気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

歌舞伎・中村勘九郎襲名披露 そのほか

2012-02-26 12:39:39 | 芝居

  マラソン、藤原新選手の最後のデッドヒート、手に汗握る感じでしたね。

ゴールした後の爽やかな笑顔、充実感にあふれており、こちらまで嬉しくなりました

川内選手は惨敗などとネットに速報が出ていましたが、悔しさは相当なものと思います。

頑張ってほしかったけれど、競技の結果は残酷でした。

でも、フルタイムで働きながらの健闘、これからも応援したいと思っています。

 

さて、少し前ですが・・・・・・ここはどこでしょう?

 

ヒントは壁。   答えは最後です。

 

 

 2月大歌舞伎・六代目中村勘九郎襲名披露 

 2月12日、夜の部に夫と行きました。

費用はあの、クリスマスに夫から貰ったお小遣いです。

お礼に夫も招待し・・・・といっても出所は夫なのだけれど(笑)

昼の部の土蜘(つちぐも)が今回一番の話題だったけれど、

どうしても歌舞伎役者勢ぞろいでお祝いの言葉を述べる「口上」を見たくて

夜の部にしました。

 

素晴しかったの一言です。

感想を書き始めるととどまるところを知らないので、簡単に。

 

中村勘三郎の息子勘九郎(元勘太郎)は 七之助とともに、小さい頃からテレビのドキュメントなどで

良く紹介されていた。

でも役者としてはほとんど知らず、NHKの大河ドラマ「新撰組」で彼の内面からにじみ出る上品さ、

優しさ、秘めた情熱に魅了された

その後、歌舞伎や舞台で見るようになり、不器用だなぁと思う反面、チャレンジ精神が強くて、

いろいろな役に挑戦して行く姿がとても好ましかった。

ある時期から、不器用で、ぎごちない面が姿を消し、表現が豊かになってきた。

名門に甘んじることなく、想像を絶する努力を重ね、精進されたようだ。

そんな彼の勘九郎襲名披露、ずっと楽しみにしていた

 

夜の部の勘九郎の目玉は「春興鏡獅子」 小姓弥生の舞に獅子の精が乗り移り弥生を連れ去る。

                     そのあと獅子が現れ、花や蝶と戯れ乱舞する

   この人はえらが張り、肩幅もがっちりしているので、女形を演じるとどうしてもごつくなりがちだ。

   けれど、弥生の舞はうっとりするほど美しく、特に獅子頭を手にしてからの舞は絶品。

   まるで手にした獅子頭に命があるかのように踊る。

   こんなに力のこもった(良い意味で)歌舞伎は久しぶりに見た。

   勘九郎の将来が楽しみな舞台だった。

   

鈴ヶ森 勘三郎と吉衛門の豪華な顔合わせ。

     二人のセリフの歯切れ良さと吉衛門の貫録が素晴らしかった。

口上  生で見たのは初めて。

     裃姿で舞台一列に並んだ役者さん達が述べる口上は華やかでお祝い気分が盛り上がる。

じいさんばあさん  ブログの皆さんと一緒に見たことがありますね。

             いいお話でジーンとするのは変わりないけど、 

             玉三郎の時よりさらに年寄りの演技で二人はヨボヨボだった。

             

 

 

開演前。    夫は今回着物デビューです。

あれこれ言うので着付けも大変だったし、寒いとか足が痛いとか言ってましたが、

新橋演舞場に着く頃には、無事着物慣れしていました

男の人も着物を着るとハイテンションになるのですね。

思った以上に喜んでいました

 

           

幕間は、観客を飽きさせないためか、時々緞帳が変わります。

下は、今回の襲名披露のための特製緞帳。

 

襲名祝いの絵馬。初めて見ました。

普通の舞台の公演ではロビーにお祝いに届いた花が飾られますが、歌舞伎にはその習慣はありません。

その代わりなのか、有名人や会社などからの絵馬が飾られていました。

 

                

開演前、この看板の前は写真を撮る人で大賑わい。

帰りにようやく撮りました

 

 もう一つの着物デビュー 

2月の初めです。

毎月一回の「伝統文化を学ぶ会」で、初めて着物仲間ができました

一昨年の10月から始まった会で、最初は「染と織り」の会でした。

30人集まる会で、染と織が好きな人の集まりならと、張り切って着物を着て行ったら、誰も着てこない

一年続いたのに結局誰も着てこない

「いいわね」とか言われても仲間がいないのは寂しいものです。

 

ところが一年過ぎる頃に、40代と50代前半の方が、「着物を着てみたい!」と言ってくれました。

バンサイ バンザイ

年末の忘年会で彼女たちが着物を着ると宣言すると、

面白いようにいろいろな物が集まりだしたのです。

着ていない長襦袢を持ってくる方、体が悪いのでもう着られないからと、

草履を始め、着物の小物一切合切プレゼントした方 (私もおこぼれで晒や、木綿の反物を頂きました)

私は、全くの初心者でも着ることができ、ざぶざぶ洗えるウールの着物などをプレゼントしました。

そして仕上げは立川のG店に一緒に行き、使いやすい半幅の帯や、作り帯などを購入。

晴れて、2月の会に着物デビューしました

初心者なのに、着なれた感じの素敵なコーディネートで、

彼女達、本当に嬉しそうでした

彼女達の着物デビューを多くの人が応援し、喜びました。

「着物は楽しい」  「着物からのつながりも楽しい」 と実感です。

                           

 

 

 最近の着物 

 

左は祖母の帯、義母の型染め小紋。 歌舞伎座に。

右は結城?の真綿紬、温かいわ。帯は祖母のもの。

 

両方とも和裁のお稽古に着て行ったもの。

左の帯留は昔々公民館で習った七宝焼きのブローチの金具をとり、

帯留金具に付け替えたもの。

 

 

  写真の答……もうお分かりでしょうが、工事中の歌舞伎座です。                     

 

 

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初めての骨董市・ござれ市

2012-02-19 23:27:28 | その他

   チクチク

   チクチク チクチク   アッ!!

   チクチク チクチク チクチク    アッ!! アッ!!

 

という失敗を繰り返しながらも

やっと出来ました~~~

といっても袷の着物を作ったわけではないのよ。

幅が広かったので脇を詰めたのと、裄(ゆき)、袖の長さを少し出しました。

でも、たったそれだけの仕事でも5日間かかってしまいました。

お直しは大変。

左右のバランスが違ったり、変な所を縫ってしまったり、失敗だらけで何度もやり直し

和裁をやっている方から見れば何してんのよ~と言う感じですね。

でもこれでタンスの肥やしが生き返ります

 

先週は金曜日以外は全く予定なし。珍しくヒマ。

なぜヒマなのかと思ったら、去年も一昨年も母が入院していて毎日病院通い。

その癖か、2月に予定を入れる気がしなかったのですね。

急いで、なかなか会えなかった友人と連絡取りあって、会うことにしました

 

ちなみに今日の母・・・・・私の名前はサッと出てこないけど、元気です。

「私の名前間違えちゃったね~」と言うと、照れ笑いして、恥ずかしそうにします。

かわいいです

 

 

 さて、本題に

 今日は日野にある高幡不動尊で月1回おこなわれている骨董市に行ってきました。

散策中たまたま他の場所の骨董市に出会ったことがありますが、

行きたいと思っていったのは初めてです。

「ござれ市」 楽しいわよ~ と言われてもピンときてなかったのです。

ござれ市の旗がひらめいてます。

 

境内の中はこんな雰囲気。

 

何を売っているかと聞かれると…・・・何でも

まるでビックリ箱を覘いているような気分。

古い生活用具、アクセサリー、絵画、雑貨、布地、着物類、などなど。

私を含めて3人で行きましたが、適当に勝手な所を見て、また集合するという感じぶらぶらしました。

和洋何でもお裁縫をする友人は、

「ここは製作用の布地集めに来るのよ。」と洗い張りした布や、古い着物を買っていました。

着物は解いて洗って使うそうです。

私は初めてなので、あれもこれも珍しくて目移りしてます

他の方達のように目的があるわけではないけれど、

店主さん達と話しながら買うのが面白くて。皆さんいろいろ教えてくれました。

アンティークの帯留めが目に付いたけれど結構高くてね~。これは買えませんでした。

今日の収穫

帯は友人が、バックを作るといいと選んでくれました。(500円)

ノリタケのティーカップ(1500円) 廃番だった好きなシリーズをを見つけたわ。

ビーズの紐(1000円)

スエーデンの作家の切り絵(1500円)

このほかに100円の絹の兵児帯 (スカートにしようかな)

あらあら、結構買ってしまいました。 

この額は色も綺麗でセンスもいいし気に入りました!!

題名 「アップル&バード」 見たままの題名でちょっとつまらないけどネ。

今回一番楽しいお買いものでした。

 

 今月の新作

手描き作品です。写真にするとインパクトが無くなりますが、好きな色を使ってます。

 

   

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浅草・田中一光・蝋梅・お肉・下谷万年町物語

2012-02-06 12:56:12 | 芝居

今日もブログ記事満載になりそうで、ごめんなさい。

最初から謝っておきます。いつもながら適当にスルーしてね。

 

浅草    1日家でヒマしていたら友人から連絡が・・・

       場所は浅草。 京都西陣の帯の職人さんの話が聞けるので2日に出かけましょうと。

       技術的な事が聞けるかと思ったけれどイマイチな内容。

       最後はお定まりの販売会になり、いろいろ高価な帯を薦められそうになったけど、

       友人が上手に、「次の予定があるので」とさっさと切り上げてくれ、助かりました。

       私は、この手の販売会に出くわしたことがないので、良い経験に。

       これで危ない臭いをかぎ分ける事ができるようになり、危険には近づかないようにするわ

       それにしてもリーマンショック後の西陣の不況は大変で、織り元さんは必死ですね。

           

雷門交差点から見た街の賑わい。

 

ランチは雷門横の すき焼きで有名な「ちんや」の地下で。

ここが美味しいといろいろな方から聞いていたが行っても休みだったりで、入ったことがなかった。

友人はハンバーク、私はロールビーフ1300円。

とろけるようなお肉でした

 

田中一光

友人は忙しいので別れ、私は銀座のグラフィックギャラリーへ。

田中一光の没後10周年のポスター展に。

この展覧会だけで銀座に来るのは大変だけど、浅草の帰りなら気楽に行けます。

  

            

           (グラフィックギャラリーのホームページより)

世界的に有名なグラフィックデザイナーでした。

色使いが美しく、モダンのように見えて、情緒があります。

日本髪の女性の目もlとが何とも愛らしい。

詳しくは、グラフィックギャラリーのホームページをどうぞ。

 

蝋梅

5日、久しぶりに夫と自転車に乗って、府中郷土の森へ蝋梅見物。

蝋梅の小道です。

  

普通の梅はまだ冬仕様

                                    

                  でも蕾がはち切れそうな梅もあります。

府中郷土の森で、一番最初に花が咲くしだれ梅は、3輪ひそやかに咲いていました。

春はもうすぐです。

 

お肉   

 

信用組合の「くじ付き定期預金」でお肉が当たりました!!

こんなラッキーなことがあるのですね。霜降り肉と赤身で450グラム。

子供たちが用事があって来られないので、日曜日夜、すき焼きで食べ始めた。

おいしいわ~

でも二人で450グラムはきついわ~と思っていたら、

娘から「ちょっと寄るね~」と連絡が。

美味しいお肉を食べて娘もご機嫌でした

でも、電話があと10分遅かったら、肉はなかったわ。

私達が無理しておなかに詰め込んでいたことでしょう。

娘もラッキーでした。

 

下谷万年町物語  1月24日  適当にスルーでね

「下谷万年町物語」 シアターコクーンにて   作・唐十郎  演出・蜷川幸雄

             出演・宮沢りえ、藤原竜也、西島隆弘、六平直政

 このお芝居は見ようか見まいかずっと迷っていた。

 でも唐十郎と蜷川幸雄の組み合わせの魅力には勝てなかった。

 二人の相乗効果でどうなるか見当がつかない芝居。凶と出るか吉と出るか・・・・・

 (あとで気が付いたが、この芝居は1981年、このコンビで上演していた。

  このころは子育てもろもろで、全く芝居を見ていなかった)

 

唐十郎は昔小劇場の活発な時代、」劇団状況劇場を率いて、演劇界に衝撃を与えていた。

この時見たのが「腰巻お仙」と「ジョン・シルバー」、

たった2本しか見ていないのだけれど、この時の衝撃を今でも鮮やかに思い出す。

はっきり言って、ストーリーはほとんどわからない。

けれど場面場面の状況は少しわかる。

女性の出演者はただ一人・・・李礼仙

折れそうな体に、パタパタ音を立てそうに密なつけまつげ。

大きく真っ赤な口から吐き出すハスキーな声。

天使、魔女、少女、絶世の美女、疲れた女、優しくも怖ろしげにも見えた。

鍛えられた肉体をさらす男たち。うごめく集団。

何から何まで新鮮で、ビニールシートに座って、最前列で見て

地の底から湧いて出るようなエネルギーに圧倒されていた。

李礼仙の美しかった事!!

 

と言う思い入れのある唐十郎の芝居だが、蜷川演出は非常にスマートだった。

ストーリーも唐十郎作にしてはわかりやすく整理されているし、

主人公の宮沢りえが立ち姿もセリフも非常に美しく、幻想的な雰囲気を良く出していた。

(宮沢りえの不自然な高い声が好きではなかったが、この舞台では発声を変えたのか、

非常に聞き取りやすい舞台の声になっていた。素晴しい女優さん!)

藤原竜也は、底辺の生活の中で、演出家になりたいと渇望しつつ、

最後は死ぬのだが、この時の死に顔が何とも美しい。

生と死の対比と言うか、ひたむきに生きる姿を見ていたので、その死が何とも

痛ましくはかなく哀れに見える。

ラストシーン、池の中から手を差し伸べる宮沢りえの姿は美し過ぎて、目に焼き付いて離れない。

途中、少し不満もあったが、最後の場面で全て帳消しとなった。

猥雑なエネルギーを持つ街で生きる男娼たちと、

その中で夢を失わない踊り子、演出家、そしてこの町で起こる出来事を冷静に見つめる中学生。

この中学生を演じる、西島隆弘も良かった。

3時間の長い芝居、最初はとっつきにくかったが、後半素晴らしかった

 

ストーリーは省略です。敗戦直後の日本、男娼が力強く生きる下谷万年町。

女優を夢見るレビュー小屋の踊り子と、演出家を夢見る男の物語。

舞台手前に大がかりな浅草瓢箪池を作り、本物の水が張られ、

俳優さんが池から登場したり沈んだりします。

 

 

   

 

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寒さ対策

2012-02-02 09:45:15 | その他

 おー~~~~寒い!!

 

一月は寒さにめげず、沢山お出かけした。

展覧会2つ、映画3本(娘からお年玉に映画の券をもらったので)、芝居4本、オフ会、友人と新年会、初参りと、

忙しく活躍した。

そして隙を見ては、母の所に通った。

多分、新年早々だけど、今年一番動き回った月になるのではと思っている。

それが、今週からは一転、家にいる事が多くなった。

私は運動をしないので、お出かけしないとてきめんに膝と腰がおかしくなってくる。

 

そこで一昨日は多摩川を散歩。

寒かったけど、歩き始めたら弾みがついて、2時間も歩いてしまった。

風で、自転車が倒れてますね。   歩く人も、 お~~サムッ!!

 

今朝、軽く散歩。

用水路沿いには水仙が盛り。

 

話は変わりますが・・・・・

これは何でしょう?

まあすぐにわかると思うけど、 腹巻です。

今年の寒さ対策に一番の優れもの。

去年娘が使っていたので、一枚分けてもらい、今年大活躍。

糸井重里の通販で大人気だったそうで、チェックや花模様があり、とてもかわいい。

ちょうどよい厚さで、暖かく丸まらず、セーターから少し見えても、恥ずかしくない(笑)

 

今朝のテレビで、去年の一月の平均気温は6.1度、今年はなんと4.8度と言っていた。

この腹巻に、ユニクロのヒートテックのGパンを穿いたら、暖かいのよ。

上半身も下着を一枚増やし、ヒートテック2枚重ねという禁断の裏技も駆使、

この寒い冬を何とかやり過ごしています。

皆さま、寒さ対策頑張ってこの冬を乗り切ってくださいネ

コメント (8)
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