気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

花の京都・吉野山 その2

2008-04-28 23:14:20 | 旅行

さて3日目です。息子は出張先に行き、夫と二人。




朝ホテルの目の前のレトロなトンネルをぬけて・・・・



人っ子一人いない道を歩くと・・・・
あら立派な門が!

ん??中に人が歩いている!!



金地院(こんちいん)というお寺。
豪華な建物や庭園が有名。(知らなかった!!)
今は普段公開していない小堀遠州作の茶室「八窓の席」と
長谷川等伯の猿図と、狩野探幽などの襖絵を公開していた。



明智光秀の母が寄贈した門。
額縁のように緑が映える。



人の気配のない道を行く。




道の先には一本のしだれ桜が満開。




そしてこの階段を下っていく。
振り返ってみた。



小堀遠州作の庭。遠州作の確実な資料の残る唯一の庭。
白砂を敷き詰めた向こうに鶴亀の岩。
写真は亀岩。庭のホンの一部の写真。
雄大な庭。
亀石の上の木は樹齢700年だそうだ。

このあと内部を解説つきで見学した。




勝手口。
達筆で美しい。

見るごとに そのままの姿かな 柳は緑 花は紅(くれない)
 
                       一休禅師

でも、なぜ勝手口に張るの??
御用の方は○○へ、とか郵便物は寺へとかの札と一緒でいいの?
今までになく美しい字なのに

この寺に出会ったのが今回の旅の一番の収穫。
究極の日本の美を味わいました。幸せ~~~

皆さん、南禅寺に行ったら是非ここに寄ってみるといいですよ。













平安神宮。
紅しだれが満開。










仁和寺の御室桜も満開。

一日目に乗ったタクシーの運転手さんが、
御室の桜が満開と言っていたので、行ってみた。

この辺の地面は地下2メートルから粘土質になるそうで、
地下深く根を張ることができず、背の低い桜が咲く。
こんな桜は初めて。

桜の中を歩く(写真は私ではありませんよ。念のため)


たった2泊3日なのに 大げさに旅行記と言ってしまいました

でも豪華な旅でした~~

天気に恵まれ花に恵まれ、行く所どこも感激の連続。

平地の桜は散ったあとでしたが、

京都はいろいろな桜が次々咲く豪華な花の都なんですね。

楽しかったです




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花の京都・吉野山

2008-04-26 16:44:30 | 旅行
 
   桜狩り 奇特や 一日に 五里六里   松尾芭蕉



吉野山山中で、板っ切れに書いて木にくくりつけてありました。

日本人て句や短歌やちょっとした箴言を書いて張り出すのが

好きなんですね。 最近気が付きました。


ということで4月11日から13日までの

2泊3日のささやかな旅行記です

吉野はなかなか行く機会がなくて初めて!



一日目 昼ごろの新幹線に乗る。



京都国立博物館。
正面向かって右側、見えるかなぁ~。
バリアフリーのスロープができてます。
違和感なくおしゃれ



河鍋暁斎の大規模展覧会。
行って良かった 暁斎面白いです。
ここで一足先に出かけていた、息子と合流。
息子は朝からここで遊んでいた。



夕食は花見小路で。
これが前菜。細やかな味でおいしかった。
このあと、焼き魚、てんぷら、吸い物、じゃこご、デザートなど
大満足。
でも食事の写真は苦手



二日目 吉野山へ
    下千本、中千本、奥千本といわれ、それぞれはいか時期が違う。
    このときは中千本が満開。







中千本の桜。
一番下は吉野水分神社。
このあたりで皆一休み



奥千本の金峰神社。
このあたりになると人も少なくなる。
さすがにつかれた~~



でもまだこんな道をゆく。
ここは序の口。
このあとアップダウンの厳しい坂道が・・・



やっと一番奥へ。
西行が修行した西行庵がある。



このあたりの桜はまだまだ蕾が固い。



下りる途中。
一目千本という絶景。



竹林院というお寺。
庭園が有名。



吉水神社。
はるか昔、戦いに敗れた義経が静御前と別れたところ。
静御前の衣装や、弁慶の武器が合った。


吉野山全体に明治の頃の廃仏毀釈運動の爪あとを見る思いがした。

寺が神社と体裁をかえて生き残ったり、廃寺も多くあったようだ。

けれど、神聖な山としての、壮厳さを失わず、

一種独特の雰囲気が今でもある。

桜の季節に行くことができ、ラッキーでした



  この項続く


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怪電話と3月の芝居

2008-04-21 18:04:23 | 芝居
 本筋の前に





我家の庭です。
一年の内、1ヶ月だけ綺麗です。
一年中綺麗にしていたいけど、
どうも意欲が続かないのです。



我家の庭園です。  ・・・なんてね。
近所です。多摩川からの農業用水路です。
ここも一年の内で今が一番綺麗。



 さて昨日の夕方、知らない番号から電話が鳴った

相手がわからない場合は名乗らないで「ハイ」と言って電話に出る。

「モシモシ、シンイチ(仮名)だけど・・・・」

エッこれうちの息子???なんか変。声もしゃべり方も。

私「どしたの?」

シンイチ「携帯替えたんだけど」

私返事せず、すぐさま夫に電話を渡す。

夫は疑惑・シンイチと軽快にしゃべっている。

夫「なに?何処でなくした・届けは出したのか?新しい携帯番号は?
  アドレスは?まだなのか?お前声変だぞ。風邪か?
  風邪ならお前のうちのそばに
  日赤があるだろ?そこに行け。すぐに行け!今何処にいる?
  自宅か?そうかわかった!」 で、切れた。

私は即息子の自宅に電話してみる。・・・いない。留守。なんで??

夫は即、息子のなくした携帯に一応電話している。

そして娘を携帯で呼び出し「お前何処にいる?シンイチの具合がかなり

悪そうなので、寄ってみてくれ」と頼んでいる。



そこへ携帯着信を見た息子から電話があった。

夫「今どこ?」

息子「山形・・・」

夫「・・・・」

やっぱりあれはオレオレ詐欺の電話だったのね。

息子の名前を知っているなんて、

そして同居してないことを知っているなんて気持ち悪い!!

でもなんで要求を何もしないで切ってしまったんだろう?

それも夫の質問にちゃんと応えてから切るなんて、変。

一応、怪我したとか、警察ややくざに捕まったとか

言ってみればよかったのに

偽シンイチはどういう展開にしたかったのかなぁ~~。

とても気になります。

それにしても用心深い夫がすぐに引っかかるなんてビックリ!!

皆様、オレオレ詐欺は身近ですよ。

お気をつけ下さい





さて、3月の芝居報告を忘れてました。

四月は2つ予約していたのですが、

よんどころない事情で行けませんでした

悔しいけど、かなり前に予約するので

こんなこともあります。




3月21日「狂言劇場・その4」野村万作・野村萬斉 世田谷パブリックシアター
子盗人、能楽囃子、唐人相撲の3本立て。

「唐人相撲」は狂言の中では最も多くの演者を必要とするので、
めったに上演しないそうだ。
40人ほどが舞台の上で華やかに、賑やかに演じる。
大勢出演しているのにのんびり、おっとり、上品。
代々受け継がれてきた芸に触れると
こちらも伸びやかな開放された気持ちになるのが不思議だ。





3月29日「身毒丸」演出・蜷川幸雄 出演・藤原達也、白石加代子

3回目の身毒丸。3回共、感動深く見に行った。

一度目は10年前、藤原達也デビューのとき。
2回目は6年前。この時が最終公演で再演なしと言われていた。
そして今回ワシントンDCより前回と同じメンバーで
上演して欲しいとの要請があり、日本でも凱旋公演を
開くことになった。

母を売る店で買われてきた母なでしこ。
実母への思いが深い身毒丸は反発し、憎む。
そして、なでしこは抑圧された生活の中で、なつかない身毒丸を憎み、
鬼となって、ついには彼の目をつぶす。
二人の相容れない憎しみは求め合う魂の裏返し。
母と子の禁断の恋。

妖しく激しい舞台。初演時の藤原達也は確か15歳。
か細い痛々しさが内容にマッチし、美しかった。
初々しく鮮烈なデビュー。
2回目のときは藤原達也が青年になってしまっていて、
初演時ほどの妖しさがなかった。
これ以降の再演はないというのもよくわかった。

そして今回、彼の演技力は一段と進化し、
一回目とは違った感動があった。
演技力で、白石加代子と拮抗するようになると
なでしこの憎しみと愛も深く際立つようになり、
それぞれの思いが丁寧に表現されることとなり、
内容がわかりやすくなっていた。

但し、ラストシーンは、コクーンで上演した前2回の方がよかった。
(舞台奥の扉が開き、現実の町が姿を現すというもの)
喧騒の社会に出て行く期待と不安が見ている側にも響く。

すみません長くなってしまいました。

若い頃から見ている白石加代子のことも書きたいけど、

また今度です


旅行記は次回必ず・・・・







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また手術

2008-04-21 00:23:12 | 病気・後遺症
 昨日日帰りの手術を受けてきました。


今回は頬の縫い目の縫い直し・・・・引きつれた縫い目を平らにする手術です。

いつもの病院の形成の手術は全身麻酔の大きい手術しかできないので、

形成の担当の先生が月2、3回出向いている病院に行きます。

小さな手術はいつもここ。

今回は3回目。

1回目は耳下腺癌と関係ない首と背中の脂肪の摘出。

2回目は気管切開した跡が醜くなっていたので綺麗に修正する手術。

なんせ、首の下あたりがひどいので着物が着られない、Tシャツが着られない、

常にタートルネックかスカーフ必着状態から抜け出せたので、

とても嬉しかったです


今回は耳の上端辺りから8センチほど頬側に縦に傷があり、

そこの縫い目が引きつれでベコンと凹んでいたのを

直線ではなくギザギザに縫うことで縫い目が伸びるようにし、

引きつれを直すという手術です。

文章だとわかりにくいですね。

つい図解しそうになってしまうのですが、今回はやめます

部分麻酔で一時間弱かかり、疲れました~~



帰りにとおりかかった金券ショップ!

なな・・んと! チケットを取っていたけど手術になってしまって、

泣く泣く手放した(ただであげてしまいました

「49日後・・・」出演・古田新太、八嶋智人、池田成志、松重豊

が出ていたのです!!!!   (マニアックですね~)

いけなくてものすごく残念がっていたのを知っていた夫が、

誕生日プレゼントに買ってくれました

定価より少し高かったけど、連休中に二人で行ってきます!

御褒美もらったようで、ウキウキです。



でも、気になるのは「シュールな笑い」を夫が受け入れるかどうか。

このタイプの演劇はいつも娘と行っているので少し不安。

二人で楽しめると良いのですが。





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電車の中で・・・・・

2008-04-17 16:49:00 | その他
 ふと手に取った小雑誌から





   
    無名詩・悩める人々への銘



道の学びを極めるために

強さが欲しいと祈ったけれど

慎みを学ぶようにと

弱さを恵まれました



偉業をなしとおすために

健康でいたかったのに

日々の愛おしさに気付くようにと

病を得ました 


 
幸せゆきの切符が欲しいと

富を求めたのに

賢く知恵をめぐらせよと

貧困を与えられました



ひとびとにほめられたくて

地位や名誉を目指したのに

節度をわきまえなさいと

失敗を施されました



人生をときめきたいと

あらゆるものを求めたのに

あらゆるものとゆかしく暮らす

人生をいただきました



求めたものは何も与えられなかったけれど

望みを全て与えられたわたしは

豊かな歳月を過ごしました




            この無名詞は、アメリカ南北戦争に従軍した
            南軍兵士が書いたものといわれています。
                         (訳者注)





約140年前の名もない兵士が綴ったものだそうです。

この時代、病を得ることは生死に関わる出来事だったでしょう。

貧困とは即、飢えを意味したのかもしれません。

そんな経験をしながらも、豊かな人生を過ごしたと言い切っています。

人生の深淵を覘いた気持ちになります。

静かに内省させる言葉の力を感じます。

どの部分に一番共感したのかは人それぞれですね。

ちなみに私は健康の部分と地位名誉(?)かしら・・・



先週の旅行記を書くつもりがパソコンに向かったら


この詩に気持が向いてしまいました。

旅行記は次回に
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いざ鎌倉へ♪

2008-04-08 00:09:52 | その他
 もう一昨日になりましたが日曜日は鎌倉へ。

晴天行楽日和、ブログのお友達と3人でお出掛け。







平地の桜はもうおしまい!でも遠景の山桜がきれい。





こんな一言も身に沁みますね~~
特に「花は嘆かず」にグッときますね~。
女性は特に。





手に受けた一片の花びら。
いいことがあるそうです。




 もみぢの淡い新緑が柔らかい。



 ブログで出会った方たちとこんな素敵な散策ができるなんて

考えられませんでした。

出会いは不思議。

思いもかけない出会いを大切にしたいと思った一日でした。
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国立の桜

2008-04-06 00:44:43 | その他
 いなこさん!見てますか?

国立の桜です~~


金曜に友人達とレストラン予約して

楽しい一日を過ごすはずが、私は胃痛のため欠席。

でも悔しいので土曜日少しだけ見てきました。

毎年行っているのでね




残念ながら・・・・金曜は見事な桜吹雪だったそうです。





でも大学前の八重桜は満開



花も綺麗でしたよ。

実況中継??でした。
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のらぼう

2008-04-03 22:31:04 | おいしい食べ物
 「のらぼう」って知ってますか?

野良帽ではありません野菜です。



近所の友人が

「夕飯ははのらぼう」と言ってました。

「のらぼう???なに??それ?エッ!知らない!」

「エーッ!どこでも売っているじゃない」

この地に来て30年近くたつけどそんな野菜見たこと聞いたことがない



それから注意してみていると結構売ってました。

八百屋で、府中の野菜直販センターで、農協で。

今まで何を見ていたんでしょう。

全く目に入りませんでした






これが「のらぼう」菜の花に近い種類?




おひたしがおいしいらしい。これはごま油で炒めた。
茎が甘くておいしい。


 こんなおいしい野菜があるなんて全く知りませんでした。

春のこの時期出回っているようですが、全く目に入ってませんでした。

今まで食べていなくて損したわ~



前回の叔母の話、書き忘れたことがありました。

一番ビックリしたのは、今、歯 4本をインプラント治療中なこと。

インプラントは人口の歯根を歯茎に植える方法。

現在総入れ歯の叔母は

「死ぬ前に自分の歯で食べてみたいのよね~」と

夢を語っていた。年寄りが夢を語るのもいいものです。

刺激されます。
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叔母とデイト

2008-04-01 00:28:28 | その他
 亡くなった父の妹はフク叔母さんと言う。元気な85歳。

今日はこの叔母の話。



 父の兄弟は7人。うち女兄弟は4人。昔の兄弟の数としては普通かしら?

男は一人、女は二人存命。叔母さんは末っ子。

この女兄弟の名は上から、フジ、フミ、フサ、フクという。

とても覚えやすくて、子供のときも顔がわからないおばさんでも、

名前を聞くと、ああ○番目の兄弟ねと思った。

これがサ行のサワ、サト、サチ、サエでも無く、

あ行のアツ、アキ、アコ、アミ、でもなく、ふ行で揃えてあるのが、

時代と地方(福島)を感じさせてとても好きだ。

つぶやくとリズム感あるしね



 叔母は去年退院後、いとこと一緒に我家にお見舞いに来てくれた。

その時の私を見てショックを受けたようで、その後も

時々どうしてる?と電話をくれる。

本当は高齢の叔母を気遣って私のほうが連絡しなければいけないのに、

いつも先を越されてしまう。



 久しぶりに会いたいねということで、大森の実家に来てくれる事になった。

約束の今日は朝から大雨。85歳なので大丈夫かなぁと電話したら、

「大丈夫、大丈夫、かえって雨のほうがいいのよ。

気楽にお店も閉められるしね」・・・エッまだタバコ屋さんやってるのね。

料理が上手なので、大根の煮物、蕗の煮つけ、玉子焼き、オレンジの砂糖漬け

を持ってきてくれる・・・・わー料理も現役!

私は春の彩を添えたお弁当(買った物です)と

和菓子を持っていって、母と3人でランチパーティ

母は耳が遠いけれど何とか会話に加わり楽しそう。

年より孝行したみたいでとてもいい気分だった。



 それにしても叔母の話には驚くばかり。

一月にはグァムに行き泳いできたとの事(どんな水着かな?)

毎朝近くの本門寺にラジオ体操と散歩に行く。

そして今はいろいろ引っ張りだこなのよと、いたずらっぽく笑う。

聞けば13年前からはじめた(何と72歳の時!)津軽三味線が面白くて、

今はボランティアでお年寄りの施設などで演奏しているそうだ。

「この前はついでに炭坑節まで踊っちゃった!」・・・何と元気なこと!

私のほうが負けそうです。



 私も85歳になった時あんなに元気でいられるように

頑張らなくっちゃ!


お年寄りから元気をもらってしまいました



アッ!母と叔母の写真撮ればよかった!!
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