気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

八月歌舞伎へ

2021-08-30 23:16:45 | 芝居

 歌舞伎は3月の国立劇場が最後で、本当に久しぶり。

8月26日はコロナ最悪の状況でしたが、歌舞伎座の感染対策は徹底しているので安心。

消毒、検温、一つおきの席、順番に出口への誘導、お喋り禁止の看板を手に持つ係員、

混み合う売店は動線を工夫、また入場者が少ないのでトイレも全く混まない。

問題は行き帰りの交通、地下鉄も乗るので、基本出入り口に立っていた。

ちょっと疲れたわ。

 でも友人とも正月以来久しぶりに会うのでワクワク。

勿論お互いワクチン2回接種済み。会えるのは免疫がある今のうちだけかも。

このご時世と暑さで着物は止め、フィンランドで買ったマリメッコの布で作ったワンピースを着た。

(ちなみにフィンランドでマリメッコの洋服を買うのが長年の憧れだったが、

現地の服は値段が高過ぎ、またサイズが全く合わなかった。)

着る楽しみも、大いに満たされて満足♬

 

演目は第一部の「加賀見山再岩藤」(かがみやまごにちのいわふじ)

 

 5年前にお家騒動のあった多賀家、お乗っ取りに加担して命を落とした岩藤が亡霊となってまで

恨みを晴らそうという怪談話。「加賀見山旧錦絵」の後日談。

 猿之助が多賀の殿様、御台所梅の方、家老、奴、悪人弾正、岩藤 6役の早変わりをする。

猿之助の早変わりはどれも楽しめるのだが、圧巻はやはり岩藤。

迫力満点の押し出しで若く美しい雀右衛門の中老尾上に迫る。

女性の亡霊の怨念の凄まじさ!

目を血走らせた鬼女メークも猿之助なら似合うなぁ~と思ってしまう。

 

 暗い話が続くわけではなく、観客へのお楽しみも満載。

墓場でバラバラに散らばっている岩藤の青白い骨が、尾上が見ている前で次第に集まり、

人の形に、そして凄まじい形相の岩藤へ変化。

この場面は真っ暗。

蛍光塗料を塗った骨だけが不気味に動き、最後にパーッとライトが当たり岩藤の顔が浮き出る!!

そして暗転!!しばらく真っ暗闇が続くのですが、突如舞台がまぶしい程に明るくなる。

眼下に桜が満開。華やかな景色の中、日傘をさした岩藤がにこやかに優雅に空を飛んでいる。

観客はこの場面転換に一瞬あっけにとられる。でも美しい場面。

 

 また骨くん、この後の場面でも登場、舞台中央に突如出てきて、皆を脅かし、花道へ。

七三の位置で見栄を切り(生意気に!)、セリで引っ込む。

 

 夏らしい趣向が満載の楽しいお芝居でした。

コロナに罹った猿之助ですが、この時は復活してました。

代役で巳之助が演じていて、そちらでも良かったのですが、

やはり猿之助の表現力は素晴らしい。回復した姿を見ることが出来、良かったです。

鬱屈した気分が吹き飛ぶ観劇でした。

 

友人が素敵なお店を探してくれたのだけれど、暑すぎて、近くでランチ。

サラダとコーヒー、ケーキがセット。

私はハンバークとごぼうのポタージュにしたのだけれど写真が失敗。

 

このほか7月に、三多摩演劇を見る会で 劇団民芸の公演に。

ある上等兵が南方の島で戦犯として絞首刑を宣告された。

なぜ彼は絞首刑を宣告され、なぜ一緒にいた戦友は助かったのだろう(チラシより)

南方でのBC級戦犯の物語。

庶民達がいつの間にか戦犯として裁かれ、家族も否応なしに悲劇に巻き込まれていく不条理さ。

戦争は庶民が引き起こしたわけではないのに 残酷な仕打ちが人々をおそう。

木下順二作、1987年、宇野重吉演出で初演された作品。

決して軽い作品ではなく、気の引き締まる思いのする作品でした。

まだ世界では戦争が続いている・・・そして日本の平和も危うい、と警鐘を鳴らす作品でした。

 

 25日はブログ仲間のZOOM会でした。

はじめたのは3月。新年会が出来なかったのその代わりでした。

この状況が良くなり、すぐに皆さんたちも日常にもどるだろうと予想し、

ZOOM会も数回で終わると思ってました。甘かった!!

こんなに不自由な世界が続くとは考えてもいなかったです。

今のZOOM会は月1回のお楽しみ。そして月1回口紅をつける日。

皆さんの元気なお顔が見られるのが何よりも嬉しいです。

 

 ブログを見て下さってる皆様、少しでも楽しい事見つけて

この時期を乗り切っていきましょう。

 私はパラリンピックの車椅子バスケットボールの力強さに嵌ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

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久々のお買い物 と 迫り来るコロナ

2021-08-21 21:58:17 | その他

 

 (散歩道はサルスベリが満開)

 

 前回のブログ更新から半月!!

ダラダラしていても時間が過ぎるのが早い!!

 

 オリンピック後は雨、天災、コロナ、政府の無策、友人の入院、そのほか諸々。

あっという間に現実に引き戻され、気持ちは沈むばかりでした。

その他のニュースでは、スリランカ人のウィシュマさんの死亡はショック!!

名古屋出入国管理局に収容中、体調不良であったにもかかわらず放っておかれ死亡したとの事。

私は親以外にも亡くなる直前の友人や親戚を何人も見ているのですが、人が死ぬ前ってわかる。

それなのに苦しんでい彼女を放っておいたなんて・・・所員が死んでもいいと思ってたとしか思えない!!

戦前、戦中の特高警察ではあるまいし、こんな無法が現代にまかり通っていた事に驚きます。

一方オリンピックでは大金をはたき、華やかな世界を演出。このアンバランスな日本!!

何なの~~~~????

 

 最近の外出は散歩とスーパーお買い物ぐらい。

そうそう、先週あきる野ファーマーズセンターに行き、トウモロコシを購入(甘い!ここのトウモロコシは有名)

ついでに滝山道の駅(東京唯一の道の駅)にも。

ササッと行ってササッと買うだけでしたが結構気分転換できました。

  

 

 さて今日は久し振りに府中にお買い物。と言っても糸とファスナー(近所に手芸屋が無いので)。

ついでにパッと洋服も見て、スカートを買おうかと一瞬迷ったけれど、今は着ていくところが無いので諦め、

タルトを5個購入。 食べるのは夫と二人。太る一方ですが、美味しかった!!

 

  

今年の夏、家族分4枚作ったのが浴衣パンツ。年上の友人から浴衣を数枚貰い、解いて作成。

涼しい♬

ウールの着物から簡単作務衣の上着も。

時間があるとつい手間のかかった事をやってしまい疲れてしまう。

 

 

 今日近所の駅前のコンビニが急に休業。一昨日買い物に行ってます。

コロナが迫ってきました。

友人が、「ロシアンルーレットの様に誰がかかるかわからない」と言ってました。

全くその通り!ワクチン接種していますが、ラムダ株は恐ろしい。

気を引き締めないといけませんね。

 

 

 

 

 

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今日のコロナ5042人! どこまで続く恐怖の世界&オリンピック

2021-08-05 23:38:54 | その他
 
8月5日は初の5000人越え!!


 オリンピックが開催されたからには選手達を応援したい、記憶に留めてあげたいと思っていました。
 
けれど冷水を浴びせられた気分。 
 
思った以上のスピードで患者が増えています。
 
 実は、25、26日、我が家のすぐ近くを通るロードレースを見に行きました。
 
患者数は1000人台、ワクチン接種は2回終了。まぁいいかと・・・・気が緩みました。
 
それほど混んではいなかったのですが、驚くべきことに若い親子連れが多かった!!
 
私は当然2回接種組が見物に来るものと思っていたのですが、違いました。
 
コロナ恐くないのか!!と言いたくなりました(自分を棚に上げてね
 
 
 
 尾身会長が、「オリンピックにより患者が飛躍的に増えたとは考えないが、
 
オリンピック開催による世の中の空気の緩みが感染増大に影響している」
 
と言ってましたが、全くその通りの事態。
 
 まぁいいか、が恐怖の事態を引き起こすのを実感しました。
 
オリンピック開催時はまだ1000人台、そして2回接種すれば大丈夫・・・・
 
それがたった10日で患者数5000人台に増加、ワクチンを接種しても変異株には感染するに変化した。
 
どうすればいいのよ・・・・て感じ!!
 
とりあえず家に籠りましょう!! オリンピックは開かれている限り応援しましょう!!
 
(ちなみにロードレースは、あっと言う間に選手達が走り去る。臨場感が凄かった!!)
 
 
 
 我が家のカモちゃん
 
 
毛並みが美しくなりました。最近は4羽、または5羽で行動してます。
 
 
 
 
これは何でしょう?
 
家籠りのために夫にプレゼント。答えは最後に。
 
 
 
 オリンピックで感動した種目。
 
 
 
卓球混合ダブルス・・・・中国に2ポイント奪取された後に、逆転勝利。
 
ハラハラドキドキの連続で、仲間とline交換しながら応援しました。
 
まさに粘り勝ち、勝利の後の笑顔が素晴らしい!!
 
そして女子ソフトボール上野の大活躍、前回優勝から13年後のオリンピックでまた快投。
 
前回のメンバーが3人も入っていたそうです。
 
13年は長い。女性が赤ちゃん生んで、その子が中学生になるような年月。
 
人生の上でいろいろあった事でしょう。想像するだけで胸がいっぱいになります。
 
 
 その他、池江瑠璃花子選手の出場と 女子体操床運動、村上茉愛の銅メダル。
 
思わずもらい泣き。  
 
そして初めて見たスケートボード、パークという種目。
 
スケボーで空を飛ぶ感じ。失敗も多いのでハラハラする。
 
皆若い!!四十住さくら19歳が金、開心那13歳が銀、イギリスあどけない少女ブラウン13歳の銅。 
 
皆競技が終わると国に関係なく抱き合って喜ぶ。
 
または試合の健闘をたたえあう。
 
世界ランキング1位は日本人選手の15歳の岡本、残念ながら決勝で3回失敗。
 
この時も皆が駆け寄り、抱き上げて寄り添った。なんと心強い仲間たち。
 
控えの席にいる時も各国ごちゃまぜ。皆この競技を愛しているのが伝わる。
 
スポーツの世界は一つというオリンピックの理念を この競技で見せてもらいました。
 
 
 
 その他いろいろと心に響く場面があったのですが、種目が多すぎてもう忘れてしまいました。
 
そういえば日本も全部カタカナの名の選手や 肌の色が違う選手が出て来たりで、
 
日本は単一民族だという意識が変化してきたようです。良い事です。
 
 コロナで見る意欲も失せそうですが、後3日です。
 
この大変な状況を乗り越え努力してきた選手たちに エールを送って行きましょう。
 
 
 
 写真を整理していたら
 
 
こんな写真が・・・・いつまでたっても親バカです。
 
 
 
 数年前から通っている、NHK交響楽団員によるクラシック講座。
 
8月4日はヴァイオリンとチェロのデュオ。
 
260名ほどの定員に130名ほどの入場で、去年の一時期を除きずっと開催されている。
 
入場者はほとんどすべて65歳以上。コロナ接種済みらしいので安心。
 
 
 
この日はまるでコンサート。
 
カジュアルな服装の二人が登場、楽器の最初の一音が流れた瞬間、別世界に誘われ、なんとも優雅な世界が広がる。
 
音楽に疎い私にも休憩後の曲は全部聞いた事のある曲。
 
合間には優しく上品なお喋り。留学時代とか、恩師の話とか、それぞれの楽器を始めた動機とか。
 
アンコール局まで用意して下さって、それは大河ドラマ「麒麟がくる」のテーマ曲。
 
堂々としていて、なんともカッコ良かった。
 
 
 
 最後に
 
 
体操ブーブーという、ラジオ体操の曲が流れる機器。
 
鼻を押すだけでラジオ体操第一が流れる。
 
無精者にピッタリの、運動不足解消機器なんです(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント (8)
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