気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

6・7・8月の芝居

2014-08-25 23:24:56 | 芝居

 広島の土砂災害は大変なことになっていますね。

日を追うごとに犠牲者と行方不明者が増えていき、最終的には80人を超え、痛ましい限りです。

犠牲になられた方がたのご冥福を心よりお祈りいたします。


 今回の被害地区の安佐南区に古い友人がいます。

30代半ばに勤めに出た時に一緒に採用され、彼女が広島に帰るまでの4年間苦楽を共にした仲です。

テレビで地名を聞いた時に、ドキドキしました。

安佐南区の下の住所が違うので大丈夫とは思いましたが、すぐに電話しても混乱状態の中かもしれないと思ったので、

一日おいてから連絡しました。

彼女の家は災害にあった地区のもっと上にあり、雨の被害はなかったそうです。

でも 実感を込めて 「人生何があるかわからないのよ」 と深くため息をついておられました。

日本は、いつ何時自然災害に出会うかもしれない、災害列島だということを、強く思いました。

 

もう、よその地域で他人事とは思えません。

わが家は多摩川の用水沿いにありますが、ゲリラ豪雨で、多摩川からの水門を閉めることが出来なかったら、

浸水してしまうことも考えられます。

今まで、この地域での災害は聞いたことがないけれど、防災の心構えは必要なのですね。

 

 8月は大きな遊びはしていませんが、古い友人たちと「故宮博物館展」に行ったり、

以前の仕事仲間と埼玉県立近代美術館での「戦後日本伝説住宅」を楽しんだりしました。

そうそう、江戸東京たてもの園で開催中の 「ジブリの立体建造物展」

ジブリの作品に出てくる建物の絵や、図面や、プランの紹介ですが、実に細かい所まで考えてあって驚きました。

ジブリの世界が、荒唐無稽なストーリーであってもどこかリアルに迫るのは、考え抜かれた建造物のせいでもあるようです。

解説は藤森照信で、大変わかりやすいです。

                


 芝居の記録です。

記録なので、皆様、すっ飛ばしてくださいね。

 

6月13日 国立劇場・歌舞伎鑑賞教室 「じいさんばあさん」 橋之助、扇雀、

                          若干15歳の中村虎之助の解説がわかりやすく、よかった。これからが楽しみな役者さん。

6月26日 コクーン歌舞伎 「三人吉三」 勘九郎、七之助、尾上松也

                          今年前半の中で一番印象に残る舞台。降りしきる雪の中の立ち回りが素晴らしかった。

                          勘三郎亡き後、勘九郎、七之助が飛躍的にうまくなった。

6月28日 さいたま芸術劇場 「海辺のカフカ」 演出・蜷川幸雄 宮沢りえ、藤木直人、古畑新之、鈴木杏

                          クリアなガラスの箱がいくつも移動する舞台装置が新鮮で、美しい。

                          

7月4日 府中の森芸術劇場 松竹大歌舞伎 「角力場・口上・傾城反魂香」 吉右衛門、中村又五郎

                          又五郎の襲名披露、襲名したのは数年前のような気がするけどまだ続いているのですね。

                          吉右衛門が立派。思った以上に楽しんだ。友人が行けなくなったので頂いた。

7月5日 新国立劇場 「抜け目のない未亡人」 作・演出・三谷幸喜、大竹しのぶ、木村佳乃、高橋克典、八島智人

                          芸達者な俳優さんたちの、会話と動きと表情を楽んだ。

7月20日 歌舞伎座 「夏祭浪花鏡」 他 海老蔵、中車、玉三郎

                          海老蔵主役の歌舞伎はあまり見ていないのだが、見た中では一番の出来のような気がする。

 

8月10日 歌舞伎座 納涼歌舞伎第3部 「怪談乳房榎」 他 勘九郎、七之助、獅童

                                      本物の水を使った滝の中での立ち回りは迫力があった。

8月15日 赤坂ACTシアター 「大人の新感線 ラストフラワーズ」 

8月22日 歌舞伎座 納涼歌舞伎 第2部 「たぬき」 他  三津五郎、勘九郎、七之助、扇雀 

                          大佛次郎の新作歌舞伎。三津五郎の商家の旦那が、いかにもという感じで似合っていた。

                          勘九郎は、歩き方話し方が、故勘三郎にそっくりだった。軽妙洒脱を継いでくれると嬉しい。

 

歌舞伎が増えたので、今までで、一番多い数を見ています。

秋からはずっと少なくなりそうです。

 

 

 

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大人の新感線 ラストフラワーズ

2014-08-16 23:15:11 | 芝居

 

場所は赤坂ACTシアター

劇場の外壁には巨大ポスター。 これから始まる芝居への期待と興奮を煽っています。

ギャングもの?ワクワクで、ずっとこの公演を待ってました

 

 公演があれば必ずプラチナチケット(手に入れにくいチケット)となる、「劇団☆新感線」と 「大人計画」 2つの劇団のコラボ公演!!

両方の劇団のファンが押し掛けるのでまぁチケットの取りにくかったこと!!

娘と私で手分けして、Eプラスや、新感線のファンクラブ、ぴあなどの前売りに申し込むも、ことごとく抽選に外れてガックリ。

最初のうちはダブってチケットを取らないように娘と調整していたけれど、そのうち手当たり次第となり、

結果、8月15日にダブって取ってしまった。

ネットで、定価でチケットを売買するサイトがあり、そこで売ろうと思ったけれど、念のため、ラッシーママさんに聞いてみた。

友達には絶対に新感線の芝居を誘わないのだけれど (出来にムラがあるし、好みもあるのでね・・・)

ママさんはゲキ×シネ 「薔薇とサムライ」 も見て下さっているので、実物の舞台も興味あるかと思って、恐る恐る聞いてみたらOK。

残りの一枚は夫が行く事になった。

 

作・松尾スズキ (大人計画)

演出・いのうえひでのり  (劇団☆新感線)

 

配役表です。

内容は触れたいけれど・・・・・触れません。

 

乏しい表現ですが、凄かった!!

 

2つの人気劇団の激突というか、火花散る舞台だった。

内容も実に普通の舞台の2倍、場面転換のスピード感も2倍、複雑さも2倍。

2本分の舞台が、3時間40分位凝縮されているような密度の濃い舞台だった。

それぞれの劇団の主役級だけでなく、2、3番手の役者さんにも大きな見せ場があり、目が離せない。

勿論アクションシーンも盛り沢山。 久々に、古田新太の痛快アクションを見た感じ。

これを毎日続けるなんて、さすがプロです。

小池栄子……綺麗、スタイル抜群。存在感があって、舞台がパッと華やぐ。

 

 前半複雑な状況の説明的な場面が多く、歌と踊りが少ない?と思ったけれど後半賑やかに盛り返した。

最後のバックダンサーを従えた星野源の歌、とても楽しかった。目まぐるしい展開の中で、この人が出てくる場面だけはホンワカと和む。

テレビで気になっていたけれど、多才な方なのですね。

 

この舞台、切ないとか、悲しいとか、愛にあふれるとか、情に訴えて盛り上がる場面がいつもより少なかったような・・・・・・

じっくり思い返すと、そんな場面も沢山あったのだけど、目まぐるしい展開に追われすぎ、情の部分の余韻を取り残してしまったような気もする。

でも面白かった 大家族が賑やかにおおらかにデタラメに、でも平和に暮らすラストはよかった。

もう一回見たい。

 

 

残念だったのは席が2階の端だったせいか、声が割れて、聞き取りにくい所があった事。

アレッと思ったのは、こんなに興奮する舞台だったのに、アンコールのスタンディングがなかった事!!

大音響と目まぐるしいストーリー展開で観客が疲れたのかな?

それとも1階席は盛り上がったのかしら?

 

2劇団のめったにない超豪華コラボ、見られてよかったです。

劇団☆新感線は2001年の「大江戸ロケット」から見始めて、今回で24作品目の観劇。 

諸事情で見逃した作品が3つあるけれど、まぁ熱心なファンと言えるでしょう。

これからもがんばってチケット取りますね。

 

夫は 「面白かったけど疲れた~~」 と、エネルギーを吸い取られた感じでした。

ラッシーママさんは、きっとびっくりされたのでは?

でも、興味津々、好奇心旺盛でお付き合いいただき、有難うございました。

友人と同行したのは初めてです

 

            

       数年ぶりの、麻の着物を着ていきました。

       「着物で☆新感線」 は、私の中で最高のイベントなのです

 

ついでに、最近の着物

           

  この羅の帯は年上の友人から頂いた物。     浴衣で和裁に。

  一度も使っていなかったそうです。

  着物もブログのお仲間からの頂き物。

        

       立川G店で買った麻の着物     絽の着物は8年ぶりぐらい。派手かな。

 

観劇記録がたまってますが、記録なので次回サッと書きますね。

 

 

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別荘見つけた♪

2014-08-13 15:48:53 | 旅行

 気が付けば8月も中旬。

2週間以上もご無沙汰してしまいました。

結膜炎になってしまい、目薬を差してもなかなか治らず鬱陶しく、

いつの間にかブログは夏休みに突入・・・・・・・・なんて、サボりの口実ね

だいぶ涼しくなったので(?)またブログ再開です。

宜しく~

 

8月は月末以外 特に旅行の予定もなく、なんだか寂しい気がしていました。

 

そんな8月2日の土曜日、私は義父のお弁当と夕飯の材料を用意し、近所に外出。

夫は義父にお弁当を届けたあと、帰宅した私と昼食。

午後は夫は歯医者に。 私はのんびり雑用。

 

普通の平凡な土曜日のはずでした。 普通なら夕飯食べて、ビール飲んでテレビ見て・・・・・・・・・

 

 

ところが 

 

 

 

3時ごろ帰宅した夫が、 「 これからどこかに出かけようか? 車で遠くに 」

「エッ、エッ、エッ~!!」

今から出かけたら日帰りは無理!! 泊まるところを探さなくちゃ!!

と無謀な提案にもかかわらずホイホイと乗り気になる私 

それから2時間ネットで その日泊まるところを探したけどどこも満室。

夏休みの土曜日だもの。当日泊まれるところなんて無理ですよね。

でも午後5時に出発強行。いざというときのため毛布2枚積み込んで、車中泊の覚悟。

道の駅なら駐車場で泊まれるかな~

 

途中娘に 「5時に出発して、今泊まる所を探してる」 とラインしたら 「ずいぶん早く出たんだね。頑張ったね」 と返事が来た。

「午後5時」 と返事したら 「無計画!!熱中症になるから車中泊だけはやめてよね。」 と言われた。 

見透かされてる~~

まあ何とかビジネスホテルを確保。 ホッ

 

翌朝は八島湿原へ。

 標高1640メートル、国の天然記念物に指定されています。

日本の高層湿原の南限で学術的にも貴重な場所だそうです。

 

写真をご覧ください。

朝九時頃。 人の少ない湿原は東京とは別世界。 爽やかな空気を体いっぱい吸い込む。

                

30分ほど歩いてコーヒータイム。緑の中で飲むコーヒーは格別。

                

このヒュッテのテラスでコーヒータイム

中のトイレを拝借した時に見た内部は、簡素でとても清潔。

働いている人たちも穏やかに話し、とても感じが良い。

何よりも、空いている!!

 

決めた!!!……ここをわが家の別荘にしよう。

さっと来て、さっと泊まれる居心地の良い、素敵な場所見つけた

ここにきて、一日本を読んだり、散歩したり、時にはハイキングしたりしよう。

理想的な場所を見つけた。

こんな場所を一つ持っているだけで、心が豊かになる。

気に入りました~ 次はいつ来ようかしら。

 

上向かって左から ヤナギラン、コオニユリ、?

下           シシウド、クガイソウ、ヤナギラン

シシウド、ツリガネニンジン、アカバナシモツケ

ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、チダケサシ

どこもかしこも 花畑       (ブログの皆さんの真似をして名前調べました♪)

 

 

帰りは景色を堪能しながらヴィーナスラインを通り、茅野へ。

茅野にはずっと行きたかった場所がある。

茅野市神長官守矢資料館  (じんちょうかんもりやしりょうかん)

守矢家は古代から明治の初めまで諏訪上社の神長官という役職を務めてきた家。

建築史家として有名だった藤森照信が、初めて建物を設計した記念すべき第一作。

 

内部は、古文書を展示。また昔の御頭祭という重要な神事の供え物を再現展示している。

受付の男性がとても親切で、ゆっくりと展示物を説明して下さった。

 

 

           畑の中に浮かぶ、この宇宙船はなんでしょう?

            

 

           拡大してみましょう

           

          藤森照信 茶室 「空飛ぶ泥船」                                                                                                                                                                                                    

       こんなのもあります。

        

        茶室「高過庵」

       藤森照信の建物は、木材、粘土、わら、葦、石などの天然素材を使った奇想天外な建物が多い。

       たのしいな~

 

 なんの準備もなく駆け足の旅でしたが、一歩外に出ると、意外な出会いがありますね。

 

 

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