紋は娘とお出かけの時に。

紫は新春浅草歌舞伎に。着物も帯も祖母のもの。

久しぶりに粋な着物です。帯揚げの色、薄紫にすればよかった!!

こうやって写真に撮ると、いろいろ反省点が出てきます。

ブルーは少し前、去年の写真です。花模様の帯はブログの友人から頂いた振袖生地をはぎ合わせて作りました。

とても美しい帯になりました。帯留めはスワロフスキーのてんとう虫のブローチ。

着物は色合わせを考えるだけで、頭の体操になりそう。

着る時は手もいろいろ動かして運動になるので、着物を着ている限りボケない・・・・と信じてます。

 

1月4日は、友人と新春浅草歌舞伎昼の部へ。

彼女とは毎年お正月に浅草歌舞伎に行くことにしています。

新春の華やぐ浅草の雰囲気の中で見る歌舞伎は格別です。

写真のみ・・・内容はまた次回。

浅草寺本堂前、外人は少ないけれど、お正月らしい雰囲気

 

1月8日、娘と六本木ヒルズで待ち合わせ、なかなか行けなかった展覧会に行きました。

この蜘蛛の彫刻前で待ち合わせ。ビル風がひどく寒い事!!

 

「メタボリズムの未来都市展」・・・・・戦後日本、今蘇る復興の夢とビジョン 森美術館

   1960年代に未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。

   丹下健三に強い影響を受けた黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に

   展開されたその建築運動の名称は「メタボリズム」 (生物学用語で新陳代謝の意)・・・・

   環境に素早く適応する生き物のように次々増殖していく建築や都市のイメージ(パンフレットより)

 

こう書くと硬いイメージですが、実に内容の濃い展覧会で、映像や模型、写真を多用、

力強い建築運動にぐいぐい引き込まれました。会場に一日いても飽きないぐらいです

日本の建築、都市デザインの基礎となった丹下健三の戦災復興計画「広島ピースセンター」から多くの影響を受け、

これからの時代の都市モデルとして、空中都市、海上都市を計画して行きます。

それが計画だけにとどまらなかったのがメタボリズムのすごい所!!

丹下健三や、槇文彦は都市スケールでの計画を海外で実行していきます。

そして日本各地に、この思想をもとに、いろいろな建築が建てられました。

東京カテドラル聖マリア大聖堂、代々木体育館などなど。一つ一つが挑戦です。

機械化が進んでいない時代のため、カテドラル教会などは垂直の壁に何人もの人が命綱をつけて張り付き、

壁を作っていきます。

まるで、ミッションインポッシブルのトム・クルーズが沢山壁に張り付いているような当時の映像

つくづく、この時代の建築家達の不可能に挑戦する意欲、

そして、建築家の計画を実行するため体を張って作っている人たちの意識の高さに感動しました。

約50年も前に、日本が世界に発信する建築運動があった事が誇らしくなり、

建築に多くの夢を託した人たちがいた事にワクワクした展覧会でした。

 

そうそう、南極大陸第一次観測隊が建てた昭和基地の建物はプレハブ建築の元祖だそうです。

戦後、日本の建築学会が総力を結集して計画した建物でした。

建築は素人の8人の隊員たちが10時間で一棟組み立てることが出来、

風雪に耐えるようにジョイントや、取手など、様々な工夫が詰まっています。

この建物は南極で20年以上使用されたそうです。

そういえば南極大陸のドラマでも本でも、建物に対する不満は出てこなかったわ。

戦後すぐなのに、すごい技術力!!

今に続く日本の底力を感じました

   

 

すっかり夢中になり、おなかがすいて、

六本木ヒルズのお魚の店で、鮭のせいろう蒸しを食べました。

ご飯がフカフカで、いくらと鮭がたっぷり!美味しかった~~~

 

下は黒川紀章の銀座の中銀カプセルタワービルのカプセルの実物 (1972年竣工、タワーは建て替え決定済)

と内部写真です。(娘と二人、窓に張り付いて何度も見てしまいました。

こんな実物、もう見る機会はないでしょうね。

 

 テレビ、オーディオなども組み込まれ、当時としては先進的な内部です。

 

☆ 追加画像(wikipediaより)

 

 

これが中銀カプセルタワービル。

上の写真の箱が幾層も積み重なり、集合住宅として使われています。

竣工から40年、今の日本では耐震性に問題ありという事で、

古いビルは壊されてしまう運命ですが、壊すには惜しいビルです。

 

 

その後は東京タワーへ・・・・・私は30数年ぶり。

娘は連れてきてもらったことがないというけれど、

3歳ぐらいの時に確かに連れてきたわよ・・・・でも覚えているはずないよね~

だんだん夕やみ迫り・・・・

月が・・・・

2012年のイルミネーション。

 

タワーの下には、南極大陸の犬たちの記念碑がありました。

タロ、ジロと倒れた犬たち。昨年のドラマの再現のような記念碑です。

夜の東京タワーはステキ!!

 

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謹賀新年!!

2012-01-03 12:59:23 | その他

 

  

       明けまして おめでとうございます

                    今年は希望ある 良い年になりますように 

                                        (赤坂日枝神社鳥居前の寒桜)

 

              

                今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

穏やかなお正月です。

1日は子供たちと、母も施設から来て、5人でお祝いの膳を囲み、

2日は日枝神社に娘と初参り。

例年のごとく、巫女さんに破魔矢を奉納し、お祓いをしてもらい、1年が始まりました。

            

            銀座三越の松飾。

            銀座は例年以上に混んでいて、パンやお菓子を買って早々に引き揚げました。

            食品しか買わないのですが、賑やかな初売り風景は大好き

 

      

今年の料理です 

31日午前中に、ぎっくり腰になり、体を30度に傾けつつ、ひたすら切る、煮る、揚げる、和えるでした。

煮物は、かつおだし、昆布だし、鳥肉味、甘い、砂糖無しと、6種類の味付けで頑張り、

千枚漬けはひたすら切りました。

さすがに、出来上がった時には盛り付ける余力がなく、

ただ詰める、皿に載せるだけとなってしまいました。

一時は料理ができないと観念しましたが、盛り付けは別として、これだけ出来てとても満足

 

でも・・・・・・・・

そう・・・・ご想像通り作り過ぎ・・・・三日現在まだ食べ続けています。

 

今年は新年から歌舞伎漬けです。

今年はハイキングや自転車など、体を動かすことも増やしたいと思っています。

そして4月には福島の温泉でいとこ会を企画しています。(父が福島出身)

親戚には被害がほとんどなかったのですが、福島に皆で行く事も良い事なのでは?

と呼びかけたら、なんと26人も集まってしまいました (お会いした事ない方もいます)

何としても成功させなくっちゃね 

 

今年も、このつたないブログをよろしくお願いいたします。

 

 

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