気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

温かい言葉など

2009-09-27 00:05:06 | 病気・後遺症

 皆様温かい言葉有難うございました!

シルバーウィークに京都奈良に行ってリフレッシュしたこともあり、

今とても元気です。

(今回の旅行は次回アップね

 

だんだんさん、じゅんさんも同じような経験なさっていて、ビックリしました。

優しくない人嫌いです。

 

じゅんさんが、一般的でない癌は情報が少ないので、

後遺症について理解されにくいと言ってらっしゃいました。

これは本当

癌は全身どこにでもできます。

なので無茶苦茶種類が多く、また症状も様々です。

今や、男性は3人に一人、女性は2人に一人が癌になるという時代です。

もちろん一人の人が何回も癌になる事もあるので、

実際にはもう少し少ない割合になるかもしれませんが、

癌は私たちにとても身近な病気と言えるでしょう。

 

ささやかな私の体験をしつこくブログアップするのは、

癌宣告されたとき(ある日突然というケースも多いのです)

こんな経験した人がいるんだ~と言う情報が少しでもあれば、

あわてないず騒がず、落ち着いて事態に対処できると思うからです。

そして病気になっても人は強く、最悪の事態からでも何とかぬけだそうと

努力するものだとわかっていれば、勇気も湧いてきます。

おおらかに皆で癌を語れるようになるといいと思います。

 

なんて大げさなことを言ってしまいましたが、ブログは

心の内をさらけ出して、解放することができ、お友達も増えいい事ばかりでした。

皆さん有難う

 

 

  

昨日和裁の帰りです。

前回の自分で縫った着物を着ていたら

駅で手荷物沢山のおばあちゃんに声をかけられました。

「失礼ですが、その紬何という紬でしょうか?」

自分でもよくわからないのでそう答えたら、

「いいですね~。私も着物もっと着ればよかったと後悔しています」とおっしゃる。

そこからお喋り開始。

「どなたかに着せてもらえば、今からでも遅くはないのでは?」というと、

「私は大正6年生まれなので、もう無理です。」

エーッ母より年上???92歳ってこと?

耳も遠くないし普通に会話できるなんて 驚きでした

 

そのうえ「今仕事現場からの帰りなの。建築会社の社長しています。

夫が死に、子どもがいないので、仕方なくやっているの」

エーッ現役

「先月まで、軽井沢の現場に40日いました。とても寒いのよ」と・・・・

すごいすごすぎる

 

年とったら身長が17センチも縮んだそうです

「なぜわかったかと言うとね、ズボンがどんどん長くなるのよ」

92歳だからこその経験です。

 

そして「今飛行機に乗れないの。

国内は85才ぐらいまで大丈夫なんだけど、国外は80才以上は

付き添いがないとダメなの。医者の健康証明書も必要なの。不便よ」

とおっしゃる エーッ海外も一人で行きたいのですか

 

貴重なお話有難うございました。

いつまでもお元気でいらしてください。

不思議な元気と勇気が湧いてきました

がんばろうっと

 

 

 

貴重なお話有難うございます。

いつまでもお元気で、私たちに

 

 

 

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冷たい言葉

2009-09-18 01:06:37 | 病気・後遺症

 不意打ちだった。

思いがけない言葉を 思いがけない場所で、思いがけない人から投げつけられた。

私は無防備で、なすすべもなかった。

 

病気になってから一番気を付けている事は、精神の健康。

明るい気分を保つことで、いつの間にか積極的に生活している自分がいる。

落ち込むことはあるが、

精神の健康に保つことは自分にしかできないと思っている。

 

 

前置きが長くなってしまった。

8月上旬、コーディネーターの仕事仲間で飲み会をした。

一番暇な私が企画し、私以外5人、全部で6人集まった。

5人の内3人は病気後も会っているが、2人は初めて会った。

2人のうち一人は年上で、ある仕事で、苦楽をともにした仲間。

もう一人は40代、何回も口をきいたことがある程度のお付き合い。

 

この40代が問題だった。

いつものとおり、あっけらかんと私の病気の話しをしていたら、

彼女が「抗がん剤はやったの?」と聞いてきた。

「放射線も抗がん剤も効かないのでやらなかった」と答えたら、

急に勝ち誇った顔を向け 「あらぁ~やらなかったの。じゃあ楽だったわね」

と言ってきた。

エッ?どういうこと?何言いたいの?

薬が効かないので、大手術になったのだけど?

 

彼女は10年前にホジキン病で抗がん剤を打ったそうだ。

それがきつくて、大変な思いを味わったそうだ。

そして、いかに大変だったかをとうとうと語り始めた。

思わぬ事態にドギマギし、

小さく私も、耳聞こえなくなったし、顔も変わったし・・・・・と言ったら、

「そんなこと・・・・(なんてことないわよ)」と言われてしまった

これには驚いた。

病気後この種類の人には会ったことがなかった。

同じ病気の方は何人も会ったが、種類や程度が違っても、

お互いの痛みが分かり合うことができ、優しい気持ちで話すことができた。

この人は違う。自分以外の人を否定して生きている。

 

そして、彼女は薬が苦しいから忘れるため、仕事には行ったという。

動けたんだ

私は身動きできず、口はきけず開かず、生きるためには

すべて、リハビリが必要な状態だったのになぁ~

 

そして、「もう一度あの薬を飲むなら死んだほうがまし」と言い放った。

この言葉で私のドギマギは怒りに変わった。

親友も、病院で同室で退院後も会っていた人も、皆さん若くして散っていった。

彼女達は、どんなに苦しい薬でも治るなら喜んで飲んだだろう。

私も薬が効くなら迷いなくそちらを選んだだろう。

 

なぜ、助かった命に感謝しないのだろう?

なぜ苦しいことばかり思い出すのだろう?

なぜ他人の病を想像することができないのだろう?

なぜ他人を思いやることのない冷たい言葉を吐けるのだろう?

不思議でしょうがなかった。

 

他人には彼女が味わった苦しみはわからないだろう。

そして本当に大変だったのだろう。

彼女はそんな苦しみを味わったのは自分だけと思い込んでしまったらしい。

彼女は、10年もたつのに、病気の苦しみつらさから解放されていない。

他人を否定することでかろうじて心の平静を保っている。

他人を思いやる心を持って欲しかった。

 

今の私にはこういう方を受け入れる余裕はない。

これからは不意打ちに用心しなくては。

そんな時のために、やんわりとした返しの言葉を

用意しておかなくてはいけないですね

 

ひと月たってようやく愚痴がこぼせました

 

 

おまけ。

自分で縫った、2枚目の帯と着物。帯はサモアの民族衣装の生地。

 

 

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普段着物

2009-09-16 00:27:29 | 着物

 先週和裁教室に着ていった着物です。

    

久留米絣?に博多の半巾帯。

着物は木綿薄手で普段着にするのに惜し気がないです。

リサイクルで買ったものはほとんど一度クリーニングに出すので

クリーニング代が結構かかります。

でもこの着物は汚れたら自分で洗えるし手入れがとても楽チン。

立川のお店で何と3000円。ほとんど新品。

ここのお店では木綿は人気が無いらしく、とても安いです。

 

でもね~木綿は私大好きなのだけど、着ていくところがないのが困り物

だってほんとに普段着っぽくてお出かけにはむかないのよね

 

 

さてさて、ほんとは8月にショックだったことを書こうとしたのだけど、

どう書き始めていいか迷っってしまったので、これはまた次回ですね。

では皆様おやすみなさい

 

 

 

 

 

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夏の終わりに

2009-09-09 16:08:50 | 旅行

 夏の疲れが出たのかこのところ家にいることが多い。

たいしたこともせず、ボーっとしているのがとても楽。

けれど唯一つ、和裁は頑張っている

見えにくい目で、この夏単を一枚と帯を仕上げた。

いい頭の体操になってるわ~~~。こんなことでもしないとボケるものね

(写真は次回)

 

さてこの夏のまとめです

 

着物     

        

8月14日歌舞伎座に。          絽の着物。真夏に着そびれたので

知らないおばあちゃまに          9月になってから着た。

褒められた。 麻+ポリ         帯は今年80才になる叔母の若い頃の帯

                         帯が派手と思ったけど、着られるわね

 

展覧会

8月20日 「熊田千佳慕展」 プチファーブルと呼ばれた細密画家。

                  今年99歳で亡くなった。

          会場に入ったとたん母が意識不明との連絡があり、

         会場から府中病院へ飛んでいった。

         90歳なので、もしも・・・・の事もあるので気が気でなかった。

         でも、無事だった。入院もせず、ホームに帰った。

         それからはほとんど毎日ホームに様子を見に行った。

         今元気です たくましく生きてます

 

            千佳慕展は10年前にじっくり見たのでまあいいでしょう。

 

8月24日 「竹久夢二展」 新宿高島屋 中学時代の友人と。

                 なよなよした叙情的な女性の絵が中心かと思ったが、

                 夢路の多方面の活躍に焦点を当てた展示だった。

                 あらためて彼のモダンなデザインセンスを見直した。

 

映画・芝居  

8月11日 「剱岳」 友人と見に行った。

         ラッシーママさん、夢路さんが見に行かれて評判がよかったので、

         行ってみた。「南極物語」や「八甲田山」を撮ったカメラマン方の

         初監督作品なのでさすがに、自然の美しさや、厳しさに対する

         思い入れが伝わってくる。日本の山はこんなにも美しいのかと感動。

         但し、衣装が変。山間の駅なのに乗客が、ここは銀座かと思うような

         華やかな着物を着ていたり、日本山岳会の山登りスタイルも

         コートの前をはだけていたり変な学生服っぽかったりで

         現実感がなかった。些細なところにも気をつけなくてはね。

8月29日 「20世紀少年・最終章」 夫と公開初日に見に行ってしまった

         娘が漫画を買っていたので、家族皆でずっと楽しみに読んでいた。

         俳優さんたちのイメージが原作そっくりなのにビックリ!。

         漫画を読んでいたときの高揚感が映像になっても損なわれず、

         面白かった。

8月14日 歌舞伎座  第一部 天保遊侠録・六歌仙容彩

  

 あと261日で取り壊しとなる。気楽に行ける席は取りにくくなった。

何が見たいかではなく、席が取れた演目に行った。

世話物の橋之助の立ち姿が美しかった。

 

(6月24日 「フウフウの神様」 劇団桟敷童子 ザ・スズナリ

        この劇団、人気があるようだ。ぎっしり満員。

        異様な熱気を感じる劇団で楽しいが、今の私には感動よりも疲れた~

        ・・・・・・・・この芝居の事は書き忘れたのでついでに・・・・)

 

散策  

8月16日 高尾山

 

 

 

9月5日 大山 小田急線・伊勢原からバス

 

夫と鎌倉に行くつもりで家を出たら暑かった。

急遽山のほうが涼しいかしらと行き先変更。

阿夫利神社下社までケーブルカー(写真は下社、このずっと上に上社がある)

上社は山登りが大変そうなのでやめ、見晴台まで30分歩いた。

その後、日向薬師というところまで60分とあったので歩いてみた。

・・・・・・・・・行けども行けども坂&階段・・・・・・・・・膝ががくがくになり、

やっとの思いで、バス停までたどり着いた。

体力のなさを実感。

 

 

ということで、まだふくらはぎが痛いです。

8月連休は友人の3回忌に大阪に行きます。

ついでに京都、奈良も泊まってきます。他にも秋に旅行計画があるので、

夏のお泊り旅行は今年はなナシでした。 

でも、こう書いてみるとこまめに遊んでるな~

このほかに友人とあったり、集まりにお出かけしたりね。

遊ぶのは健康の秘訣です。こんな事できる状況に感謝しなくては

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