気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

1月の舞台 新春浅草歌舞伎・オデッサなど

2024-02-23 17:55:20 | 芝居
 舞台鑑賞の後、すぐにブログアップすればよいのだけれどついサボってしまう。

 2004年1月の4本の舞台報告ですが、これは自分の記録でもあるので、適当に読み飛ばしてくださいネ。

 1月は友人と浅草公会堂、夫と菊五郎劇団の歌舞伎を見に行くのがここ十数年の定番。今年も行ってきました。

1月11日「新春浅草歌舞伎」浅草公会堂にて

 友人と、ランチ後浅草寺でお参り。


友人が雷門の提灯の下には龍が彫ってあると教えてくれた。知らなかった!!
わかりますか?

この提灯の下。

さていよいよ3年ぶりの新春浅草歌舞伎。(2022年、2023年はコロナのため中止)
待ちわびてました!!

 新春浅草歌舞伎は次世代の歌舞伎を担う若手の登竜門。
大役を若手が演じる事により、実力を身につけていく。
初々しく、エネルギー溢れる芝居を見られるので毎年楽しみ♪

 このチームでほぼ10年続けてきたが、来年からはメンバーが一新する。

 卒業するのは松也、歌昇、巳之助、新悟、種之介、米吉、隼人の7人。
橋之助はリーダーとして残るのかしら?
話題の団子(中車の息子)、染五郎(幸四郎の息子)が入るのかしら?

 この歌舞伎にはまだ無名の役者が次第に上手くなっていく醍醐味がある。

第2部の「熊谷陣屋」と「魚屋宗五郎」を見た。
直実の歌昇は品よく、立派。
種之介は踊りが上手。安心して見ていられる。
松也の魚屋宗五郎、豪快な酒の飲みっぷり。

 来年が楽しみです。


1月13日「オデッサ」東京芸術劇場プレイハウスにて
 演出:三谷幸喜  配役:柿沢勇人・宮澤エマ・迫田孝也



プレイハウスはこの2階。

舞台模型? かなり雑。

 アメリカ、テキサス州オデッサ。
登場人物は3人。一人の日本人が殺人事件の容疑者として捕まった。
でも彼は英語が話せない。取り調べの警察官は日本語が離せない。
そして通訳として日本人留学生が雇われた。
 この容疑者は犯人なのか?
3人の会話バトルが始まる。

宮澤エマの警察官は英語しか話さない。容疑者(迫田孝也)は日本語しか話さない。
更に通訳(柿沢勇人)は自分の主観を交えて通訳する。
容疑者を弁護したい通訳のウソはウソを呼び、のっぴきならない状態になるが、
果たしてその状態から真実が見えてくるのか?
そこが見どころの会話劇。
宮澤エマの英語部分は後の壁に刺激的な文字で日本語訳がでる。

宮澤エマがセリフの英語監修も引き受けたそうだ。

目が離せず、一瞬の聞き逃しもできず、緊張が心地よくて
あっと言う間に終わってしまった。楽しかった~~
柿沢勇人、同じ三谷幸喜の芝居「愛と哀しみのシャーロック」の時より
ずっと滑らかに感情表現豊かに芝居をしていた。


1月24日「初春歌舞伎公演」新国立劇場・中劇場にて

    国立劇場建て替えのため、初めて国立新劇場にて上演。

国立劇場とは勝手が違う。
花道が無いのが寂しい。
代わりに舞台左手の白い柵の部分が花道がわりとなっている。

国立劇場の施工業者がまだ決まってないらしいが、
早く新しい国立劇場が完成して欲しいと思う。
私達が、まだ歩けるうちにネ。


中村梅枝の2番目の演目「葛の葉」が良かった。
この演目は最後に障子に和歌を書くのだが、字が見事だった。(右手、左手、口に筆を加えての3通りで書く)

梅枝は「梶原平蔵」でも親を思う娘心を切々と表現していて、
改めてこの方を見直した。
これから注目していきたい。


オペラ「森は生きている」 
 三多摩演劇を見会  立川市民会館RISURUホールにて



 こんにゃく座は名前を知ってはいたが、見たことが無かった。
芸大声楽家の出身者たちで結成されたそうだ。
台本・作曲は林光。

 ロシアの森を舞台に1月から12月までの(月の精)達と
人間達が織りなす物語を12人の歌い手とピアニストで上演。

昔々、小学生高学年の時に読んで心に残っていた物語。
でも殆どストーリーは忘れていた。
どんな劇がなのか楽しみだった。

オペラと知らなくて皆さん歌が上手で驚き、次第に引き込まれていった。
衣装も舞台装置も雰囲気にあっていて素晴らしかった。
知らない劇団、でも上質な作品を上演する劇団が沢山あるのですね。


1月の着物



着物もだいぶ減らしたけれど・・・・・
まだ物欲があるみたいで 手放せないものが多いです。




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京都冬の旅 その4 大徳寺・龍巡り

2024-02-17 10:39:50 | 旅行
2月4日 最終日です。

 せっかく冬に来たのだから、冬の特別拝観にも行かなくちゃ。
夕方帰るので行ける場所は限られ、大徳寺を選んだ。

 大徳寺は鎌倉時代末期に開かれ、室町時代の応仁の乱で焼けたが、
今も一休さんの名で親しまれる一休禅師により再興された。
 織田信長や豊臣秀吉などのゆかりの地で、千利休が晩年を過ごした場所でもある。

高木珈琲本店で遅い朝食

四条の本店は初めてだが、五条店は何回か利用したことがある。
レトロな雰囲気でコーヒーが美味しい。
モーニングメニューが4、5種類もあるので、一番シンプルなセットを頼んだ。

今宮神社・・・・バスを降りた近くにあったので寄ってみた。




堂々とした獅子の四隅を、ギュッと潰された鬼が支えているのが可笑しい。

 大きな神社で参拝客も多かった。
京都ではフラリと歩くだけで由緒ある寺社に出会う。

大徳寺

 説明付き。(建物内写真不可)

 禅宗の寺は仏殿、法堂、山門の三つの建物が一直線に並ぶのが正式。
大徳寺はこの形式を守る数少ないお寺だそうだ。


法堂から仏殿を見る。

 法堂(ほっとう)の天井画が狩野探幽の「雲竜図」(下線で天竜寺の説明へ。2番目の写真が雲竜図)

鳴き龍として有名。
 床に印がついていてそこで手をたたくと響く。
観光客も少なく、静かで厳かな雰囲気。

勅使門の後ろに赤く見えるのが山門(ほとんど見えませんね~)

 次は大徳寺の塔頭巡り。
高桐院が素晴らしくて(特に紅葉時)大好きなのだが、修復中で入れなかった。

特別公開中の龍源院へ・・・建造物の内、方丈と表門は重要文化財

入口

 4つの石庭が有名だそうだ。


一枝坦(いっしだん) 方丈前庭 1980年作の現代の枯山水。蓬莱山、鶴島、亀島で構成。


阿・吽の石庭 2つの写真に分かれてしまったが、秀吉の作った聚楽第の礎石、2つが配置されている。
右奥の石

左奥の石

東滴壺(とうてきこ) 方丈東庭 日本で一番小さい石庭。1960年作。


龍吟庭 方丈北庭 室町時代の相阿弥の作庭。大海と須弥山を表現


特別公開の開祖堂(普段は閉じられている)の天井には・・・

赤い龍(昭和の作)

方丈(重要文化財)・和室の襖絵にも龍 制作年不明
迫り来る迫力が凄いですね。

説明員の方からこの龍源院には7つの龍がいるので見つけてくださいと言われた。
写真不可の掛け軸や絵画に龍が3匹おり、天井画と襖絵で2匹、一つは石庭「龍吟庭」の龍。
もう一つは・・・・・あらら、忘れてしまった!!

玄関の沓脱場にも龍がいた。
これはオマケの8番目の龍だそう。

 これで大徳寺の龍巡りは終了。

 ホテルで荷物を引き取り伊丹空港へ。
大阪のタコ焼きも食べて、16時30分の飛行機で羽田へ。

 今回は予定を立てず、節分なら何か行事があるはずと軽く出かけたが、
思いがけず、楽しく、変化のある旅となった。

 なかなか来ないバスを待ちながら地元の優しいおばあちゃんとお喋りしたのが、心に残る。
今京都全体がレジャーランドみたいなんですよ~・・・と話していた。
なるほど。
今は静かですが、春になったらとてつもなく騒々しい京都になるのでしょうね。
冬に来て良かったです。

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京都冬の旅 その3 八坂神社・壬生寺の節分

2024-02-13 11:58:45 | 旅行
八坂神社にて


2月3日  3日目 いよいよ節分当日

 朝、当日の予定を決める。どこに行こうかな?
何処でも節分に出会えそうだが、せっかく見に来たのなら楽しい所に行きたい。

まずは真如堂へ。 雨の紅葉見物に行ったことがあるが、静かなお寺。

鬼がポツンと一匹。

「腕組んでいいですか?」と聞いたら「どうぞ、どうぞ」って。
「鬼と腕組んだら今年もいいことがありますよ」とも言ってくれた。
親切な赤鬼さん。
本当にいいことがおこりそうな気がしてきた。

夫が「大変ですね」と聞いたら、「立ってるだけですから」って。
なんとも親しみやすい鬼さんでした。

ちなみにこちらは吉田神社の鬼。随分違いますね。



接待所で薬湯を頂く。


この鬼があの赤鬼さんね♪

歩いて金戒光明寺へ 
法然上人が比叡山の黒谷を下り、初めて草庵を結んだ地。

京の町一望


振り返れば三重の搭

本堂

壮大な山門
ここに来たのは3回目。
いつも雨か曇。初めて晴天の日に訪れ、景観と佇まいに感動。

 お腹が空いたので四条へ。
そうだ!!一度行きたかった四条大橋のたもとにある東菜会館

ヴォーリス設計の重厚な建物。 大正15年竣工当時の姿を残している。

入口

外装工事中


日本で一番古いエレベーター。木製ドアが開くと鉄の蛇腹の引き戸が現れる。
ガチャンという音にシビレる~~。



ドアの向こうはテラス。

中央右手は京都南座。

内部写真は雑誌から

あげ春巻きが有名。



エビ炒飯は2つ頼んでしまったので、食べきれず、一つはお持ち帰りした。
美味しかった~~。

四条大橋の上から見る東菜会館。



八坂神社へ 舞殿の前で30分待ち、舞妓さんが登場。
一斉に花が開いた感じ。

祇園東歌舞会の舞踏奉納。
残念!隅に陣取ってしまい、よく見えない(夫のカメラの拡大写真)

舞踏の後に芸妓さん、舞妓さん、おかみさん達のうち、年女が豆まき。
1個も取れなかった!!

 八坂神社の豆まきは11時、13時、15時、17時の4回あるが、
舞妓さんが奉納するのは15時のみ。ラッキー!!
とても幸せな気持ちで八坂神社を出た。

 最後は新選組ゆかりの寺 壬生寺へ。
「大念狂言」(壬生狂言)を伝える寺として知られている。


節分の日、かわらけの裏に名前と願いを書いて奉納する。
奉納すると龍の色紙を頂く。 
12年間、節分に奉納すると12支が集まるとの事だが、12年来るのは無理。
生きてるかどうか、わからないですね。

まさか壬生狂言が見られるとは思わなかった。
1時間並んだ。
1時間ごとの入れ替え制で、4回上演されるが、最初の会に入ることが出来た。

狂言舞台。

 内容は女房が節分の用意をしていると変装した鬼が現れ、女房に一目ぼれ。
打ち出の小づちから豪華な着物や帯を出して女房の歓心を惹き、
ついでに酒を出して二人で宴会。
変装した鬼が寝入った所で、女房が変装を見破る。
そして用意しておいた豆をまき、鬼を退治する

 何事に対しても怠りなく準備するのが大切と言う教えだそうだ。(この場合節分の豆を用意する)
なるほど。
念仏の内容を広めるための狂言だそうで、 これは分かり易い。

 短時間の上演かと思ったらタップリ45分の狂言だった。
一般の狂言との違いは一切声を出さない事。
踊りを踊るような手ぶりで状況と気持を表現していく。
面白い内容で飽きない。
なんと無料!!

帰りは有名な焼きたて金つばを頂いて一息ついた。


 そうそう、狂言の座席で、80代の方とお話しした。
昔この近所に住んでいたそうで、懐かしがり、いろいろ説明して下さった。
午前中は上賀茂神社に行き、女優の名取裕子さんの撒いた豆を受け取ったそうだ。
八坂神社で一つも取れなかったと話すと「二つあるのでどうぞ」と言って
袋入りの1つを下さった。
有難くいただいた。

京都の節分で福を沢山いただいた。


3日目終了
 







コメント (6)
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京都冬の旅 その2 京や・吉田神社

2024-02-09 21:44:45 | 旅行
2日目 2月2日

 節分の1日前。
今日は吉田神社節分の前日祭。

夜の行事は追儺式(ついなしき)と言い、鬼を追い払い邪気を払う有名な儀式。
夕方までは京の街をブラブラ。

 朝9時半ごろ出発。出町柳に出てネットで知った「京や」
あら♪ いつも行列の和菓子「ふたば」の行列が短く、豆餅と桜餅を買うことが出来た。



京屋は「ふたば」の道を挟んだ真向かいにある。
気になるお店でしょ? でも入り口が狭く、入りにくいので今までは行ったことが無い。
それが、ネットでこの店のオーナーが帯留めの収集家であるのを知り、是非今回訪ねて見たいと思った。。

 帯留めコレクションを見たいと言うと、若い着物を着た男性が店の展示品だけでなく、箪笥に収納してある品々をも見せて下さった。
 収集品の量と質の高さに驚き、このような工芸品を間近に見る感動にドキドキ。
そしてお金を払えば買えると言うのにもワクワク。
日本一の帯留め収集家の故池田重子さんのコレクション展も見たことがあるが、すべてガラス越しで遠い存在だった。」。

 写真もブログアップもOKの許可を得たので写真を載せます。
オーナーの女性に、宣伝してくださいネ~と頼まれました。



陶器、白牒貝、メノウ、ヒスイなど。



 右端の4つは江戸時代の作品。
水戸藩お抱えの金工師の作品でこの店では一番古い。


こちらは明治時代の贅を尽くした飾り櫛。
波に千鳥、サンゴがあしらわれている。
どんなお金持の奥様が注文されたのでしょうか?

こちらも櫛の細工物

べっ甲にサンゴや貝の象眼。見とれてしまい時間を忘れてしまう。

 10年前なら我を忘れ、手ごろな価格のものを買ってしまったかもしれないが、
今は断捨離を考えなければいけないお年頃。見るだけです。
手の平に乗る小さな芸術品、日本の手仕事は素晴らしい!!

 バスに乗り、「哲学の道」を歩き、銀閣寺
桜の芽が少しだけ膨らんでいた。今年の桜は早いかもしれない。

銀閣寺
 正式名を東山慈照寺と言い、室町時代足利義正も寄って造営された。

東求堂

裏山から銀閣寺境内と市内を臨む

山を下りる。

銀閣

 コロナ禍であっても見物人の絶える事のなかった銀閣寺。
初めて、冬の静かな寺を歩いた。
何度も来ているのにまるで違うお寺に来ているようで新鮮だった。



昼食は哲学の道沿いの「大銀」で。カツ煮など。

そのまま歩き、京都大学裏の北参道から吉田神社へ
表参道からの道もあったが、面白そうなので北参道を選んだ。
結構長い道のりで、山を一つ越えてしまった。

吉田神社 初めて来た。

3日には収められた飾り物を焼く儀式があるらしい。


福豆を買うとくじ引き券がついてくる。景品1等は乗用車。
6日ネットで当選発表。
必ず現地で景品を引き替えないといけないので、
1等が当たったらまた京都に来ましょう何て言ってたけれど、外れた!!

ほら貝の音と共に鬼の一行が叫びながら現れた。

皆さんにお披露目



宮司さんが、コロナ下で鬼が吠えることが出来ず、無音の祭りにせざるを得なかったが、
今年は数年ぶりに賑やかな祭りが出来ると喜びを語っていた。

鬼が叫び、子供がキャーキャー怖がり、ほら貝の伴奏も賑やか。
宮司さんが「さあ皆さん写真とりますよ~」と張り切っている。


この建物の周囲を鬼が逃げ回るらしい。
少し早かったが、 2時間半前からこの場所に陣取った。
とても寒い日だったので1列目は止め、風よけのある2列目に。

古式ゆかしく松明の中で追儺式(ついなしき)が行われる。
見にくいですが、右手の赤い4つ目の神がと沢山の子供たちが
オーオーと声を上げ、鬼を建物3周追いかけまわし、退治する。
演劇的な儀式で、とても面白かった。

帰りは表参道から。
露店は800店も出店するそうだ。
歩いても歩いても露店が続いていた。

2日目終了

コメント (4)
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冬の京都へ その1 ギャラリー紫織庵・北野天満宮

2024-02-06 20:31:43 | 旅行
北野天満宮の梅 

2月1日

 今回の旅行は節分以外ブラブラと散策予定。
祇園祭や、時代大祭りなど有名なお祭りの情報はあるけれど。
節分の細かい情報はよくわからず、京都に到着後情報を集めた。

 また今まで行く機会が無かったところも廻ってみたい。
(その一つ並河靖之の七宝美術館は改修のためずっと閉館。
 今年開館と思いこんでおり、調べたら開館は来年だっ💦)

 今回面白かったのは、このブラブラ感が人に伝わるようで、お店の方、
土地のおばあちゃん、地元の方、いろいろな方とお話しすることが出来た。
節分の鬼さんとも言葉を交わした!!
京都の方って、言葉が豊かです。
京都に何回も来てしまうのはこのせいかな?

今回は「ANAで行く はんなり京都4日間」を利用
大阪空港に昼頃到着

大阪っぽいものが食べたいな。空港内の蓬莱で昼食。満足♪



ホテルは四条烏丸。 荷物を預け

 西陣のギャラリー紫織庵へ。

ここは襦袢や羽裏(羽織の裏地)の専門店だったが、今は浴衣なども扱っている。


今は店舗向けに浴衣の新作発表会を開いていた。
素人が入って良いものか聞いてから店内へ。


ワオー♪ 色とりどりの美しい布に心が躍る♪




 このコーナーは面白長襦袢と命名されていて、大正時代、昭和初期の図案だそうだ。

 紫織庵の羽裏で帯を仕立てたことがある。以前からここを訪ねたかったと案内して下さった方に話した。
この世界に興味ある人間と認めて下さったようで、
店の方が懇切丁寧に現状を説明して下さった。

 まず襦袢の染屋が2軒しかなくなってしまって、思うような襦袢が染められない事。値段も高くなってしまった。
それで今は浴衣に力を入れている。
 
 縮緬の白生地が不足。長浜から仕入れているが、数が少なく、業者で取り合い状態。


刺繍半襟は、半襟用の幅の縮緬が少なくなってしまった。
デザインは紫織庵だが、刺繍は中国の奥地まで運び刺してもらっている。
10枚ほどの半襟が飾ってあったが、これがすべてで在庫は無いそうだ。

 私たちの時代にはよく見かけた地模様のある綸子、これも作る人がほとんどいない。手に入らない。

コートに使う輪奈という切りビロードは今1人しか織ることが出来ず、それも2種類の模様だけしかない。

 私は大変勉強になったけれど、ここまで聞いてしまっていいものかと戸惑った。
説明して下さった女性はたぶんオーナー一族の方かも知れない。
伝統ある京都の染と織が、衰退の危機にある現状が良くわかった。
結局、着物の需要が減れば供給も減り、染、織にかかわる人達が少なくなり、
技術も衰退していく。
買う人が増えれば一番良いのだが、高価な着物はおいそれと手は出せない。

 私にできる事は着物を着る機会を増やし、着物って楽しいよ~と宣伝するしかないのでしょうね。





趣ある街並みを歩き えんま堂へ。

2日、3日の拙文行事の準備をしていた。 こんにゃく煮がふるまわれるらしい。

千本釈迦堂へ。
ここの節分は福豆が撒かれるのかな?

そして最後北野天満宮へ



北野天満宮の梅は有名。まだと思っていたが白梅、紅梅がちらほら。

ほほ~~。北野天満宮の節分は有名らしい。舞妓さんの踊りもありそう。

 節分行事は様々な場所で行われるらしいのがわかった。
さて、どこに行きましょうか?ワクワクしてきます。

夕飯は寺町通のキムラへ。予約は受け付けていないのでいつも並ぶ。
でもラッキーな事にスンナリ入れた。

安定のお味。

1日目終了。


 









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冬の京都へ 節分巡り

2024-02-05 12:56:52 | 旅行
 昨日京都3泊4日の旅から帰ってきました。

 底冷えのする京都に何で行くの?と友達から聞かれたけれどうまく言えない。

しいて言えば そろそろ旅行に行きたい!!
梅も桜も無い冬場なら観光客少ないかも?
ゆっくり小さな美術館巡りでもすればよいかな~

そうだ!!節分に行ってみよう。


お気に入りのツーショット。生涯一度の貴重な厄払い。
(吉田神社にて)

赤鬼は怒り、青鬼は悲しみ、黄鬼は迷い、悩みなど様々な煩悩を表現しているそうです。

今回も面白い体験をしたので次回から少しづつブログアップしますね。
京都は深い。行くたびに発見があります。


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ブログご無沙汰の1月でした。

2024-02-01 00:24:08 | その他
 なんだかとても忙しい1月でした。

 まず能登の大地震。
里帰りの家族が集う1月1日に発生するなんて!!
被害の大きさや被災者の情報などを知るためテレビに釘付け。
現地の悲惨な状況を知り、被害に遭われた方インタビューを聞くたびに
心が痛みました。

 義援金は東日本大震災の時は赤十字に寄付しましたが、
なかなか被災者に渡らなかったという不備を知り、
今回はふるさと納税で寄付しました。
税金はそれほど納めていないので、全て義援金になりそうです。

 個人的には久しぶりに観劇4本。 感想を書こうと一応努力したけど
敢え無く時間切れ。
もうあすから 2月、2024年の12分の一が過ぎたって事ですね。
早いですね~。

福寿草が咲き始めました。

水仙が花盛り。庭に良い香りが漂っています。

箪笥の肥やしになりかけていた着物も、数年ぶりに着ています。



今日は野菜スタンドで売っていた甘夏3個でジャムを作りました。
今年2度目。成功!
1度目は甘さが不足で失敗。久しぶりに作ると勘が鈍ってしまいますね。


スカイツリーで買ったおこしがピーナツがギッシリで美味しかった。。
浅草ではいつも常盤堂の「おこし」を買いますが、
この「おこし」、 浅草地元の中山製菓という小さな会社で作っています。
今度通販で買うつもりです。


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