今日23日は「沖縄慰霊の日」でした。
組織的な戦闘が終結した日です。
沖縄を旅行していると戦争の爪跡を見る事が多々あります。
忌まわしい記憶や事件が今も続くので沖縄には行きたくないと言う方もいらっしゃいますが、
遠く離れた沖縄に行き、沖縄を感じる事、生活や文化や景色や戦争や基地問題を感じる事、大事だと思います。
何ができるってわけではないけれど、関心を寄せて行く・・・って事かしら。
私は今、沖縄ののびやかな色彩と文化に惹かれています。
時間が経ってしまいましたが沖縄旅行の続きです。
アッ、でもその前に15日土曜日はラッシーママさんとデイト。
土砂降りの雨の中、府中の森芸術劇場のたった1時間のコンサート。
こんな状態でどうかしら?と思ったのですが、
ママさん、雨にも負けず、風にも負けずで、嬉々として府中市まで来てくださいました。
NHK交響楽団員による、弦楽四重奏。
クラシックはほとんど趣味ではなかったのですが、3年前からN響の楽団員による年6回ので講座に通っています。
これが楽しいのです。
1回一人、ヴァイオリン、ビオラ、コントラバスなどの奏者が来てその楽器に関するお話と演奏があります。
その延長かもしれませんが、府中の森でN響の弦楽四重奏の演奏が年一度あります。
去年行ってみたら、とても良く、今年ラッシーママさんをお誘いしてみました。
軽く、ポピュラーな曲は気分良く聞き、クラシックは流石に深い音色でした。
帰りは雨の中15分ほど歩いて府中美術館の「棟方志功展」へ。
普段見ることの少ない大型の作品中心で、見ごたえがありました。
6月4日 2日目
ターミナルから9時02分のバスに乗り、読谷村「やちむんの里」へ10時30分到着。
那覇から1時間半、ひたすら北上。
ここは人間国宝の金城次郎氏が、那覇市内での作陶を諦め、新天地として陶芸工房を構えた場所。
湧き水、マキ、粘土など作陶に必要な物が豊富にあり、その後多くの陶芸家が集まった。
現在共同の登り窯がいくつかあり、60以上の工房でヤムチン(焼き物)が作られている。
なかなか行けない場所であり、ここでバスを降りたのは私達だけ。
観光客は数えるほどしかいなかった。
共同販売センターの前でバスを降りる。 販売センター内部。
ここの販売の方からやちむんの里への道を丁寧に教えてもらった。
20分も坂道を上がるそうだ
途中、意外にも普通の住宅が並び、家々を見て歩くだけで飽きなかった。
突き当たる場所には魔物の侵入を防ぐ「石敢當」の表示。どの家でも見かけた。
そしてシーサーを門の上に置く。
シーサーたちが勢揃い
やちむんの里に到着。
里の入り口のあたりにはガラス工房
屋外に作品を並べている工房。
そして私達が一番気に入ったのが、金城次郎氏の孫の金城吉彦氏の工房。
3人ともここでお買い物。
私はこの吉彦さんの片口を購入。沖縄の魚が生き生きしてる!!こんな日用雑器がテーブルの上にあったら楽しいですね。
私が沖縄に興味を持つきっかけとなったのは人間国宝・金城次郎氏の飛び跳ねる魚やエビに惹かれたから。
デパート勤務時代に金城次郎の抱瓶を思い切って買い求め、見るたびに活力を貰っている。
沖縄の陶器には力がみなぎっている。
共同の登り窯
素焼き前の乾燥。大きな工房らしい。
水盤の花が、涼し気。
この後、伊計島に行く橋のたもと(屋慶名)までバスで行く。
沖縄本島を横切り、半島に出るので、交通が不便。
嘉手納、コザでバスを乗り換え1時間半、島へ向かう海中道路たもとへ。
この道路は3つの島を結んで風いる風光媚な道路だが、バスが無く、残念ながら私達は渡ることが出来なかった。
海は残念ながら引き潮。遠くに深いの海が見え、干潟に足を浸す人が見える。
のどか~。
ランチする食堂もなく、持ってきたお菓子やバナナ、などを木陰で食べた。
その後、またバスに乗り30分、世界遺産「勝連城」へ。(クリックすると説明に飛びます)
ここは去年も来たので写真のみ。
たった1年の間に、ずいぶんと整備されていた。
修学旅行の中学生のグループが沢山いた。
生徒たちを見守っている女性と立ち話。6~10人の生徒たちを民宿で預かり、一夜を過ごすのだそうだ。
そして民宿ごとに勝連城に来る。先生は一切関係なし。
中学生なのでいろいろと大変かと思ったが、手のかかる子は全くいないそうだ。
4時45分のバスに乗り那覇へ。
那覇周辺の渋滞で2時間半以上かかり、着いたのは7時半。
夕食は国際通りの居酒屋へ。疲れて写真撮り忘れた。
紅イモコロッケ、海藻サラダ、そのほかグルクン(沖縄の魚)のから揚げ、豚肉の煮物、まぜ混ぜご飯など。
バスの旅満喫