気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

亡き友へ

2023-08-28 13:39:29 | 病気・後遺症
 この春に17年前に知り合った友人が亡くなりました。


 漠然と知り合ったのでは無く、お互いに同病の仲間を求めてブログ界を彷徨い、探し、知り合うべくして知り合った病気と闘うお仲間。

 私と友人の病気は耳下腺ガンと言い、10万人に0,6人(2人という説もある)の割合で発症する希少ガン。
なので参考になる本も資料も無く、まして同病を語り合える仲間もいない。

最初の手術後、不自由な体で外出もままならず、以前開設し、放って置いたブログをいじり始め、病気の事を書いた。

そのブログを訪れて下さったのがshigekoさん。
彼女は私より2年前に手術していた。

その頃私は顔の左側の大きな手術痕におなかの筋肉を移植中で、
お腹のポタポした脂肪もシッカリ顔に付いていた。
顔が重かった。

彼女も移植経験者で、彼女の表現では耳から頬にかけて「アンパン」が付いていたそうだ。
私も全く同じなので、笑ってしまった。

一年後、筋肉が着床したのを確認し、脂肪を抜く予定だったが、イメージがわかず、この先どんな顔になるのか不安だった。

その時見も知らない私に、手術前の写真と後の写真をメールで送ってくださったshigekoさん。
なるほど、こうなるのかと安堵し、将来への希望が出てきた。
感謝してもしきれない優しさを彼女から受け取った。

その後、銀座三越でお会いし、感激のあまり泣いてしまった。

菊日和さん、bonjiさんを加えて4人で会う事もあり、お付き合いが長く続いていた。
私は手術で左が聞こえず、彼女は同じく右側が聞こえなかった。
二人並んで話すには「ちょうどよいわね」と笑いあった。

菊日和さんと3人の鎌倉三十三観音巡り、鎌倉七福神巡りも楽しい思い出になってしまった。

家族葬だったけれど、菊日和さんと参加させて頂いた。
娘さんが、「コロナ禍で、お友達とも会えず、寂しい思いをしていたと思うので是非おいで下さい」と。
感じの良い優しい娘さん家族とご主人に見送られの旅立ち。

帰りに菊日和さんがhigekoさんとよく行ったという天ぷら屋さんに行き
お互い尽きぬ思い出を語った。

ご冥福を祈ります。
私を力づけて下さったshigekoさんの優しいお人柄と思い出、決して忘れないでしょう。


一年前から予期していましたが、やはりそのお知らせはショックで、
大変な時に支え合った仲間を失った喪失感でいっぱいでした。。
ブログに書く事で、彼女を知ってらっしゃる方へのご報告をさせて頂き、
また忘れるわけではありませんが、自分の気持ちの区切りとしたいと思いました。
なお私は今は健康、不自由は少しありますが、元気で好奇心いっぱいです。


三十三観音の御朱印帳。
三十三観音巡りの結願・円覚寺内の仏日庵にて記念写真。
手芸の上手な方で、ペルーのアンティーク・モラを手提げに仕立て、頂いた。
大事に使っています。


※今日夜からしばらくお出かけします。
コメントの返信が遅くなるかもしれませんが必ず読みますね。



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映画 リボルバー・リリー

2023-08-26 17:40:40 | 映画
 耐えがたい暑さが続いています。

 今日午前中、夫が徒歩15分の図書館に予約本を取りに行き、
息も絶え絶えに帰ってきました。胸も苦しいと言って。
軽い熱中症でした。
着ていた衣類は全てビショビショ、しばらくしたら落ち着きましたが、
私達、今はあっという間に熱中症!!
危険!!気をつけなければ。

 私は、殆ど昼間は出かけず、散歩は夕方か夜、3500歩ぐらい歩きます。
完全な運動不足ですが、あとはテレビを見ながらストレッチでごまかしてます。

お出かけは・・・そうそう、月曜日に映画「リボルバー・リリー」へ。





(公式ホームページより)

綾瀬はるかのアクション映画。
関東大震災から一年後、向島・玉の井の私娼街で酒場の女将として暮す百合は
元政府機関の殺し屋。
もう殺人から引退した百合だが、訳アリの少年と出会い、陸軍の精鋭部隊に
命を狙われる事になる。
震災後の騒然とした社会の中で、金を巡る戦いと権力闘争が渦巻く。

 アクションを見慣れた男性たちからは こっぴどくマイナス評価されている映画。
けれど私はツボにはまったわ~♪
 
 まず大正ロマン漂う街並み、建物、インテリアがいい。
それから着物。綾瀬はるか、シシド・カフカ、古川琴音が着るのはポップな銘仙、レトロなお召し、古典柄の縮緬。本当に綺麗。
レトロ着物に凝った時にあんなのも持っていたなぁ(すぐに手放したけれど)
なんて懐かしく思い出した。
また着物に襷がけで銃をぶっ放すシシドカフカや琴音ちゃんもかっこいい。

 綾瀬はるかの衣装も大正ロマン漂うロングスカートやフリフリ衣装だったり真っ白なドレスだったり楽しませてくれる。
この衣装でのアクション、見せますね~!
綾瀬はるかの引き締まった背中に憧れる。

 綾瀬はるかを助ける訳アリの弁護士長谷川博己もスーツ姿がきまり、美しい。
女性がうっとりする要素ありのアクション映画でした。
スカッとして少し涼しくなった気がします。








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八月納涼歌舞伎第二部・幸四郎の新門辰五郎 & 真夏のおやつ

2023-08-21 23:49:44 | 芝居
既製品のゼリーはほとんど食べないのだけれど・・・・

ドーン!!

このゼリー、ドンキの「でかフル缶」で作ってみました。(850g缶)


どれぐらい大きいかというと・・・・

左の大きさが普通サイズ。 
流石に夫婦二人では多すぎる量。
でもこのビジュアルが魅力的なので一度作って見たかった。
本当は息子夫婦か、娘が遊びに来た時にと思っていたけれど、
8月は3人ともコロナに罹りそれどころではなさそう。
夫婦で4回に分けて食べました。・・・・・飽きた!!

ジョージアのアイスコーヒー微糖で作り、アイスと一緒に食べる。
コチラは大好評でした。
暑いので冷たいおやつが食べたくなりますね。

8月17日 歌舞伎座にて 八月納涼歌舞伎第二部
     演目は新門辰五郎と団子売り。


 「新門辰五郎」幸四郎、勘九郎、七之助、獅童、歌六 等の群集劇
登場人物が多く、最初は状況が掴みにくかった。
 幕末の京都が舞台。
粋でいなせな江戸町火消・幸四郎が見られると思ったが、
意外と盛り上がりに欠けていた。
歌舞伎座では44年ぶりの上演となる真山青果作の歌舞伎だそうだが、
練りが足りないのか、ヤマ場が盛り上がらない。
復活の芝居って難しい。

 勘九郎が威勢よく、口跡も良く、魅せられた。
息子の子役・勘太郎も度胸が良く、これからが楽しみ。
七之助、新悟、歌六も良かった。

「団子売り」巳之助、児太郎の舞踊。
大阪天神橋で餅屋台を担いだ夫婦が、杵と臼を取り出し、餅を搗き始める。
明るく、息の合った夫婦を見ているとほのぼのとする。
巳之助の踊り、久しぶりに見たけれど、一層上手になった気がする。

開演前のランチは歌舞伎座の隣、松竹俱楽部ビルの「ほうおう」で
焼き鳥丼とコーヒー。落ち着いていて感じが良い。

お正月と夏の歌舞伎はいつも同じ友人と行く。
ああだこうだと見た芝居を語り合うのが楽しい。

越後上布と年上の方から頂いた羅の帯。

コメント (8)
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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2」

2023-08-10 16:54:15 | 芝居
 昨年、待ち焦がれていた「薔薇とサムライ2」の舞台公演があり、2回行った。

 そして舞台公演を映像で見るゲキ×シネが4日から始まった。
公演があまりに楽しかったので、あの興奮をもう一度味わうチャンス!!
観る前からワクワクが止まらない。

薔薇とサムライ2  再び薔薇とサムライ2  (下線クリックで過去ブログへ)

娘がムビチケを買い、6日に品川プリンスの映画館を予約した。


そして入場時にムビチケ購入の人にはピンクの封筒が渡された。
そして2枚に封筒の中には・・・・


種類の違うポストカード!! 
コスプレの似合う天海祐希様。本当にお美しい。
こんな豪華な衣装を着こなし、凛としたたたずまいと優雅な身のこなしが出来る女優さんは稀有だ。

 2回見ているのに新たな発見もあり、天海さん、古田さん、早乙女友貴のアクションに爽快感を得、
また燕尾服・短髪のすらりとした姿に毎回ため息が出る。
ちなみにこの燕尾服姿は宝塚退団後初めて解禁、そして最後だそうだ。
林修との対談(6日の日曜日の初耳学)で、「観客にコロナで鬱屈した気分を晴らして欲しい」という思いを語っていた。
 観客を大切にする天海さんの気持ちは随所に見られ、時に美しく、時に力強く、グイグイと観客の心をつかんでいく。

 公演を見て4日も経つのに、まだ主題のメロディーが頭の中にこびりついている。

 もう一度見に行こうかしら?

帰りに、日比谷シャンテで開催されている、「薔薇とサムライ2」の衣装展
に行った。

手前から、若手出演者、神尾楓珠、石田ニコルの衣装。
石田ニコルはほとんど知らなかったが、歌が上手で堂々としたセリフ。
ミュージカルに随分出ているらしい。
神尾楓珠は初舞台だと思うが、慣れないながら必死さが見えて感じが良い。

五右衛門 古田新太(今あまちゃんの再放送で出てますね) 重そう!!


海賊女王 アンヌ・デ・アルワイダ アンヌ女王
この衣装、手縫いのスモック刺繍、ビーズも手縫い。見れば見るほど豪華。



女王が公式の場面で着る衣装。



海賊としての活躍場面で着る。


悪役高田聖子の衣装。縄目模様に見えるのは蛇。


どの衣装も近くで見ると凝った手作りの装飾が施されている。
13年前の前回の「薔薇とサムライ」より衣装に力を注いでいる。

 実は娘と見る約束をしていたが、残念ながら、熱を出し一緒に行けなかった。
 夫が急遽行く事になったが、果たして楽しんでもらえるか疑問で、時々反応を見ていた。
でも、でも・・・・見終わった時にはすっかり天海祐希のファンとなっていた。
「かっこいいね~~」

コメント (2)
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清瀬ひまわりフェスティバル & 映像「天保12年のシェイクスピア」

2023-08-04 17:39:42 | 芝居
 朝、スピーカーに「ねえgoogle、今日の天気は?」と聞いたら
平然と「〇〇市は最高気温37度、最低気温25度 晴れです」と言われた。

37度?! 強烈な暑さに驚いた!! 
この辺は都内より2度ほど低いはず。都心はいったい何度なの?

メカなので当たり前なのだけれど、無機質な声にイラッとした。
今日は閉じこもり決定!!

昨日、散歩道のサルスベリ満開。ギラギラした夏の空とサルスベリは良く似合う。


7月29日 清瀬ひまわりフェスティバルへ

 一度行ってみたかった清瀬のひまわりフェス。
都内最大級10万本のひまわり畑がある。

日影が無いしこの暑さ、熱中症になりそうで諦めていたけれど、
静岡の友人が、lineに朝一番にひまわり園に行った写真を送ってくださった。

 そうか朝一番で行けばいいのね♪ 
9時前に清瀬駅のシャトルバス乗り場に行ったら、トンデモナイ混みようで
いつバスに乗れるかわからない。
結局路線バスで座っていく事にした。



青と黄色の対比が夏!! 

開園と同時に入ったけれど、帰る頃にはこの行列。

 暑い!!

 滅多に食べない(10年ぶりぐらい?)かき氷が美味しかった(半分食べた後の写真)
いらないと言った夫も一口食べておいしかったらしく、
数日後、通販でかき氷器を買っていた。

 遠くに行けばひまわり畑は沢山あるだろうけれど、
片道45分位でパワーあふれるひまわりを楽しめたので大いに満足。
11時半には自宅に到着、半日のミニミニ旅行でした。


7月13日 

 2002年上演の舞台「天保12年のシェイクスピア」の上映会。
舞台芸術のアーカイブ、デジタルシアター化を進めているEPAPの支援事業。 EPAPは時を超える舞台映像の保存、活用を行っている。

 井上ひさし原作のこの舞台、2005年、蜷川幸雄が、シアター・コクーンで演出した時は大好評で、私も見に行った。
出演者は、藤原竜也、唐沢寿明、篠原涼子、夏木マリ、高橋惠子他豪華メンバー。
シェイクスピアの全作品をもとに描かれ、歌あり、チャンバラありの任侠劇。
 壮大な豪華で美しいセットと、役者たちが入り乱れる蜷川さんお得意の祝祭感あふれる舞台が印象的。 高橋惠子さんがカッコ良かった。

 さて2002年の、いのうえひでのり版の演出に興味があった。
出演者、上川隆也、沢口靖子、古田新太、橋本じゅん、劇団新感線の役者多数。
元々猥雑な話だけれど、いのうえ版では人々の内に籠る暗い情念をより深く描き出している気がする。
欲のために親兄弟も見捨て、亡き者にする。成り上がるためには一切の容赦なし。
同じストーリーでも蜷川版より暗い。
20年前の古田新太、沢口靖子、若いなあぁ~。

一緒に行った友人が、初めての新感線風お芝居の迫力にビックリしていた。
でも新鮮だったと喜んでくれた。


同日に舞台美術家・堀尾幸雄の展覧会「舞台美術の記憶」がロビーで開催。
沢山の思い出の舞台模型を見ることが出来た。

スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース

三谷幸喜作 ろくでなし啄木

三谷幸喜作 オケピ これは再上演のたび、3回見た。


三谷幸喜作 文楽・其礼成心中(それなり心中)

劇団・新感線・いのうえひでのり演出 ヴァン!パン!バーン

三谷幸喜作 大地 コロナ下での上演、出演者一人一人が近づかないように工夫。

三谷幸喜作 彦馬がゆく 

 三谷幸喜作 パルコ歌舞伎 決闘!高田の馬場

歌舞伎 月光露針路日本 風雲児たち


劇団☆新感線 髑髏城の七人(花・極)

劇団☆新感線 RX五右衛門ロック

 全部で30点ほどの展示。このほかにも見た芝居の模型が数点あった。
見た当時のあれこれ(自分の状況・同行者・感想など)を思い出し、とても懐かしい。

このアレコレを書くときりがないのでタイトルのみ。
三谷幸喜の芝居は殆どこの方がデザインしたのですね。
知らなかったです。

この模型よく見ると値段がついていて60万前後。ひぇ~~!!
でもアイディアの結晶なので安いぐらいかもしれないですね。

着物を着てパルコ劇場へ。
自分で縫ったしじらの着物。金魚の帯。







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