気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

竹花万貴・彫金帯留展 & 熊川哲也 「ジゼル」

2013-07-26 18:23:49 | 芝居

 夕べ、電気釜の上記の吹き出す部分に うっかり手を伸ばしてしまった

すぐに保冷剤で冷やしたけど、今朝見ると縦1.5センチ横4センチの水ぶくれができて朝から医者通い

・・・・・・夏ボケですね。

普通電気釜の蒸気の上に手を延ばすなんて、考えられません。

皆様、電気釜にはお気を付け下さい・・・・・なんて そんなことするの私だけ?

 

さて、このところ医者通いが続いてますが、今日は明るい話題を

 

 竹花万貴、彫金帯留展 

今週水曜日の24日、銀座ミキモトの7階で開かれていた展覧会に着物仲間と行ってきました。

この着物好き4人組、もう8年ほどのお付き合いです。

帯留めがメインですが、竹花さんが帯、着物に日本刺繍をしたものも多く出ています。

 着物、帯は ほとんどアンティーク。 トロッとした昔の絹の風合いが優雅

帯留め、着物、帯がすべて物語に成るようにコーディネートされています。

  手前の緑の着物は虫の行列の刺繍が施されていたもの。そこにはカマキリの帯留め、そして帯はススキ模様。

  狐の帯留めには、 帯のお太鼓の部分に、狐の嫁入りの刺繍が。

  無地の着物に黒の帯、帯留は桜、お太鼓部分には桜の向こうに見える三日月、そして桜を照らす篝火が刺繍されています。

宇野千代さんから頂いたという、桜模様の着物と帯もあります。

珍しい色の宮古上布、越後上布、芭蕉布など、今では到底手に入らない織の着物もたくさん展示されていました。

もうウットリ、なかなか見る事の出来ない世界です

贅沢な目の保養です。 

日本の美意識の高さを目の当たりにしました。

そして竹花さんのセンスと美の世界に酔いしれました。

アンティークの紫の方が竹花さん。

私達4人は偶然黒っぽい着物。

いつもは適当に明るい色、暗い色が混ざるのにこの日はなぜか皆暗め。 

黒い色だと透け感が目立つので、暑い日は涼しげに見えますが、皆考える事が同じとは面白い

4人の着物は手前から、宮古上布、絽のアンティーク、私は紺の紗(Dさんから頂きました)

一番右の方は上布、100歳のお年寄りから頂いたものだそうです。

美味しくて手ごろなランチ、そしてコーヒーはビートたけしの絵でいっぱいの喫茶店で。

美とお喋りを堪能した一日でした。

カマキリ帯留と虫かごのお太鼓

            

            蛍の帯留とホタルブクロのお太鼓

 

 

 バレエ、熊川達也 ジゼル 

6月29日、Kバレエカンパニー 熊川哲也主演 「ジゼル」

バレエの情報はチェックしていないので、熊川哲也のバレエは見る機会がありませんでした。

でもグズグズしていると、熊川さんの肉体の最盛期が終わってしまう?

男性ダンサーは女性を持ち上げたり支えたりで、肉体の消耗が激しいようで、早く見なくてはと思っていました。

今回バレエ好きの友人を誘い、ワクワクと渋谷オーチャードホールにお出かけ。

        

 

何と言ったら良いのか、まさに夢の世界。

熊川哲也が飛び上がり、着地するまでは、スローモーションの映像のようです。

羽が生えているように軽やかに飛び、着地も 「トンッ」 ではなくふわりと地上に降り立ちます。

女性を見るまなざし、いたわるように優しく包み込む手、一挙一動に情感がこもっていて素晴しい

熊川さん天才です

バレエ好きの友人が言ってました。

「普通、ジゼルは途中で退屈してしまうけど、全く飽きない。

熊川哲也の演出能力も素晴らしいわ~」 

2人とも数日、このバレエが頭から離れず、夢見心地で過ごしました。

 

観客はバレエ関係者が多いようで、スラッとして背筋を伸ばしたおしゃれな美人達がたくさんいました。

こちらも目の保養でした

普通の舞台の観客と違ったわ

 

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遠山記念館 & 脳ドックの結果

2013-07-20 13:28:30 | 病気・後遺症

   遠山記念館  

埼玉県比企郡にある遠山記念館は、日興証券の創立者、遠山元一が、昭和11年に建てた純和風建築。

没落した生家再興の証しとして、母のために建てた。

第2次世界大戦の前のキナ臭い時代に、東京から職人を、全国から吟味した材料を集め、

贅を尽くした和風日本建築の傑作を作った。

以前から知っていたけど、遠いのでなかなか行けず、日曜日に思い切って行ってきた。

 

殆ど見学者もおらず、一組づつにボランティアの説明員が尽き、じっくりと見る事ができました。

庭の緑のきれいな事!!

ここは、実際人が住んだ期間が短いので、改築がなされず、全く当時のままの状態。

建てた当時のまま残っている日本建築は少なく、貴重な建物だそうです。

 

ウワ~ッ と思わず声の出るような 夏仕様の座敷。

開放感があります 和室、いいですね~

 

 脳ドックの結果 

何の気なしに受けた脳ドック・・・・・・・スッキリできない結果が6月下旬に出ました。

詳しくは説明しませんが、脳に変化があるとの事!

頸動脈エコーを受け、血液検査を受け、過去にMRIを受けた2カ所の病院の映像に 脳が写っているか調べ、取りに行き、

その合間に、ネットで病気の詳細と これからかかりたい病院を調べ、

本を買い(上の写真、結構な出費!!)、 図書館で本を借りました。

白内障の目の検査と手術にも通い、目が見えるようになってからも調べ続け・・・・・という生活でした。

脳梗塞や体の機能がおかしくなるのではと不安で、思い切りジタバタしました!!

ジタバタして、自分で方針を出してからはスッキリしました。

 

大学病院をチェックし、電話して脳神経内科の様子を聞き、

結局脳関係の医療が充実している 都立の病院に資料を持って行ってきました。

初対面の先生ですが、非常に丁寧に説明して頂き、原因は生活習慣病、特に高血圧。

良くはならないけど進行を止めるしか方法はない。

薬もあるけど、副作用があるのでやめた方がいい。・・・・・・とアドバイスをもらいました。

 

世の中には糖尿病や腎臓病などの慢性疾患を抱えた方達が沢山いらっしゃいます。

今の所 症状は全くないけど、気を付けて暮らさなければいけないという慢性疾患の警戒警報を受けました。

脳ドック受けて良かった

受けなかったら、ある日突然立てなくなる、なんてこともあり得ました。

本を見て、この方に診察してもらいたいと思ったクリニックは、ナント6年半の予約待ちでした

ここも予約しました。

診察一年前に詳しい期日のお知らせが来るそうです。

病気で悩んでいる方がたくさんいらっしゃるのですね。

 

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白内障手術 その3

2013-07-14 23:51:19 | 病気・後遺症

 左目はまだ赤みが取れませんが快調です。

夏は特に日向が眩しくて、目が明けられなかったのですが、そんな悩みも解消。

頭痛も減ったような気がします。

 

 白内障手術を受けるにあたって、気が付いたことをメモします 

①  医者選び

  大きな病院ならほぼ間違いがないでしょう。

  私の場合は、何人もの人に手術をした病院を聞き、評判のいい所を選びました。

  眼科専門病院の副院長だった方が、より丁寧に患者に接したいと開いたクリニックです。

  最初はぶっきら棒でしたが、説明を非常に丁寧にわかりやすく、また手術中の声掛けも優しくて、適切で、

  不安が吹き飛びました。

 

②  眼内レンズについて

  通常は単焦点レンズで、例えば2メートル先に焦点を合わせるとしたら、

  そこより先は近視のメガネが必要で、手前は老眼のメガネが必要。

  人間の目のように焦点を調節はできません。

  保険はききませんが、 片目40万位(手術代込み)で多焦点のレンズもあります。

  人間の目のように、手前も遠くも見えるそうです。ただし、乱視があると使えません。

  乱視が無かったら、私もこのレンズ使いたかったわ~。値段は高いけど、一生の事ですものね。

  自分の目のように使えるレンズがあるなんて素晴らしい

  

 

③  手術と季節

  暑いので夏はやめた方が正解。

  シャワーは2日目から入れますが、目に水が入ると危険なので頭が洗えない

  最初はタオルで拭き、3日目からドライシャンプー、さすがに我慢できず5日目の今日、静かに洗ってしまいました。

  美容院で洗ってもらうつもりが、暑くて外出も嫌。

  通常シャンプー可能なのは1週間あとからです。

  2月か3月に手術するつもりが、母の事で延び延びになり、5月に予約したら7月しか空いてないと言われました。

  暑いのは覚悟していたけど、この猛暑、いろいろ大変です。

 

④  入院か、日帰りか

  日帰りの場合片目を手術した1週間後にもう片方の手術です。

  手術の次の日と、3日目に医者に行きます。 最初は飲み薬も目薬も沢山あります。

  私のクリニックは入院の設備がないのですが、

  入院した方が一日ずらして両目手術することが出来、不便で面倒な時期が少なくて済みます。

  私の場合はフラフラしたり、痛かったりで、家事もせず2日間は寝てばかりいました。

  人によりますが、入院して手術を受けた方が楽かもしれません。

 

もちろん白内障にならない方が良いのですが、いつかこんな予備知識が役立つかもしれませんね。

 

 そうそう、 お目目の濁りが取れて、キラキラです 

 

  

 

 

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白内障手術 その2  & 貴婦人と一角獣展

2013-07-13 17:00:39 | 病気・後遺症

 9日の火曜日左目の手術をした。

 

目がデリケートで痛みを感じやすいので、一昨日まで寝たり起きたり。

猛暑を避け、エアコンガンガンの部屋でずっと過ごしていたので、サボり癖が付いてしまい、

社会復帰できるか少々不安にもなった。

前回も今回も手術後2日間は食事の支度はすっかり夫の世話になった。

食欲がなかったけど、テーブルの上に出てくると、何となく食べてしまうものですね。

おかげで体力も消耗せず、夫に感謝です。

 

毎度おなじみ?手術の図解。

 

眼科の先生がこの図で説明してくれました。

とてもよくわかったので、皆さんにも紹介しますね。

 

 一番表面の網膜を4、5ミリ切り、中の水晶体を超音波で砕いて吸引、水晶体の部分に眼内レンズを入れる。

手術にかかる時間は短いのですが、決して簡単な手術ではないそうだ。

砕いた水晶体のかけらが残っていたりすると、失明の危険性もあるらしい。

 

 私の先生は 視力は近眼なら、現在の倍の視力を出すのを目安にしているようだ。

私は左目の乱視が酷く、矯正しても視力が出にくかったが、手術をしてずっと見やすくなった

両目ともメガネで1.2の視力が出るそうだ

何と言っても目の前が明るい、そして外の眩しさが軽減 

これで舞台の俳優さんの顔もはっきり見えるわ。山の頂上からの景色も違って見えるかしら。

視力が安定するまで2か月ほどかかるそうだが、楽しみ~~ 

 

 

  貴婦人と一角獣展 

  

 7月に入り、ずっと家と眼医者と、他の医者と・・・・・医者巡りばかりしていたら、

お出かけ虫がウズウズと湧いてきた。

この展覧会、月曜日が最終日。

行こうかどうしよか迷っていたら、 「素晴らしかった」 と友人から絵葉書が来たので、今日行ってきた。

 

中世ヨーロッパ美術の至宝 パリより奇跡の初来日 6連作一挙公開

フランスのクリュニュー美術館所蔵。約500年前のタペストリー。

この作品が国外に貸し出されたのは過去一回だけ。

今回は美術館改装のため、貸し出されることになった。

「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」を表す5枚と、残る一枚の謎めいた内容が、

この作品群をより魅力的にしているようだ。

 

 タペストリーというと、どんな素晴らしい作品であっても、ドーンという存在感だけが前に出て、

何とも大味な感じがして 私はあまり好きではなかった。

ところがこの作品、優美な女性の左右に一角獣と獅子が まるで崇拝する女性を守るように、甘えるように、手助けするように控え、

周囲の鳥や動物たちも、ウットリと女性の醸し出す世界を楽しんでいる。

タペストリーの世界が何とも言えず繊細優美、物語が聞こえてきそう。

想像力を刺激され、いつまで見ても飽きない美しさだった。

花も色とりどり、イタリアルネッサンスの画家、ボッティチェリの「春」を思い出した。

こんな素晴らしいタペストリーがあったなんて 感動でした

 

なかなか皆様の所に伺えませんでしたが、

これから少しづつお邪魔しますね

またよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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白内障手術 その1

2013-07-04 16:10:29 | 病気・後遺症

 一昨日右目を手術。

日帰り手術で、この日は7人の手術をするそうだ。

手術着に着替え、椅子に座って順番を待っていると、私の前に手術した方が手術室からスタスタと歩いて更衣室に入って行った。

「あら、あんな手術しても、スタスタ歩けるのだわ」 と一安心。

自慢ではないけど手術慣れしている私。 (2年の間に全身麻酔3回、部分麻酔で20から30針縫う手術を3回)

こんな手術へっちゃらよと思っていた。

 

でも・・・・・・

 

目にすこしでもゴミが入るとメチャクチャ痛がる私・・・・・思ったより緊張。

15分が、とても長かった~。

夫に迎えに来てもらったが、帰りはフラフラだった。

 

そして昨日の検査。

 

0.03の視力が0.08位になっていた。

目の良い人は0.08なんて酷い視力と思うでしょうが、これは私にとっては大進歩。 

遠くは見えないけど、読書用メガネをかけても見えなくなっていた手元が、はっきり見えるようになった♪

良く見えるので、つい目を使ってブログを書いてしまいました!!

ホントはもっと目を休ませなくてはいけないのかも。

コメント (8)
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