気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

リフォーム開始

2020-09-29 14:36:32 | その他
昨日から開始。
 
 
今はこんな状態です。
 
 
大引きや根太(床組の木の部分)は腐っておらずしっかりしていたのですが、
 
床板が一部弱っていてボコボコだった。
 
ついでにキッチンセットも交換、寒い家なので内窓も付ける事にした。
 
床板の弱っている所だけ修理してもよかったけれど、
 
築35年、私達が高齢になる前に思い切って工事に踏み切った。
 
 
 
何が大変かと言うと35年間ためてしまったいらない物の片づけ。
 
捨てても捨ててもゴミが出る。
 
ゴミと共に暮らしていたのかと思うとガックリ来る。
 
物は買うより捨てる方が大変ですね。
 
ついでに2階の娘の部屋にあったベットや事務用椅子も捨てた。
 
体力のあるうちに2階の大物家具を捨てないとこの先捨てられなくなりそう。
 
ちなみに市の粗大ごみの回収が混み合いすぎおり、
 
3週間後でなければ引き取りに来てくれないそうだ。
 
コロナのステイホーム中に断捨離を実行している人が多いらしい。
 
わが家はまだ断捨離までたどり着けないが、それでも相当なゴミが出た。
 
 
何も無いとスッキリしているのですが・・・・・
 
 
隣の和室はこんな状態。
 
ここに食器棚、飾り棚などがきてギッシリ。冷蔵庫は玄関に。
 
さらに細かいものは2階に仮置き状態。
 
どこに行っても荷物だらけ。
 
ここまでが大変だったけれど、今は大工さんにお任せで暇。
 
キッチンも使えないので、今電子レンジ料理研究中。
 
野菜は普段使ってなかった冷凍物を使う予定。
 
今夜は和風野菜セットを使って煮物と
 
牛肉と生姜で佃煮を作るつもり。
 
 
普段と違う生活も結構新鮮です。
 
 
 
 
今回片付けの陣頭指揮は夫。
 
私は頭が混乱するばかりで役立たずでした。
 
いつの間にか夫の肩も動いており、ホッ
 
 
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陶器を捨てる!!

2020-09-19 17:10:31 | その他

最近の生きがい、大相撲・翔猿の勝負見逃しました!

勝ったそうです。6勝1敗、バンザイ!
 
でもリアルタイムでみたかったなぁ。
 
 
 
来週からリフォームに入ります。
 
リビングの床がボコボコになり、必要に迫られ、ついでにキッチンも。
 
今、夫に急かされ毎日片付けに追われてます。
 
 
今日は食器棚。
 
 
ついでに子供達相手にlineで無料メルカリごっこ
 

 
    
 
 
漆器は息子が欲しいって。
 
朱塗りの漆器は夫が若いころ務めていた会社の創立記念日に渡されたもの。
 
後は実家から持って来た物。
 
共働きの頃は手入れが面倒で使えず、しまい込んでました。
 
 
 
捨てるつもりの物も一応出してみたら即手が上がった。
 
 
明治の染付皿
 
 
青は昭和初期~中期の切子の小鉢。
 
この時代の切子が好きで一時見つけると買っていた。
 
今でも好きだけれどジャマなので半分処分と思ったら息子が
 
引き受けてくれた。息子もレトロっぽいものが好きらしい。
 
白は普通のガラス皿。こちらは娘がリーチ。
 
 
 
上の2つは娘が一応見てから処分を決めます。
 
 
全く人気が無かったのが私が作った陶器。
 
5年も時間を注いでいたのにね。
 
市の講座で、最初は幼稚園前の子供を連れて通いました。
 
その頃の生きがい!
 
梨の釉薬も灰を作る所から関わったけどセンスがなかった!
 
 
直径20センチの大皿も沢山あったけれどほとんど捨てた。
 
 
40年近く前の自作籐のも捨てた。長径45センチもあるのです。
 
こんなジャマな物良く取っておいたと我ながら呆れました。
 
 
捨てた瀬戸物。下の3つのは自作の陶器。
 
壺、カップ類は少しだけ残してます。
 
老い先短くなったのでこれからは色々捨てなくてはいけませんね。
 
自作の物ってなかなか捨てられないけれど、
 
写真を撮ると心置きなく捨てられる気がします。
 
 
 
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秋 ・ナショナルギャラリー展など

2020-09-16 01:13:53 | 展覧会
 
 草むらに集く虫の音を聞きながら 朝7時の散歩。
 
すっかり秋の雲です。
 
 
先週は2か月に一度のカイロプラクティックで鎌倉へ。
 
  
 
修学旅行生と外国人は全滅ですが、以前より人が多く、浴衣姿の若者もちらほら。
 
でも小町通りにある店はどこも閑散としており、
 
コロナ後、閉店や入れ替わりで街が様変わりするかもしれません。
 
帆布のバッグを売る店も開店以来初めてという30パーセントOffセールを実施。
 
生き残るための必死さを感じてしまいます。
 
 
 
 
そして上野の西洋美術館のナショナルギャラリー展にも行ってきました。
 
 
 
     
 
東洋で初めて開かれるというナショナルギャラリー展、
 
目玉の作品はゴッホの「ひまわり」
 
「ひまわり」は全部で7点あり(知らなかった!)、
 
そのうちゴッホが気に入った2点のみサインが入っているとの事。
 
ナショナルギャラリー所蔵の「ひまわり」はこの署名が壺に入っています。しっかり見ました!
 
sonpo美術館所蔵の燃え立つような「ひまわり」が好きなのですが、
 
これと比べると花の形はほぼ同じなのに色調がグッと落ち着いています。
 
ゴッホがなぜこの「ひまわり」の方にサインを入れたのか?
 
sonpo所蔵とこちらの「ひまわり」を並べて見比べてみたいものです。
 
 
 
スペイン・ムリーリョの作品が2点ありました。
 
そのうちの1点が上の写真。
 
この方の宗教画は人物が生き生きとしていて素晴らしいのですが、
 
私は風俗画が好き。
 
貧しさや障害を持つ人物の明るさや温かさ、気高さを描いた絵を見ると
 
心が穏やかに優しい気持ちになります。
 
 
 
フェルメールもあり、今回来日の65点はどれも珠玉の作品ばかり。
 
ロンドンまでなかなか行けないけれど、東京で作品が見られるのは
 
とてもラッキーな事です。
 
今展覧会は予約制なので空いており、密着もなく安心です。
 
友人からバンクシー展のおススメがあったのでこれも行こうかしら?
 
 
帰りに上野国立博物館に寄り、風神雷神図の裏側と言う映像を見てきました。
 
 
尾形光琳の風神雷神図の裏側には江戸後期琳派の画家、酒井抱一の
 
夏秋草図が描かれています。
 
雷神により降った雨に濡れる夏草、風神によって巻き起こった風に揺らぐ秋草と言う趣向です。
 
裏に夏秋草図があるのは知ってましたが、その関係を美しい画像で
 
見る事が出来ました。
 
 
    
 
充実の一日でした。
 
 
 
追記 今大相撲が楽しみ!
 
   両国新年会の時に出会ったザンギリ頭のニコニコしたお相撲さんが新入幕。
 
   相撲好きの花水木さんが教えてくれました。
 
   翔猿(とびさる)・・・・ただいま4勝1敗。
 
   相撲街道驀進中です。
 
   詳しくは花水木さんのブログをご覧くださいネ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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国宝決定記念 「綿貫観音山古墳のすべて展」

2020-09-05 01:07:30 | 展覧会
 久々に遠出をしたので海外旅行記は次回に。
 
そして地味だと思っていた展覧会が 意外と面白かった話です。
 
 
 
 夫は今、週4回整形外科に通っている。
 
5月中旬から四十肩(夫71歳!七十肩ですね)で苦しみ、肩をかばうので
 
腰を痛め、膝も痛め、痛みの無限ループに嵌ってしまった。
 
この間、二人のお出かけは買い物ぐらい。
 
でも最近少し良くなったらしく、突然「イタタ!!」と叫ぶ事は無くなった。
 
これには本当にビックリしてしまう。
 
 
 
 
 先日「しまった!行くの忘れていた!」と急に言い出した。
 
群馬県立歴史博物館の「綿貫観音山古墳のすべて」出土品の国宝決定記念展が9月6日までだそうだ。
 
 電車で行くと3時間もかかる。車で行くと2時間かからないな~、と夫がブツブツ。
 
調子がいいから運転も大丈夫と言う。行きましょう~♪
 
外に出られるなら、嬉しい。大喜び。
 
特に興味もないけれど、私もついていく事にした。
 
 
 
9月1日、この日は雨の予想で涼しかった。
 
行き先は群馬県高崎の群馬の森。
 
広い公園に近代美術館と、群馬歴史博物館がある。
 
  
 
 
近代美術館は今展示替えのため休館中。

 
 
ここが群馬県立歴史博物館

 
デザインも素敵な建物。

 
綿貫観音山古墳は6世紀後半に作られた前方後円墳。
 
昭和40年に測量調査され、43年に発掘調査された。
 
多彩な埴輪群、豪華な副葬品、巨大な横穴式石室などが発見された。
 
まとまった副葬品が、良好な形状で残っており、東日本の古墳のイメージを塗り替えたそうだ。
 
驚くべきことに、一度も盗掘にされた事がなく、いにしえの豪華な金工品も残っていた。
 
 
 なお古墳時代は3世紀後半から7世紀後半までの400年間をいう。
 
この時代に各地で有力者の古墳が作られた。
 
古墳の形には円墳、方墳、帆立貝形古墳、前方後円墳などがある。
 
     群馬県は古墳時代 上毛野国(かみつけのくに)と呼ばれ、
 
東国で最も栄えた国であり、数多くの古墳が作られた。
 
 
 
綿貫観音山古墳の写真
 
発掘前・・・周囲は田畑ですが、形がしっかり残ってますね。
 
 
 
 
 
整備後
 
 
 
 
展示品

 
銅水瓶(どうすいびん)
 
水を入れる瓶。飲み水や、手、口などを清めるための水を入れる瓶の事。
 
古墳時代は土器が一般的で金属は珍しい。
 
中国大陸で作られたものと考えられている。 
 
あの法隆寺の百済観音が手に持っているのがこの水瓶。
                     
 
近畿地方にも同様の物が出土しているが、綿貫観音山古墳では、
 
落下止めのピンセット様なものがついた蓋も出土している。
 
瓶と蓋が完全な形で残っているのはここだけにしか無い。
 
 
                                                                                       
今まで夫と縄文土器を見に山梨長野の美術館を巡ったことがあるが、
 
古墳時代の展示はほとんど見たことがなかった。
 
(縄文時代は今から13000年前から2300年位前まで。次が弥生時代、そして古墳時代が400年。)
 
いきなり美しい金工品を見て、古墳時代の豊かな文化を創造することが出来た。
 
1400年前の物がこんなに光り輝いているとは驚きだ。
 
 
鉄兜                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

・・・・ベルト状で鈴や、止め金具がついている。
 


馬飾り
 
この模型の馬の様に 祭祀の時は馬の首や、尻部分に飾りをつけ権力を誇示したようだ。
 
たくさんの馬飾りが展示されていた。
 
馬を飾るって大事な事だったのですね。

 
馬の兜?

これはほかの古墳から発掘された馬の兜。
 
馬はさぞかし嫌がったでしょうね。
 
 
奈良斑鳩の藤ノ木古墳から出土した国宝も展示されていた。



今まで土偶の国宝は殆ど見たことがあるが、
 
古墳時代の国宝品は見たことがなかった。
 
カメラでは見えないが非常に細かな細工が見られる。
 
 
王冠

 
これも他の古墳から出た出土品。
 
漫画などにこのような王冠が描かれたている事があるが、たいてい中国の話。
 
日本にも王冠があったのですね。使用されたのかどうかは分かりませんが。
 
 
 
 綿貫古墳の周囲から出土した埴輪。(復刻)
 
祭祀の様子を表している?

 
 

 
 
 美術館を出て公園で持参のお弁当で一休み。
 
レストランが閉まっていたので食べ物を持ってきて良かった。


良い場所にある博物館です。
 
 
綿貫観音山古墳に行ってみた。 (博物館から1キロの距離)

 
整備し、綺麗な形が残っている。穴のように見えるのが石室。

前方後円墳の周囲に歩道があり一周できる。



ここに副葬品が多数出土した。
 
今は入れないけれど、いつもは中に入れるらしい。入って見たかったわ。
 
 
古墳の上の道を歩くと周囲を見渡すことが出来、気持ちが良い。

 
 
 
ここから車で30分の所にあるのが保渡田古墳群。
 
このあたりには古墳が3つあるのだが、その一つが八幡塚古墳。
 
当時の様子を再現し、石で古墳を覆い、その周囲を埴輪で飾った古墳がある。
 
埴輪の隊列

 
前方には立派な服を着た隊長、そして兵士や馬の行列、食糧なのか鶏や家畜もいる。



会議?祭祀? 王に杯を捧げている?

 
ユーモラスな埴輪たちが可愛い。

 
埴輪の隊列あたりから見上げる八幡塚古墳。
 
古墳本体周囲には柱状埴輪が飾られ、周囲は石で覆われている。
 
登ってみましょう♪♪

 
古墳の頂上へ。

 
前方後円墳の頭の場所から下を見下ろす。
 
高揚感がありますね~。

 埴輪が飾られ、太陽の反射で輝く石に覆われた古墳。

あの地味なイメージしか無かった古墳が、壮大な建造物に見えてきた。
 
古墳を再現した再現したところがあるなんて全く知らなかった。

夫は2度来たことがあるそうだ。良い所に連れて来てもらって感謝!!

 
 
 朝9時出発、18時帰宅の日帰り旅。
 
群馬にあの大和の次に大きな上毛野国(かみつけのくに)と言う栄えた場所があった事、
 
そして古墳の威容にカルチャーショックを受けた短い旅だった。
 
気分転換しました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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