広島の土砂災害は大変なことになっていますね。
日を追うごとに犠牲者と行方不明者が増えていき、最終的には80人を超え、痛ましい限りです。
犠牲になられた方がたのご冥福を心よりお祈りいたします。
今回の被害地区の安佐南区に古い友人がいます。
30代半ばに勤めに出た時に一緒に採用され、彼女が広島に帰るまでの4年間苦楽を共にした仲です。
テレビで地名を聞いた時に、ドキドキしました。
安佐南区の下の住所が違うので大丈夫とは思いましたが、すぐに電話しても混乱状態の中かもしれないと思ったので、
一日おいてから連絡しました。
彼女の家は災害にあった地区のもっと上にあり、雨の被害はなかったそうです。
でも 実感を込めて 「人生何があるかわからないのよ」 と深くため息をついておられました。
日本は、いつ何時自然災害に出会うかもしれない、災害列島だということを、強く思いました。
もう、よその地域で他人事とは思えません。
わが家は多摩川の用水沿いにありますが、ゲリラ豪雨で、多摩川からの水門を閉めることが出来なかったら、
浸水してしまうことも考えられます。
今まで、この地域での災害は聞いたことがないけれど、防災の心構えは必要なのですね。
8月は大きな遊びはしていませんが、古い友人たちと「故宮博物館展」に行ったり、
以前の仕事仲間と埼玉県立近代美術館での「戦後日本伝説住宅」を楽しんだりしました。
そうそう、江戸東京たてもの園で開催中の 「ジブリの立体建造物展」、
ジブリの作品に出てくる建物の絵や、図面や、プランの紹介ですが、実に細かい所まで考えてあって驚きました。
ジブリの世界が、荒唐無稽なストーリーであってもどこかリアルに迫るのは、考え抜かれた建造物のせいでもあるようです。
解説は藤森照信で、大変わかりやすいです。
芝居の記録です。
記録なので、皆様、すっ飛ばしてくださいね。
6月13日 国立劇場・歌舞伎鑑賞教室 「じいさんばあさん」 橋之助、扇雀、
若干15歳の中村虎之助の解説がわかりやすく、よかった。これからが楽しみな役者さん。
6月26日 コクーン歌舞伎 「三人吉三」 勘九郎、七之助、尾上松也
今年前半の中で一番印象に残る舞台。降りしきる雪の中の立ち回りが素晴らしかった。
勘三郎亡き後、勘九郎、七之助が飛躍的にうまくなった。
6月28日 さいたま芸術劇場 「海辺のカフカ」 演出・蜷川幸雄 宮沢りえ、藤木直人、古畑新之、鈴木杏
クリアなガラスの箱がいくつも移動する舞台装置が新鮮で、美しい。
7月4日 府中の森芸術劇場 松竹大歌舞伎 「角力場・口上・傾城反魂香」 吉右衛門、中村又五郎
又五郎の襲名披露、襲名したのは数年前のような気がするけどまだ続いているのですね。
吉右衛門が立派。思った以上に楽しんだ。友人が行けなくなったので頂いた。
7月5日 新国立劇場 「抜け目のない未亡人」 作・演出・三谷幸喜、大竹しのぶ、木村佳乃、高橋克典、八島智人
芸達者な俳優さんたちの、会話と動きと表情を楽んだ。
7月20日 歌舞伎座 「夏祭浪花鏡」 他 海老蔵、中車、玉三郎
海老蔵主役の歌舞伎はあまり見ていないのだが、見た中では一番の出来のような気がする。
8月10日 歌舞伎座 納涼歌舞伎第3部 「怪談乳房榎」 他 勘九郎、七之助、獅童
本物の水を使った滝の中での立ち回りは迫力があった。
8月15日 赤坂ACTシアター 「大人の新感線 ラストフラワーズ」
8月22日 歌舞伎座 納涼歌舞伎 第2部 「たぬき」 他 三津五郎、勘九郎、七之助、扇雀
大佛次郎の新作歌舞伎。三津五郎の商家の旦那が、いかにもという感じで似合っていた。
勘九郎は、歩き方話し方が、故勘三郎にそっくりだった。軽妙洒脱を継いでくれると嬉しい。
歌舞伎が増えたので、今までで、一番多い数を見ています。
秋からはずっと少なくなりそうです。