気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

昭和記念公園の桜など 2月の芝居など

2024-04-11 00:11:40 | 芝居
 長雨が続き、寒くて、3月末に計画したお花見は失敗続き。

 三島で終了した東海道歩きを、6年ぶりに3月26日に計画。でも大雨で中止。
 「三島大社の枝垂れ桜が見頃ね~」と楽しみでしたが、
上手くいかず、残念!!

4月7日 ほんとうに久々の晴天、嬉しくなって夫と昭和記念公園へ。

 お花見の人出で大賑わい。
写真で雰囲気をどうぞ

子どもたちはボールを蹴ったり、走りまわったり。
つかの間の晴天が嬉しそう。





途中駅ビルでお弁当を買い、スワンボートを見ながらノンビリ。
2時間程で帰りましたが、久しぶりに日光に当たっったせいか、
家に帰るとバタンキューでそのまま昼寝💤💤

9日は谷保駅から国立駅へ 散歩



天気は悪かったけれど満開!!

そして今日10日 晴天 多摩川散歩
時々花吹雪♪




昨日の雨と風に散ってしまったかと思いましたが、
まだまだお花見が出来そう♪♪

 今年は2月からヒマになり、家にいる時間が増えました。
コロナでこの数年大した買い物もしていなかったのですが、
真っ赤なメガネと赤の綿麻のコートと黒の日傘屋が作った帽子を一気に買ってしまいました!!危ない、危ない!!


☆☆☆ 芝居 ☆☆☆

2月22日  「籠鶴瓶花街酔醒」(かごつるべさとのえいざめ) 歌舞伎座にて

 出演:勘九郎、七之助、仁左衛門

下野国佐野の絹商人が 吉原の花魁八つ橋に惚れてしまった事による悲劇。
故勘三郎、故吉右衛門で見ている。今回勘九郎が初役で挑んだ。

 余りに評判が良いので今月になってチケットを取ろうとしたがダメ。
一幕見(今は並ぶのではなく、前日に予約する)で見に行った。
真面目一方の田舎商人が花魁に惚れるのは変りないが、勘九郎だと一途な思いが際立ち、若々しい芝居となっていた。
ただ、後半の妖刀に操られる部分が弱く、ただ花魁に裏切られて仕返しする話になっていたのが残念。

2月24日 「中村仲蔵」 Briria Hallにて
 脚本:源孝志
 演出:蓬莱竜太
 出演:藤原竜也、市原隼人、池田成志、高島政宏

梨園の出身ではない歌舞伎役者「中村仲蔵」が下積みの苦労の末、市川團十郎に見いだされ、異例の出世をしていく話。

去年テレビで、勘九郎主演でドラマ化されている。私の好きな話。
源孝志の脚本、蓬莱竜太演出なんて絶対に外せない。
けれど迷ったのは主演の藤原竜也が歌舞伎メイクが似合わない事!!
藤原竜也はデビュー作から10本以上見ているが、この作品は違うのではないか?
彼の歌舞伎シーンだけは上手くなかったが(私だけかも)、
なかなか面白い構成の芝居で、味も情緒もあり楽しかった。
仲蔵を助ける武士、市川隼人が際立って格好良かった。
(書き出すときりがないので簡単に)

4月6日 「五十四の瞳」 文学座公演 昭島市民会館にて 三多摩演劇を見る会

 舞台は戦後間もない頃の。瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
ここには学校は一つしかなく、そこは朝鮮人も日本人も朝鮮人も分け隔てなく学んでいた。
パワフルな人間のエネルギーをぶつけ合いながら生きていく、
激しくも温かい人間達を描くチャン・ウィシンの作品。
この方は日本に生まれ、映画、演劇の世界で数多くの作品がある。

民族問題を押し付けるわけでもなく、丁寧に人の心を描いていて引き込まれた。パワーある舞台だった。








コメント (2)
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3月の舞台・リヤ王 その他

2024-03-19 22:14:55 | 芝居
 2月の舞台は後回しにして・・・・

3月15日 段田安則主演 「リヤ王」東京芸術芸術劇場 
 演出・ショーン・ホームズ



 出演・段田安則、小池徹平、上白石萌歌、江口のりこ・田畑智子・玉置玲央
高橋克実、浅野和之、

もうこの配役なら期待しかない!! 

 段田さんの芝居は大好き。
20年ほど前に中井貴一、りょう、段田安則の3人芝居(題名は忘れた)を見て、
彼の哀愁、ユーモアに魅了された。
その後三谷幸喜作演出の「国民の映画」で、ナチスの高官、冷酷で、周囲に恐怖を振りまくゲッペルスを演じ、印象を深くした。(2回見た)

 今回のシェイクスピアリヤ王」の段田さんは予想にたがわず素晴らしく、感動した。
自信に満ちた王が娘二人の裏切りに遭い、絶望し、狂って行く様子が迫力ある演技で表現される。
 老いさらばえた王となっても臣下・高橋克実と浅野和之は忠誠を誓い付き従う。
きっとリヤ王は全盛期には賢い王として臣下に崇拝されていたのだろう。
彼のそんな背景までも彷彿とさせる演技だった。

 三女のコーデリア、上白石萌歌の天使の様な歌声も良かった。
憎々し気な長女、次女の江口のりこ、田畑智子もピッタリな配役。
玉置玲央の冷酷非情な役も良かった。よく通る声に驚いた。
小池徹平の気弱でお人よし、運命に逆らえず狂って行く演技も良かった。
勿論、ベテラン高橋克実、浅野和之も素晴らしい。

 配役は誰もが素晴らしかった!!!

 けれど残念ながら、違う、違うという物足りなさを抱え劇場を出た。
原因は3つ。

〇演出家の解釈がよくわからない。

  現代に置き換えてのリヤ王というにもかかわらず、
変わっているのは、スーツやワンピース、トレーナーと言う衣装だけ。
そして白い舞台にコピー機や給水機、OHPなど事務機器があるだけ。
「リヤ王」の内容は基本変わらないので、どこが現代的解釈?と言う疑問が湧く。

〇もう一つは舞台美術が汚い。

 最初真っ白な舞台だったが、壁にマジックで✖をつけたり、下手な絵をかいて場面や、天気を表したり、美しくない。

〇衣装はまとまりがない。

 スーツなど現代的衣装がメインなのに、なぜか兵士や従者は昔風。
色も変。娘3人はピンクのワンピース。なぜピンク?血の色も目立たない。
小池徹平の衣装?には疑問だらけ。

 あくまでも私見です。これから見に行かれる方ごめんなさい。
でも役者達は素晴らしく、一見の価値があります。

 私としてはこの贅沢な配役で、故・蜷川幸雄演出の緊張感漂う美しい舞台が見たいなぁと思いました。
無理だけど・・・・

大河ドラマからの花もありました。


3月10日 スーパーキッズオーケストラ

わが市では毎年平和コンサートが開かれる。

 スーパーキッズオーケストラは、指揮者の佐渡裕が芸術監督を務める、
兵庫県立芸術文化センターの事業。
全国から選抜された小学生から高校生までの弦楽器によるオーケストラ。

 知る人ぞ知るオーケストラで切符もなかなか売れなかったらしい。
友人がこのオーケストラの素晴らしさを熱を込めて語っていたので、
熱にほだされ、良い天気の日曜日、40分バスに揺られ行ってきた。

 行って良かった。
音楽が好きで好きでたまらないという子供達の演奏は初々しくて、楽しかった。
音楽に詳しくないので演奏技術はよくわからないが、流れるような旋律が耳に心地よい。
2人ずつ前に出てきて簡単な自己紹介をするのが可愛かった。

庭の花(3月19日)
モッコウバラの最初の3輪。これから次々咲きます。

クリスマスローズ

今年は4種類の水仙が咲きました。水仙て種類が多いのですね。

ゆすら梅。赤い小さな実がなります。 摘むのが大変なので、鳥の餌に。



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1月の舞台 新春浅草歌舞伎・オデッサなど

2024-02-23 17:55:20 | 芝居
 舞台鑑賞の後、すぐにブログアップすればよいのだけれどついサボってしまう。

 2004年1月の4本の舞台報告ですが、これは自分の記録でもあるので、適当に読み飛ばしてくださいネ。

 1月は友人と浅草公会堂、夫と菊五郎劇団の歌舞伎を見に行くのがここ十数年の定番。今年も行ってきました。

1月11日「新春浅草歌舞伎」浅草公会堂にて

 友人と、ランチ後浅草寺でお参り。


友人が雷門の提灯の下には龍が彫ってあると教えてくれた。知らなかった!!
わかりますか?

この提灯の下。

さていよいよ3年ぶりの新春浅草歌舞伎。(2022年、2023年はコロナのため中止)
待ちわびてました!!

 新春浅草歌舞伎は次世代の歌舞伎を担う若手の登竜門。
大役を若手が演じる事により、実力を身につけていく。
初々しく、エネルギー溢れる芝居を見られるので毎年楽しみ♪

 このチームでほぼ10年続けてきたが、来年からはメンバーが一新する。

 卒業するのは松也、歌昇、巳之助、新悟、種之介、米吉、隼人の7人。
橋之助はリーダーとして残るのかしら?
話題の団子(中車の息子)、染五郎(幸四郎の息子)が入るのかしら?

 この歌舞伎にはまだ無名の役者が次第に上手くなっていく醍醐味がある。

第2部の「熊谷陣屋」と「魚屋宗五郎」を見た。
直実の歌昇は品よく、立派。
種之介は踊りが上手。安心して見ていられる。
松也の魚屋宗五郎、豪快な酒の飲みっぷり。

 来年が楽しみです。


1月13日「オデッサ」東京芸術劇場プレイハウスにて
 演出:三谷幸喜  配役:柿沢勇人・宮澤エマ・迫田孝也



プレイハウスはこの2階。

舞台模型? かなり雑。

 アメリカ、テキサス州オデッサ。
登場人物は3人。一人の日本人が殺人事件の容疑者として捕まった。
でも彼は英語が話せない。取り調べの警察官は日本語が離せない。
そして通訳として日本人留学生が雇われた。
 この容疑者は犯人なのか?
3人の会話バトルが始まる。

宮澤エマの警察官は英語しか話さない。容疑者(迫田孝也)は日本語しか話さない。
更に通訳(柿沢勇人)は自分の主観を交えて通訳する。
容疑者を弁護したい通訳のウソはウソを呼び、のっぴきならない状態になるが、
果たしてその状態から真実が見えてくるのか?
そこが見どころの会話劇。
宮澤エマの英語部分は後の壁に刺激的な文字で日本語訳がでる。

宮澤エマがセリフの英語監修も引き受けたそうだ。

目が離せず、一瞬の聞き逃しもできず、緊張が心地よくて
あっと言う間に終わってしまった。楽しかった~~
柿沢勇人、同じ三谷幸喜の芝居「愛と哀しみのシャーロック」の時より
ずっと滑らかに感情表現豊かに芝居をしていた。


1月24日「初春歌舞伎公演」新国立劇場・中劇場にて

    国立劇場建て替えのため、初めて国立新劇場にて上演。

国立劇場とは勝手が違う。
花道が無いのが寂しい。
代わりに舞台左手の白い柵の部分が花道がわりとなっている。

国立劇場の施工業者がまだ決まってないらしいが、
早く新しい国立劇場が完成して欲しいと思う。
私達が、まだ歩けるうちにネ。


中村梅枝の2番目の演目「葛の葉」が良かった。
この演目は最後に障子に和歌を書くのだが、字が見事だった。(右手、左手、口に筆を加えての3通りで書く)

梅枝は「梶原平蔵」でも親を思う娘心を切々と表現していて、
改めてこの方を見直した。
これから注目していきたい。


オペラ「森は生きている」 
 三多摩演劇を見会  立川市民会館RISURUホールにて



 こんにゃく座は名前を知ってはいたが、見たことが無かった。
芸大声楽家の出身者たちで結成されたそうだ。
台本・作曲は林光。

 ロシアの森を舞台に1月から12月までの(月の精)達と
人間達が織りなす物語を12人の歌い手とピアニストで上演。

昔々、小学生高学年の時に読んで心に残っていた物語。
でも殆どストーリーは忘れていた。
どんな劇がなのか楽しみだった。

オペラと知らなくて皆さん歌が上手で驚き、次第に引き込まれていった。
衣装も舞台装置も雰囲気にあっていて素晴らしかった。
知らない劇団、でも上質な作品を上演する劇団が沢山あるのですね。


1月の着物



着物もだいぶ減らしたけれど・・・・・
まだ物欲があるみたいで 手放せないものが多いです。




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新作歌舞伎「流白波燦星」ルパン三世 & 劇団青年座「シェアの法則」

2023-12-29 23:23:00 | 芝居
12月22日 夫と娘、3人で新橋演舞場へ。

 新橋演舞場は「劇団☆新感線」でよく通った劇場。
今回3人なので1等席は無理。5000円の3等席をゲット。
良く知らなかったけれど、3等席は花道が見えないのですね。
見え方は値段相当なので仕方ない。
その分、両脇前方にモニターがあり、花道が見えるようになっていました。。




劇場前の看板。 満員御礼ですって♪
コロナ時期の歌舞伎の閑散とした様子を良く知っているので、まずはめでたしめでたし!!

 内容は時を安土桃山時代に設定、歌舞伎ならではの演出や技法でルパンたちの活躍を描く。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条時政パパの子孫・真柴久吉が天下を納める時代(久吉は坂東弥十郎)のお話。
ストーリーは卑弥呼の金印を狙って、ルパン、五右衛門、峰不二子、銭形警部久吉たちが入り乱れ争う物語。

 「絶景かな~、絶景かな~」と豪華な「楼門五山桐」のセットの上での石川五右衛門のセリフあり、
銭形警部を加えた5人で「白波五人男」のいでたちとセリフありで、歌舞伎の演目のパロディ満載。
パロディと言えども本物の歌舞伎役者が演じるので、ピシャリと決まっており、それでいておかしみがある。
 
 この日は俳優の堺雅人と菅野美穂夫妻が観客にいたようで、VIVANTの話題と「日本は公安が守る!」という弥十郎のアドリブが受けていた。
自由で明るくて派手な舞台で観客大喜びの舞台だった。

 帰りは東銀座から日比谷まで散歩。
ソニービル

アルマーニのショーウィンドー



並木通りのシャボン玉イルミネーション。



日比谷シャンテのイルミネーション


12月9日 劇団青年座「シェアの法則」 昭島市民会館
 三多摩演劇を見る会の公演

 東京のシェアハウスの物語。
家主のおばあさんが倒れ、引き継いだ息子がシェアハウスを閉じたい様子。
間借り人たちはそれぞれの事情でハウスを出たくない。さてどうなるか・・・

 割とぶっ飛んだお話と想像力を刺激するお話が好きなので、
こういう普通の舞台は久し振り。
この舞台は趣味ではなかったけれど、
三多摩の会は、時々とても良い芝居に巡り合う事もあるのでなかなか会をやめることが出来ない。



 皆様今年も拙いブログをご覧いただき有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

 来年は派手な明るい眼鏡を買おうッと!!



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舞台・ねじまき鳥クロニクル & 雑司が谷の二の酉

2023-11-26 15:57:45 | 芝居
11月23日 池袋芸術劇場にて「ねじまき鳥クロニクル」

 村上春樹原作、演出・振付・美術・脚本などは外国の方2人。
脚本・作詞は藤田貴大、音楽は大友良英。 2020年初演

 出演 成河(ソンハ)、渡辺大知、門脇麦、大貫勇輔、吹越満、銀粉蝶

 今回再演ですが、初演は見てないので非常に楽しみにしていた。
が、成河の女性蔑視の気持ち悪い発言があり、期待感がそがれてしまったのが残念。
それでも門脇麦ちゃんを見る楽しみがあり、そして娘に成河の人格と演技は別と言われ
気持を立て直し、劇場に向かった。
(成河は鎌倉殿の13人に頼朝の兄弟慈円を演じていた。)

東京芸術劇場ロビー


 芝居、コンテンポラリーダンス、音楽が融合し、既成のジャンルを超える空間が立ち現れた。
小説と演劇が融合し「ねじまき鳥クロニエル」という新しい芸術がここに生まれた。躍動する村上ワールドがここに。
 案内チラシより

 ストーリーはほぼ原作通りに進む。
原作を読んでいない方、忘れた方は置いてきぼりとなるが、
難しいことは言わずにその場その場の舞台の新鮮さを楽しむことも出来る。
それでも村上ワールドの摩訶不思議な世界を充分に堪能できる。
 妻を取り戻すための闘いを挑む主人公トオルは渡辺大知と成河の二人一役で演る。
壁を通り抜け、もう一つの世界に迷い込んだトオルが成河。

あ~~ここまで書いて感想をどう書いてよいのかわからなくなった。
とにかく見て良かった舞台で、村上ワールドを堪能できました。

 門脇麦ちゃんは舞台向きの女優さん。
肉体的にもガッシリしているし、よく通る声が素晴らしい。
純粋無垢にも小悪魔的にも取れる演技で、存在感が圧倒的。
銀粉蝶も吹越満も抽象的な場面が続く中で
経験に裏付けられたリアルな演技が、芝居を引き締めていた。


さて舞台の終了がなんと3時。いつもよりずっと早い。時間がある♪
娘と「これからどうしよう?」
池袋に一番近い二の酉に行く事に決定。
雑司が谷に向かう。
 JR大塚駅から都電荒川線(さくらトラム)に乗り換え、雑司が谷へ。
昔から都内散策が大好きなのだが、雑司が谷は未知の世界。

まずは鬼子母神へ


樹齢700年の大銀杏。


昔からあるっ境内の中の駄菓子屋。ここでススキで作られたフクロウミミズクが売られていた。


重要文化財の鬼子母神堂。安産と育児の神様鬼子母神を祀っている。

この後鬼子母神近くの 大鳥神社二の酉へ


下町のお酉さまは威勢が良く賑やか。次々と手締めの音が響く。

また都電に乗り高田の馬場「魚金」でお魚。
「まだ6時前ネ」という事で新宿花園神社二の酉へ向かったが、
コチラは人出が多すぎ、鳥居の前で入場を諦めた。

最後は

久しぶりに高野フルーツパーラーでワッフルや、プリンアラモードなど。

終わり良ければすべて良し!!最高!!
充実の一日でした。。














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木下歌舞伎「勧進帳」 & 劇団文化座「旅立つ家族」 その他

2023-10-17 19:23:00 | 芝居
散歩途中の光景。
音符みたい。
小学生の時、父が瓢箪を植えたので、こんな風に乾した記憶がある。
懐かしい♪


さて、時間が空いてしまいましたが、お芝居の続き。

9月6日 木下歌舞伎「勧進帳」 東京芸術劇場シアターイースト
久しぶりの池袋。以前来たのはコロナ前。
感じの良いイタリアンを見つけ友人と軽く食事。
暑かったので、ついスパークリングワインを頼んでしまった。
眠くならないといいのだけれど・・・




 古典を現代の視点でリフレーミングする木の下歌舞伎はこの名作歌舞伎「勧進帳を(関=境界)の物語としてさらに大胆に深く読み直しました。
 支配と服従、更にジェンダーや格差など現代においても様々な〈境界〉が存在します。
 木の下歌舞伎「勧進帳」ではそうした〈境界〉による対立から共存への道を探るという大きな物語を描き出し、古典の普遍性を改めて現代に示した傑作。
(チラシより)

 つかこうへい、蜷川幸雄が亡くなったあと、刺激を受ける舞台が(私にとってはですが)、グンと少なくなってしまっていた。

 木の下歌舞伎を主宰する木下祐一は、今年38歳。
テレビの古典芸能の番組で、何か忘れたが古典の作品を解説しており、
その深い解釈に驚き、一度舞台を見てみたいと思った。
 
 ちょうど都民半額舞台鑑賞の募集があり、応募したら当選した。
ラッキー!!

 シアターイーストの舞台は少し変わっていて、細長い舞台の両側から見る。
定員も300人、舞台がより身近に感じられる。

全員の黒一色の衣装。舞台装置は無し。
舞台が近いのと、照明が上手なため演者の表情がはっきり見える。

弁慶はリー5世(巨体の白人)、義経は高山のえみ(トランスジェンダー・元男性)、
富樫は坂口涼太郎(朝ドラ・らんまんで親戚のボンボン役)
異質の3人の組み合わせが、より3人の立場の違いを明確にしていく。
この3人以外の4人は富樫の家来になったり、義経の従者になったり変幻自在。

 いろいろチラシには難しい事が書いてありますが、
私の単純な解釈では、富樫は中間管理職として部下の不平不満を受け止めきれず、うっぷんを募らせていく。
そこに現れた義経一行。
義経を捕らえるという役目を自覚しながらも、
自分達にはない主従の一体感に憧れを募らせていく。
この辺の富樫の葛藤が鮮やかに表現され、見ごたえがあった。
最後には義経一行と知りながらも、応援する立場となる。
「オレの鬱屈を晴らしてくれ!!」
富樫には義経一行の旅立ちが爽やかに映る。(勿論人それぞれの解釈がありそう)

 富樫の苦悩と、義経の静けさ、弁慶の一本気な力強さ、
全員の一瞬の感情を切り取る鋭い演技。
 坂口涼太郎の舞台は初めて見たが、良かった。
高山のえみも。リー5世も。
個性のぶつかり合いの芝居であり、心に残る舞台だった。
木の下歌舞伎のファンになった。


8月28日 劇団文化座「旅立つ家族」埼玉会館にて
      三多摩演劇を見る会

まさか、三多摩演劇を見る会の公演で
スタンディングオベーションと鳴りやまぬ拍手を経験するとは!!

 韓国の国民的画家イソンジュプ
その鮮烈な生
時代と国境を越えた足と家族の物語。

日韓併合の時代、朝鮮北部に生まれ、日本に留学。
日本で知り合った方子と故郷で結婚。
幸せは続かず、戦後は朝鮮戦争が勃発、故郷を脱出。
釜山から済州島へ逃げるが、貧困の中、健康を害して方子と子供たちは日本へ帰る。
イソンジュプは画家として苦難の道を歩み生涯家族を愛したが、方子と再び暮す事無く若くして生涯を閉じる

 エネルギッシュな牛が舞台を踊りまわり、歌ありダンスありで、独創的な舞台に引き込まれた。
主役・藤原章寛さんのダイナミックな演技に感動。

 絵が認められそうになるも、当局の横やりで希望が潰される。
絶望に次ぐ絶望、最後は孤独に病死する。
朝鮮と日本、かなわぬ再会、それでも二人の愛は変らず、
最後に年老いた方子が、イソンジュブの絵を一枚一枚見ていく場面が涙を誘った。
韓国にこのような画家がいたのを初めて知った。実際に絵を見てみたい。
韓国の歴史的な苦悩も初めてこの演劇で身近に感じた。

9月30日 劇団俳優座公演「雉はじめて鳴く」立川RISURUホール
 ストーリーに工夫があり、笑いもあり、役者さんも上手だけれど、
敢えて感想はナシです。







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劇団☆新感線「「天號星」

2023-09-30 15:10:48 | 芝居
9月28日 府中郷土の森の彼岸花・今年は35万株が開花。
    友人達とベストな時期にGO~!!


 8月末から10月にかけて3本の芝居を見たが、どれも刺激的、かつ感動的だった。
 見るものがすべて「行って良かった」と思えるなんてめったにない事。
今回はいちばん最近に見た劇団☆新感線のお芝居を。

 その前に・・・初めての歌舞伎町タワーを楽しみにしていたが、ごみが散乱する周辺広場の汚さにビックリした。
ここが最先端のお洒落ビルの立地?
せめてゴミ箱位用意すべきと思う。
外人たちもここを目指して多数詰めかけている。
日本の恥部の様相を呈していた。
行政も歌舞伎町だから仕方ないと思っているのかな。
ワクワク感がそがれる気分。けど楽しんだけれど♪


9月23日 劇団☆新幹線 「天號星」 歌舞伎町タワーにて




配役はコチラ

劇団新感線渾身の本格時代劇!
数奇な星が嵐を呼ぶ(入れ替わり)本格時代劇大江戸フィクション!!

花の大江戸八百屋八町。世のため人のため生きてちゃならねえ奴ばらに、
引導渡してあの世に送る、人呼んで「引導屋」 チラシより

と、相変わらずファンを煽る煽る!!
簡単に言えば、必殺仕置き人の集団を潰そうと悪人たちが絡んでいく。
そして数奇な星の力により、弱虫古田新太が、極悪人早乙女太一と入れ替わるというお話。

 何といっても見どころは早乙女太一と弟の早乙女友貴の殺陣。
息のあった、けれど力強い殺陣は力の入り具合までリアルに感じられ、
照明の効果もあり、息をのむ。
劇団を家業とする家に生まれた二人、並の役者には考えられない経験をしているのだろう。
最近抑え気味の古田さんも珍しく殺陣に加わり、更に山本千尋のアクロバット的な殺陣も素晴らしかった(鎌倉殿の13人で女忍者役を演じた)
ストーリーも面白く、久しぶりに登場の池田成志も生き生きしていた。

劇団新感線を見始めて20年以上、カッコよさと爽快感を求めて まだまだファンでいられそうです。



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八月納涼歌舞伎第二部・幸四郎の新門辰五郎 & 真夏のおやつ

2023-08-21 23:49:44 | 芝居
既製品のゼリーはほとんど食べないのだけれど・・・・

ドーン!!

このゼリー、ドンキの「でかフル缶」で作ってみました。(850g缶)


どれぐらい大きいかというと・・・・

左の大きさが普通サイズ。 
流石に夫婦二人では多すぎる量。
でもこのビジュアルが魅力的なので一度作って見たかった。
本当は息子夫婦か、娘が遊びに来た時にと思っていたけれど、
8月は3人ともコロナに罹りそれどころではなさそう。
夫婦で4回に分けて食べました。・・・・・飽きた!!

ジョージアのアイスコーヒー微糖で作り、アイスと一緒に食べる。
コチラは大好評でした。
暑いので冷たいおやつが食べたくなりますね。

8月17日 歌舞伎座にて 八月納涼歌舞伎第二部
     演目は新門辰五郎と団子売り。


 「新門辰五郎」幸四郎、勘九郎、七之助、獅童、歌六 等の群集劇
登場人物が多く、最初は状況が掴みにくかった。
 幕末の京都が舞台。
粋でいなせな江戸町火消・幸四郎が見られると思ったが、
意外と盛り上がりに欠けていた。
歌舞伎座では44年ぶりの上演となる真山青果作の歌舞伎だそうだが、
練りが足りないのか、ヤマ場が盛り上がらない。
復活の芝居って難しい。

 勘九郎が威勢よく、口跡も良く、魅せられた。
息子の子役・勘太郎も度胸が良く、これからが楽しみ。
七之助、新悟、歌六も良かった。

「団子売り」巳之助、児太郎の舞踊。
大阪天神橋で餅屋台を担いだ夫婦が、杵と臼を取り出し、餅を搗き始める。
明るく、息の合った夫婦を見ているとほのぼのとする。
巳之助の踊り、久しぶりに見たけれど、一層上手になった気がする。

開演前のランチは歌舞伎座の隣、松竹俱楽部ビルの「ほうおう」で
焼き鳥丼とコーヒー。落ち着いていて感じが良い。

お正月と夏の歌舞伎はいつも同じ友人と行く。
ああだこうだと見た芝居を語り合うのが楽しい。

越後上布と年上の方から頂いた羅の帯。

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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2」

2023-08-10 16:54:15 | 芝居
 昨年、待ち焦がれていた「薔薇とサムライ2」の舞台公演があり、2回行った。

 そして舞台公演を映像で見るゲキ×シネが4日から始まった。
公演があまりに楽しかったので、あの興奮をもう一度味わうチャンス!!
観る前からワクワクが止まらない。

薔薇とサムライ2  再び薔薇とサムライ2  (下線クリックで過去ブログへ)

娘がムビチケを買い、6日に品川プリンスの映画館を予約した。


そして入場時にムビチケ購入の人にはピンクの封筒が渡された。
そして2枚に封筒の中には・・・・


種類の違うポストカード!! 
コスプレの似合う天海祐希様。本当にお美しい。
こんな豪華な衣装を着こなし、凛としたたたずまいと優雅な身のこなしが出来る女優さんは稀有だ。

 2回見ているのに新たな発見もあり、天海さん、古田さん、早乙女友貴のアクションに爽快感を得、
また燕尾服・短髪のすらりとした姿に毎回ため息が出る。
ちなみにこの燕尾服姿は宝塚退団後初めて解禁、そして最後だそうだ。
林修との対談(6日の日曜日の初耳学)で、「観客にコロナで鬱屈した気分を晴らして欲しい」という思いを語っていた。
 観客を大切にする天海さんの気持ちは随所に見られ、時に美しく、時に力強く、グイグイと観客の心をつかんでいく。

 公演を見て4日も経つのに、まだ主題のメロディーが頭の中にこびりついている。

 もう一度見に行こうかしら?

帰りに、日比谷シャンテで開催されている、「薔薇とサムライ2」の衣装展
に行った。

手前から、若手出演者、神尾楓珠、石田ニコルの衣装。
石田ニコルはほとんど知らなかったが、歌が上手で堂々としたセリフ。
ミュージカルに随分出ているらしい。
神尾楓珠は初舞台だと思うが、慣れないながら必死さが見えて感じが良い。

五右衛門 古田新太(今あまちゃんの再放送で出てますね) 重そう!!


海賊女王 アンヌ・デ・アルワイダ アンヌ女王
この衣装、手縫いのスモック刺繍、ビーズも手縫い。見れば見るほど豪華。



女王が公式の場面で着る衣装。



海賊としての活躍場面で着る。


悪役高田聖子の衣装。縄目模様に見えるのは蛇。


どの衣装も近くで見ると凝った手作りの装飾が施されている。
13年前の前回の「薔薇とサムライ」より衣装に力を注いでいる。

 実は娘と見る約束をしていたが、残念ながら、熱を出し一緒に行けなかった。
 夫が急遽行く事になったが、果たして楽しんでもらえるか疑問で、時々反応を見ていた。
でも、でも・・・・見終わった時にはすっかり天海祐希のファンとなっていた。
「かっこいいね~~」

コメント (2)
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清瀬ひまわりフェスティバル & 映像「天保12年のシェイクスピア」

2023-08-04 17:39:42 | 芝居
 朝、スピーカーに「ねえgoogle、今日の天気は?」と聞いたら
平然と「〇〇市は最高気温37度、最低気温25度 晴れです」と言われた。

37度?! 強烈な暑さに驚いた!! 
この辺は都内より2度ほど低いはず。都心はいったい何度なの?

メカなので当たり前なのだけれど、無機質な声にイラッとした。
今日は閉じこもり決定!!

昨日、散歩道のサルスベリ満開。ギラギラした夏の空とサルスベリは良く似合う。


7月29日 清瀬ひまわりフェスティバルへ

 一度行ってみたかった清瀬のひまわりフェス。
都内最大級10万本のひまわり畑がある。

日影が無いしこの暑さ、熱中症になりそうで諦めていたけれど、
静岡の友人が、lineに朝一番にひまわり園に行った写真を送ってくださった。

 そうか朝一番で行けばいいのね♪ 
9時前に清瀬駅のシャトルバス乗り場に行ったら、トンデモナイ混みようで
いつバスに乗れるかわからない。
結局路線バスで座っていく事にした。



青と黄色の対比が夏!! 

開園と同時に入ったけれど、帰る頃にはこの行列。

 暑い!!

 滅多に食べない(10年ぶりぐらい?)かき氷が美味しかった(半分食べた後の写真)
いらないと言った夫も一口食べておいしかったらしく、
数日後、通販でかき氷器を買っていた。

 遠くに行けばひまわり畑は沢山あるだろうけれど、
片道45分位でパワーあふれるひまわりを楽しめたので大いに満足。
11時半には自宅に到着、半日のミニミニ旅行でした。


7月13日 

 2002年上演の舞台「天保12年のシェイクスピア」の上映会。
舞台芸術のアーカイブ、デジタルシアター化を進めているEPAPの支援事業。 EPAPは時を超える舞台映像の保存、活用を行っている。

 井上ひさし原作のこの舞台、2005年、蜷川幸雄が、シアター・コクーンで演出した時は大好評で、私も見に行った。
出演者は、藤原竜也、唐沢寿明、篠原涼子、夏木マリ、高橋惠子他豪華メンバー。
シェイクスピアの全作品をもとに描かれ、歌あり、チャンバラありの任侠劇。
 壮大な豪華で美しいセットと、役者たちが入り乱れる蜷川さんお得意の祝祭感あふれる舞台が印象的。 高橋惠子さんがカッコ良かった。

 さて2002年の、いのうえひでのり版の演出に興味があった。
出演者、上川隆也、沢口靖子、古田新太、橋本じゅん、劇団新感線の役者多数。
元々猥雑な話だけれど、いのうえ版では人々の内に籠る暗い情念をより深く描き出している気がする。
欲のために親兄弟も見捨て、亡き者にする。成り上がるためには一切の容赦なし。
同じストーリーでも蜷川版より暗い。
20年前の古田新太、沢口靖子、若いなあぁ~。

一緒に行った友人が、初めての新感線風お芝居の迫力にビックリしていた。
でも新鮮だったと喜んでくれた。


同日に舞台美術家・堀尾幸雄の展覧会「舞台美術の記憶」がロビーで開催。
沢山の思い出の舞台模型を見ることが出来た。

スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース

三谷幸喜作 ろくでなし啄木

三谷幸喜作 オケピ これは再上演のたび、3回見た。


三谷幸喜作 文楽・其礼成心中(それなり心中)

劇団・新感線・いのうえひでのり演出 ヴァン!パン!バーン

三谷幸喜作 大地 コロナ下での上演、出演者一人一人が近づかないように工夫。

三谷幸喜作 彦馬がゆく 

 三谷幸喜作 パルコ歌舞伎 決闘!高田の馬場

歌舞伎 月光露針路日本 風雲児たち


劇団☆新感線 髑髏城の七人(花・極)

劇団☆新感線 RX五右衛門ロック

 全部で30点ほどの展示。このほかにも見た芝居の模型が数点あった。
見た当時のあれこれ(自分の状況・同行者・感想など)を思い出し、とても懐かしい。

このアレコレを書くときりがないのでタイトルのみ。
三谷幸喜の芝居は殆どこの方がデザインしたのですね。
知らなかったです。

この模型よく見ると値段がついていて60万前後。ひぇ~~!!
でもアイディアの結晶なので安いぐらいかもしれないですね。

着物を着てパルコ劇場へ。
自分で縫ったしじらの着物。金魚の帯。







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