だいぶ前になりますが、東海道だらだら歩き・その5の報告です。
7月23日、神奈川宿少々と、保土ヶ谷宿を歩いた。
この日は京急神奈川駅に9時集合。参加者はいつもの4人。
出発時は雨が降っていたが、その後は薄曇りの天気。
7月後半としては涼しかったが、歩いていると汗が噴き出す。
大網金毘羅神社
駅を降りしばらく歩くといかにも由緒ありそうな階段がある。
この神社は、海運関係者の信仰が厚いそうだ。
鬱蒼とした藪に囲まれ、早速蚊の襲撃を受け、かゆい事!
友人が虫刺されによく効く薬を持っていて助かった~。
天狗の彫刻
たぶん、ご神木が雷に打たれ、その木に彫ったのだろうと、皆で想像しあった。
この近くに日本橋より7里目の一里塚があったそうだ。
田中屋
文久3年に創業の料亭。広重の浮世絵にも描かれている。(当時はさくらや)
明治7年、勝海舟の紹介で坂本龍馬の妻・おりょうがここで働いていた。
↑当時の写真
現在・・・・今も料亭だった。
神奈川関門跡碑
開国後、外国人が多数殺傷され横浜周辺に関所や番所を整備したうちの一つ。
川崎宿・神奈川宿には幕末・開国時の歴史を生々しく語る場所が残っている。
生麦事件の碑や、各国の領事館が置かれた寺、そして竜馬の妻おりょうが働いた料亭、関門など、など。
私でも知っている出来事や人物が次々登場してくる面白い場所だ。
幕末の歴史好きにとって、川崎宿、神奈川宿は興味の尽きない場所だと思う。
浅間神社
入り口を探してしまった。ビルの狭い横に入ると奥に階段がある。
この社の裏に ここ穴式古墳があり、昔はその穴が富士山麓まで続いていると言われていた。
穴を探したが見つからなかった。神社横に普通の道があった。
大山道道標跡
八王子方面に行く道。
開港以降は八王子から絹が運ばれ「絹の道」とも呼ばれた。
松原商店街
この入り口を見た時は普通の商店街だと思った。
だが・・・・・中に入ると衝撃的な光景が広がっていた。
このような八百屋は表通りだけで7、8件。大きな蒸し器で蒸かし芋を作り売っている店もあった。
ホカホカの蒸かし芋が、お皿山もりで200円。大根80円、ねぎは大束で150円。
広い店には何軒もの食料品店が入り、安い!! リュック担いだおじさんおばさんが次々やってくる。
今まで街道歩きだったのに突然別世界に迷い込んでしまった感じ。
私達も、ついお菓子や、缶詰を買ってしまった。
主婦感覚が顔を出し、野菜も買いたくなったが重いのでさすがに諦めた。
家に帰って、松原商店街を調べてみると、「ハマのアメ横」と呼ばれている場所だった。
道理でね~~~。
ここで神奈川宿終了。
松原商店街の中に、次の保土ヶ谷宿の入り口があった。
マイナーな知識ですが、各宿場の江戸側に、江戸方見付が設置されていたそうだ。
次回、保土ヶ谷宿に続きます。