気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

平成最後の日 & インドネシアツァー旅行・その1 ジョグジャカルタ

2019-04-30 22:34:41 | 海外旅行

 今日は平成最後の日です。

 

 数日前からテレビは毎年恒例の「ゆく年 くる年」状態。

ついに今日は「ゆく時代 くる時代」と題した番組もあり、

チラ見しながらブログを書いていますが、あんな事こんな事、あったなぁと感慨深い。

時には胸締め付けられる報道あり、一体となって喜びの歓声を挙げる瞬間あり、いろいろでした。

 

 個人的には、意思をもって行動したのが私の平成です。

転職し、好きな仕事を追求し、リストラに遭い、個人事業主としてあがき、ようやく軌道に乗ったら、病気。

悔しくも他の道を見つけざるを得ない状態となり、普通に見えるための手術を繰り返したのがこの13年間。

そして3人の介護と身近での看取り。

それでも家族が平和でいられたことは得難い事と思っています。

ブログや趣味で新しい友人も出来ました。

最も充実し、思い出深い平成が終わります。

令和の時代は私と夫の老後と重なるでしょう。

無事に過ごせますように

 

そうそう、娘の会社では10連休前の帰宅で、「良いお年を」・・・の言葉が飛び交ったそうです。

なるほど

 

 

 インドネシア旅行 1日目 ジョグジャカルタへ 

 友人と7時前の空港バスに乗り、11時45分羽田出発。

ジャカルタまで約7時間半、その後飛行機を乗り継ぎ古都ジョグジャカルタへ(所要時間1時間半)

夕食後ホテル着23時(日本時間24時)

 

 友人は17年ぶりの海外、そしてまだ仕事をしているので、近い国、短期間、そして行き先お任せのツァーを選んだ。

私もインドネシアは初めて行く。

タイトルは「インドネシア2つの世界遺産とリゾートバリ島5日間」

何だかゆったりした旅を想像しますね。 ところがところが・・・・ハードでした。

5日の内前後の2日は飛行機だし、移動も多いし。

いつも海外はフリーで行くため団体旅行に馴染めるか?と思っていたのですが、

旅慣れた方が多く、皆フレンドリーで思いのほか楽しかった。

 

 この日、一番の冒険はジャカルタで国内交通に乗り換える時だった。

現地で案内人がつくので、ジョグジャカルタまでは自力で行く。

旅行会社から、国際線を降りた階から一つ上の階に行けばすぐ国内線と説明されていたが、

迷いに迷い、ゲートにたどり着くまで何と6回も人に聞いてしまった。歩いた歩数はこの空港だけで7000歩。

こんな大変な乗り換え初めて

ジャカルタ空港、わかりにくい。

                        

ジョグジャカルタで食べた最初のインドネシア料理・ナシゴレン(辛みのある炒飯、真ん中のケーキ状のもの)

 

 

 

 2日目 ジョグジャカルタ

 このツァーを選んだ理由はジョグジャカルタがどんな所か見たかったため。

インドネシアの古都であり、仏教、ヒンズー教、イスラム教、の王国が栄えていた。

(現在インドネシアは90パーセントがイスラム教だそうだ)

昔若い知り合いがここでバティック作りを習った。

(インドネシアのろうけつ染め。昔日本ではジャワ更紗と呼ばれていた。

 ジョグジャカルタのバティックは王宮文化にちなんだ伝統的模様が特徴。)

そして、1000年も埋もれていたボロブゥドールの遺跡を見てみたい。

 

ホテルは、シェラトン・ジョグジャカルタ。 豪華です。

食堂から見えるプール。朝から泳いでいる人たちがいる。

 

朝食のバイキング

 

ホテル内を散策。 部屋のテラスから見える庭。

ゆっくりと滞在したいホテルだけれど、残念ながら1日だけの滞在。

 

バスで 世界遺産ボロブドゥール遺跡へ

 世界3大仏教遺跡の一つであり、精緻な壁画が回廊を取り囲んでいる。

8~9世紀にかけ50年の歳月をかけて建造されたが、なぜか1000年もの間火山灰に埋もれていた。

高さ34.5m正方形の1辺が123mに及ぶ世界一の大きさの仏教遺跡だそうだ。

 

遺跡の周囲にある商店街。お土産物をもって追いかけてくる。危ない危ない。

彼らも生活があるのよねと 帰りに一つ買ってしまったら、カモと見られ次々追いかけてくる。

友人が怒って追い払ってくれた。感謝。

 

遺跡正面入り口。

 

写真ではわかりにくいが、このような回廊が4段、基壇の上に載っている。

回廊にびっしりと埋め尽くす彫刻は、大乗仏教の教えを説くもの。

ブッダの生涯などが、精密に彫刻され、1460の仏教彫刻のパネルがはめ込まれているそうだ。

カンボジアのアンコールワットの彫刻より深く精密に彫られている。

第4回廊の上に行くと、ストゥーパと呼ばれる釣り鐘型の遺跡がある。

72個もあるそうで、ひし形や正方形の窓から覗くと仏像が見える。

けれど、殆どが体のみで首のない仏像ばかりだ。

真ん中の窓のない大きなストゥーパは無限を表すと言う。

景色が良くて気持ちよい風が吹く。

裏から見た全体像。正方形の基盤がわかりますね。

1814年、イギリスから知事として赴任したトーマス・ラッフルズにより発見されたが、

遺跡を覆う樹木などで発掘作業は困難を極めたそうだ。

 

  

公園では像乗り体験(1回300円ぐらい。安い!)、若者の踊りなどのサービスがあった。

 

バティック工場へ

蝋引き実演。 後ろにある作業途中の布は完成まで2、3か月かかるそうだ。

もちろんそんな本物は髙いので買わず、1700円ほどのプリントのバティックを買った。

ここの店員さんに頼み、良いバティックも沢山見せてもらい、楽しい勉強となった。

(昔お付き合いで友人から高価なバティックを買ったことがあり、いまだに使えずにいます)

 

プランバナン遺跡

                 

ここはまだまだ発掘中の9世紀のヒンズー教の寺院。

この塔の様な寺院群が無数に建ち、その一つ一つの中にいろいろな神が祀られている。

暑くて、階段の上り下りに疲れ、あまりよく説明を聞いていなかったが、

まだまだ発掘途中であり、全体が現れるとボロブドゥール遺跡より巨大なものが現れるそうだ。

 

それぞれの塔(神殿)の中にはシヴァ神、シヴァの息子のガネーシャ(像の頭の神)シヴァの妻などが祀られている。

 

 

塔の中の一つにあったシヴァ神の乗り物の牡牛。

日本の菅原道真を祀る天神様にいる牛と同様、なでるとご利益があるそうだ。

 

この寺院一の美男子。イケメンというより、美男という言葉が似合う。

 

 

この転がっている石を一つづつ組み合わせ塔を復元していく。

気の遠い話だ。

夕方なので薄暗かったのが残念。

 

その後ジャコウネココーヒー屋に行ったり夕食を食べたりで、ジョグジャカルタを20時45分出発。

バリのホテル到着24時。

荷物の整理をしたりで、寝たのは午前1時半。少々疲れ気味です。

    

 

 

 

 

 

 

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インドネシアから一昨日帰国

2019-04-26 22:29:34 | 海外旅行

 一昨日の午前中、インドネシアから帰ってきました。

 

往復の飛行機の時間を入れて5日間の旅。

空は青く、雨も無し。

暑かったけれど、南国の雰囲気をたっぷり味わいました。

 

 一緒に行った友人は、もう35年のお付き合い、

長男の小学校時代のPTA、新聞を作る広報で知り合った仲。

 彼女は17年ぶりの海外という事で、いつものフリー旅行ではなく、気楽なツァーで行きました。

でもツァーと言えども強行軍。

時差も殆どなかったのに、今日になってグッタリです。歳かしら?

 

 歳と言えば、旅行中の23日に古希を迎えました。

友人と食事のグループの方達から「おめでとう」シャワーを浴びました。

帰ってから羽田でスマホを開くと家族や友人から「おめでとう」とポンポン入り、古希を実感。

 

 帰国後、夜体重計に乗りました。

今までと体重も、体脂肪も、何もかも変わらないのに、体年齢がなんと1歳だけ年取ってる

体スキャンの体重計で、この一年ずっと変わらず、ビクともしなかった身体年齢54歳が、55歳にアップしている

体スキャンの体重計の身体年齢は 誕生日に1歳だけアップするのでしょうか?

実年齢と身体年齢の差を固定しているのでしょうか?

そんな馬鹿な~ 不思議で可笑しな出来事でした。

 

 旅の様子はおいおいとアップしますね。

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パリ ノートルダム寺院炎上

2019-04-16 15:43:35 | 展覧会

 朝起きると、「ノートルダム寺院が燃えて、尖塔崩落だって」 と夫のいきなりの報告。

慌ててテレビをつけてもそのニュースは無し。

とりあえず娘にlineで報告。 「エッ!!」という返事。

 

 その後の映像、一瞬のうちに塔内部が炎に包まれ、見る間もなく、塔が崩壊していった。

 

娘「どこまで残るか・・・・」

 「ステンドグラスが残ればいいけど・・・・」

 「ステンドグラスも無くなっちゃったね・・・・」

 

建てるのに200年かかったらしい。

「修復しても、とりあえず、もう完成した姿は見られない」と娘は嘆いた。

修復は何十年もかかるだろう。

 

 東洋の端っこに住む私達でさえショックが大きい。

パリ市民の落胆と嘆きはいかばかりだろうか。

 

 日本に例えるなら、法隆寺炎上にも値する出来事だと思う。

 

ノートルダム寺院の過去ブログです。

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桜・桜・桜 アアルト展 へそ曲がり日本美術展

2019-04-12 00:16:53 | 展覧会

 

 今年はお花見の期間が長かったですね。

 

 夫のことがあり、4月は友人との約束も少なく、芝居は全く予約せず(こんな事はこの11年年で初めて!)

ひたすら手近な花見に邁進しておりました。

 ちなみに、夫は元気になり、散歩や趣味に少しづつ復帰しています。

繊維質や固いものはまだ飲み込みにくそうですが、普通の食べ物に移行中。

手術からまだ1か月もたっておらず、現代医療の進歩に感謝です。

 

まずは近所の花見から

週末7日ごろ。 我が家の前で写真を撮る親子。

1年でこの数日だけ、観光地に住んでいる気分になります。

 この写真も近所。

写真大きいですね。ここ数回、ブログの写真はほとんどスマホからなので、縦に写すと大きすぎ!

 

 自転車で15分ほどの所にある川の桜
 



 

5日は久し振りに友人と芝公園あたりを散策 

間近に見る東京タワーにテンションが上がる。

スカイツリーもいいけど形は何といっても東京タワーが一番。
 
 
 

増上寺の仁王門
 

増上寺本堂。(クリックで増上寺の説明) 徳川家ゆかりの増上寺は600年の歴史があり、始祖は法然上人。

本堂前に人が集まっているのは丁度この日、法然上人の法要が行われていたから。

読経や、雅楽があったようだが 私達が行った時は丁度雅楽が終わった所。

東京タワーをバックに行われる儀式は盛大だったようです。


 

東京プリンスホテルの道路側の店で桜を見ながらランチ。

歩いて愛宕山の上にある愛宕神社へ。社殿前の池。

 

友人は美容院の予約があり、新橋で早めに解散。

私は東京駅のステーションギャラリーに。
 

アルヴァ・アアルトの展覧会へ。(クリックすると、アアルト自邸に行った時の過去ブログ)

アアルトはフィンランドの自然を取り入れた建築やデザインで有名。

北欧の白木家具というとこの人の作品が思い浮かぶ。

 

雪で閉ざされる長い冬、自然光を取り入れ、木やレンガなどの自然素材を使用し、室内を明るく柔らかく仕上げている。

建築のほかに、成形合板の家具や、照明、ガラス製品、など総合的にフィンランドのデザインにかかわった。

 

フィンランド旅行の時に、ヘルシンキにあるアカデミア書店や、アアルトの自邸を見学したことがあり、

見学した場所が出てくるかと思ったが、残念ながら知らない建築ばかり。

家具や照明ではなく、建築図面、模型、エスキスが中心であった。

もちろん建築以外の作品も置いてましたが・・・・

 

7日は府中市美術館「へそ曲がりの日本美術展」・禅画からヘタウマまで
 

中世の禅画から、南画、俳画、から「ヘタウマ」まで、日本美術の中で綺麗でも立派でもない

「へそ曲がり」な感性が生み出した絵を集めた展覧会。

 

美術展を見ながら、あるいは見終わった後で、クスっとした笑いが止まらない変な美術展。
 


左から狩野山雪「松に小禽・梟図」  中・徳川家光「兎図」  右・徳川家光「木兎図」

よく見ると可愛くて、何回見ても飽きない。

 

3代将軍徳川家光、4代将軍徳川家綱は親子揃って稀代のヘタウマとして有名らしい。

将軍の周囲には狩野派の実力者たちが控えていたのに、自信をもって自分の絵を寺に寄進したり、

家臣たちに下賜していたそうだ。将軍はおおらかだ。

「褒美を取らす」と言って、ウサギやミミズクの絵を押頂いた家臣たちの気持ちを考えると可笑しい。

下手とは口が裂けても言えないし、かといって正月に飾る訳にもいかない。

「ナニコレ!」と言われるのが怖い。何より将軍の威光が下がることを恐れたと思う。

そんな事を言うと夫が「開封厳禁と書いて、家宝にした」という。

確かにそれなら下手もバレない。

でも後の世の子孫が開封し、「ナニコレ!誰かがすり替えた」と思い込み、

捨ててしまったなどという事もあったに違いない。

色々と想像が湧いて楽しい時間だった。

 

 

こちらも桜祭りの日でした。

 

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3月31日・4月1日の桜 映画「世界で一番美しい村」

2019-04-02 13:50:39 | 散策

3月31日 

 土曜日娘が桜見物にやってきた。

毎年この時期、泊まりがけでやって来る。

特にお出かけするわけでもなく、近所を親子3人でブラブラするだけだが、ささやかな年中行事となっている。
 

多摩川の桜、8部咲き

近所の公園には シートを敷いてバーベキューなどを楽しむ家族連れがいた。
 


 

カモがのんびりと毛づくろい。

ナシの花も満開
 

大國魂神社のしだれ桜、満開。

夜、友人に誘われ、府中に映画を見に行った。

タイトルは「世界で一番美しい村」(クリックすると映画の予告編がみられます)

      美しい自然描写の映画と思ったら、2015年、9000人以上が亡くなったネパール地震の震源地に近い村の話だった。

      ヒマラヤのラプラップ村は家屋が破壊され、地盤も不安定になったため、村民は村を廃棄せざるを得なかった。

      惨状を伝えるため写真家としてこの村に入った石川梵は、この後1年半かけてドキュメンタリー映画を製作した。

      貧しくても笑顔の絶えないアシュバドル一家、村の医療を一手に引き受ける看護婦、神秘的な宗教儀式、

      村は破壊されても大自然に囲まれ心豊かに暮らす人々をとらえた映画だった。

      悲しい時は心から嘆き悲しむ大人たち、子供たちはマキ運びや、水汲み、などで家族を助けながらも、

      野原に転げまわって遊び、しばらく留守にしていた父が帰ってくると家族で喜び合う。

      そんな自然な感情のほとばしりや、人とのふれあいを見ていると何とも温かい気持ちで満たされる。

      悲惨さを前面に出した映画ではなく、人の素朴な優しさや逞しさが感じられる映画だった。

 


 
 4月1日

 夫と電車に乗り、散策に出かけた。
 

国立の桜は5分咲きだった。
 

歩道橋からの眺め。
 

足をのばし、井の頭公園に行ってみた。

ここは8分咲き。シートを敷いての花見客が沢山。

私達も駅でお弁当を買い、ベンチでランチしていたら、息子からラインが入った。

年号が「令和」と決まった!!と速報

周囲の花見客からも「レイワ?どんな字書くの?」など「令和」「令和」の声が聞こえた。

娘からは、会社の皆でテレビを見ていたが、最初レイワが聞き取れず、

一斉に何?なに?と言っていたが、字を見てやっと納得したとlineが来た。

 

響きの良い年号ですね。

「令和」次の年号までは生きられないけど、この年号の時代が平穏であることを祈ります。

コメント (10)
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