気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

新作歌舞伎「流白波燦星」ルパン三世 & 劇団青年座「シェアの法則」

2023-12-29 23:23:00 | 芝居
12月22日 夫と娘、3人で新橋演舞場へ。

 新橋演舞場は「劇団☆新感線」でよく通った劇場。
今回3人なので1等席は無理。5000円の3等席をゲット。
良く知らなかったけれど、3等席は花道が見えないのですね。
見え方は値段相当なので仕方ない。
その分、両脇前方にモニターがあり、花道が見えるようになっていました。。




劇場前の看板。 満員御礼ですって♪
コロナ時期の歌舞伎の閑散とした様子を良く知っているので、まずはめでたしめでたし!!

 内容は時を安土桃山時代に設定、歌舞伎ならではの演出や技法でルパンたちの活躍を描く。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条時政パパの子孫・真柴久吉が天下を納める時代(久吉は坂東弥十郎)のお話。
ストーリーは卑弥呼の金印を狙って、ルパン、五右衛門、峰不二子、銭形警部久吉たちが入り乱れ争う物語。

 「絶景かな~、絶景かな~」と豪華な「楼門五山桐」のセットの上での石川五右衛門のセリフあり、
銭形警部を加えた5人で「白波五人男」のいでたちとセリフありで、歌舞伎の演目のパロディ満載。
パロディと言えども本物の歌舞伎役者が演じるので、ピシャリと決まっており、それでいておかしみがある。
 
 この日は俳優の堺雅人と菅野美穂夫妻が観客にいたようで、VIVANTの話題と「日本は公安が守る!」という弥十郎のアドリブが受けていた。
自由で明るくて派手な舞台で観客大喜びの舞台だった。

 帰りは東銀座から日比谷まで散歩。
ソニービル

アルマーニのショーウィンドー



並木通りのシャボン玉イルミネーション。



日比谷シャンテのイルミネーション


12月9日 劇団青年座「シェアの法則」 昭島市民会館
 三多摩演劇を見る会の公演

 東京のシェアハウスの物語。
家主のおばあさんが倒れ、引き継いだ息子がシェアハウスを閉じたい様子。
間借り人たちはそれぞれの事情でハウスを出たくない。さてどうなるか・・・

 割とぶっ飛んだお話と想像力を刺激するお話が好きなので、
こういう普通の舞台は久し振り。
この舞台は趣味ではなかったけれど、
三多摩の会は、時々とても良い芝居に巡り合う事もあるのでなかなか会をやめることが出来ない。



 皆様今年も拙いブログをご覧いただき有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

 来年は派手な明るい眼鏡を買おうッと!!



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病魔は波状攻撃でやって来る!!

2023-12-26 21:09:57 | 読書
 私のいう病魔は命に別状ない軽い病気、または老化の事です。

一つ一つは軽くても波状攻撃されると活動力、意欲が徐々にむしばまれていく怖い怖い病気です。

 12月に入り、まずはジンワリとしたひざ痛、そしてぎっくり腰、治ったと思ってボロ市に出かけたら
スッカリ風邪をひき発熱。久しぶりに風邪で医者にかかり、治ったと思って
楽しみにしていた舞台に行ったら今度は夜中に胃痛で吐き気。

 そういえば12月は高校の女子会など予定がギッシリ。無理がたたったか!!
後半、太極拳などはお休みしひたすら自宅療養。
このまま体が弱って、友達にも忘れられていくのかしら?・・・
これが老人性うつの始まりかしらと暗~い気持ちになっていたけれど
今年は大掃除やめた!!お正月料理も簡単に!!と腹をくくると
徐々に気持ちが回復してきた。

面白かった本
東野圭吾はよく読みます。一気読みして寝不足になるのがしまうのが難点。
ぼけの壁はボケの人の扱い方と、ぼけより怖い老人性鬱の話。
免許返納はボケへ一直線。できる範囲で運転した方が良いそうです。
私がボケたらこの本読んでねと、家族に伝言しておきたい!!

あら、ボケの本2回載せてしまったわ。まだぼけていないと思ってたのに💦

「銀座で逢った人」銀座百点に連載されていたインタビュー記事の著者、関容子さんの本。
女優男優、歌舞伎役者、小説家、落語家と言った各界著名人との深い交流を美しい文章で綴った珠玉の随筆。
一流の方達の深い見識に触れることが出来、背筋が伸びる気がする。




コメント (4)
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GOJILLA -1.0 & 世田谷ぼろ市

2023-12-17 16:38:57 | 映画
 厳しい状況もいろいろあるけれど、コロナも明けて「自由だ!!」
と思うと12月のなんと忙しい事でしょう。

 友人と会い、高校の女子会に行き、趣味の会や演劇も映画も・・・・・
そして風邪をひき、3日間完全ダウン。
この忙しい師走、3日間のロスは痛いです。

さて

12月11日 映画「GOJILLA -1.0」

 もともとゴジラは好きなのですが、この映画、思ったよりずっと良かった。

 戦後、物も食料も家も仕事もない時代にゴジラが襲ってくる。
戦争から逃げた、仲間を見殺しにしたというトラウマを抱えながら生きている
元特攻隊員(神木隆之介)など、どこかに戦争の影を引きずっている人達が、
有志を募り(自衛隊などはまだない時代)ゴジラと闘うお話。

 見どころの一つが、武器も戦力も何もないのにどうやって戦うのか?
そしてもう一つは、家族を亡くし、喪失感にさいなまれた人達が、殺伐とした世の中で喜びや悲しみなどの人間らしい感情を取り戻していく過程。
ゴジラを描きながらしっかりと反戦映画になっている気がする。

 そして前作「シン・ゴジラ」では大所高所から国を挙げてゴジラと闘うのが見どころだったが、この「ゴジラ」では、庶民がゴジラを下から見上げ人や生活を守るため必死に闘うのが見どころ。
 今までにない視点のゴジラ映画だった。


12月14日 世田谷ボロ市に行く。

 1578年から続く世田谷のボロ市、東京都の無形民俗文化財にも指定されています。
コロナ禍で出来ない年もあったけれど、毎年12月15、16日と1月15、16日に行われています。

だっこちゃんがいる~~~~

寒い日でした。

それにもかかわらず名物代官餅は3時間待ち。とっとと諦めました!!

戦利品・・・・焼津のサバずしが美味しかった。このほかにどんこシイタケ。

 木版画の店で、印刷物と、木版で刷った物との違いを教えてもらった。
裏が白いままが印刷、木版は裏に色が染み出ている。
表面を触ると印刷はつるつる、木版は表面が凸凹している。
実物を見せて貰いながらの説明で、長年の疑問が解けた。
お礼にお椀を買った。


女子会の店の前、例年よりイルミネーションが大人しい。


毎年、シルバー人材センターに植え木の伐採を頼んでいるのだが、
今年は人が辞めてしまい、1月になりそうとの事。 
夫が頑張った。
でも見ているだけでハラハラ!!
来年は絶対にやめて欲しい。






コメント (6)
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逃げる金魚・半坪の自然

2023-12-11 12:46:55 | その他
 金魚10匹(大森の実家の池)

「池に金魚入れときましたよ~」
庭の手入れをしてくれている大工さんから電話があり、
近所に売っていたので入れておいてくれたそうだ。
2年空っぽだったのを見かねたらしい。

 この池には常時大小さまざまな金魚が泳いでいた。
お祭りで買った金魚が大きくなり、10センチほどになると卵を産み、
そのうち数匹が育ち・・・つまり金魚の自家生産システムができていた。

 でも一昨年、例年以上のカエルが押し寄せ、池に溢れんばかりの卵を産み付けた。
娘の話では卵のぬるぬる紐が、取っても取っても増え続けたらしい。
金魚たちは敢え無くカエルの卵にからめとられ全滅した。・・・
池にはいつも金魚がいたのに、残念!
コロナのためお祭りは中止、金魚を手に入れることが出来ず、池は空っぽのまま2年。

 大工さんからの電話の翌日「池を見て!」と娘にlineしたら
「エ~~~ッ、金魚がいる!」と大喜び。
早速写真を送ってくれた。

 ただ不穏な動きが・・・・池脇の木に鳥が数羽止まるようになり、
金魚を虎視眈々と狙っているらしい。
数日後の朝、鳥がギャーギャーと騒ぎ立て、池を覗いてみたら金魚が3匹に減っていた。
それからまた数日、金魚は2匹になったらしい。

 我が家は今ペットを飼っていないが、唯一金魚がペット。
自分が世話しているわけではないけれど、動向が気になる。
鳥には餌にしか見えない金魚たち、どうか生き抜いて、大きく成長して
また卵を産んで欲しい。
こんな小さな池でも自然の闘いが繰り広げられてます。

千両が見頃です


 
 






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大山・阿夫利神社の紅葉 

2023-12-01 12:46:32 | 日帰り旅行・ハイキング
紅葉の大山・阿夫利神社へ

 大山・阿夫利神社は神奈川県伊勢原市にあり、
関東総鎮護の霊山として2200年以上前から信仰され、
現在も多くの人々が参拝に訪れます。
古来では別名「あめふり山」とも呼ばれ、五穀豊穣を祈願する霊場でしたが、 
時を経るうちに人々のあらゆる願いを受け止める場となります。
江戸時代以降は年間20万人を超える人々が「大山詣り」行ったそうです。

 29日は晴れ。
小田急線駅からバスで30分、大山ケーブルバス停へ。

 停留所から参道の階段を上がる事20分。
両脇にお店があり飽きないのですが、この辺からフーフーと息切れしてくる。





終点の大山阿夫利神社駅。

社殿の階段下

神社から紅葉を見下ろす。 ラッキー!!
今年初めて見る見事な紅葉。

阿夫利神社。

賽銭箱の両隣には菊の花。 

伊勢原の街と、今日は見えないけれど、遠くに相模湾が見えるはず。

社殿の横から大山の名水が湧き出ている。

スッキリとした美味しい水。
ペットボトルも売っており、持ち帰る事もできる。
昔は関東一円の農村の阿夫利講の人達が、この水を汲み持ち帰り、
豊穣祈願していたとの事。有難い水なのですね。

「大山詣り」の像

社殿の奥に、奥社のある大山山頂への登山口がある。
入山料を払い、挑戦してみたが、険しくて私達には到底無理。
1/4ぐらい登ったところで諦めた。

こんな感じ。
登山道の入口にある急な階段。 ヨイショヨイショ。

自然石の急な階段が延々と続く。


 ここで諦めた。
もう少し行けそうだったけれど、帰る余力を残しておかなくちゃ。
この歳になると怪我しない事が一番。諦めが肝心。

 阿夫利神社を20分ほど下ると大山寺がある。
女坂を歩いたが、ここも石の階段が延々と続き、大変。
もう少し足が長ければなぁと思う。
下ってきた女性が「女坂というから楽なはずなのに‥‥」とハアハアしながら言う。
夫が「女は侮れないって事でしょうかね。」と返していた。

下から上がってきた可愛い女子高生が、「あとどれくらいですか」と聞いてきた。
余りに大変だったので返事に困った。「まだ続きますよ」って。
学校帰りに寄ったのかな?

下から登ってきた同僚らしい女性二人連れ、若い方が、少し年上の女性に
「さぁ頑張って! 姿勢よくして~~」と大声でハッパをかけているのが可笑しくて
つい笑いあってしまった。
厳しい道を歩くと、「こんにちは~」から始まり、一言二言会話があって
楽しい。

大山寺

大山寺の階段の紅葉が見事!

ケーブルカーの駅に行く道。

 帰り道、ふくらはぎと太ももが痛くてやっとの思いで階段を降りた。
大山に来たのは3回目か4回目。
いつもは見晴らし台まで行歩き帰ってきたけれど、今回は無謀にも大山登山に挑戦。
体力が無くて敢え無く敗退したけれど、新鮮な体験ができ、
また真盛りの紅葉を見ることができ、嬉しい一日でした。

秋の大山素晴らしい!!

コメント (12)
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