立春も過ぎ、春一番も吹き去り、夜は冷え込んできました。
「花冷え」と言うのでしょうか。
そうであるなら、早く「白い街」へ下りなければ
一年間待った大好きな「ジャカランダの花」が散ってしまいます。
・・・・・・・・・・
8月6日はボリビアの独立記念日で6,7日に、天空都市から約200kmに
位置する世界最大の「ウユニ塩湖」に行ってきました。
ウユニ側は未舗装のため、車で約4時間かかります。が、
道中の景色は素晴らしく、また、牧歌的で、心ウキウキの道程でした。
天空都市には見られない、「ビクーニャ」にも遭遇しました。
「ビクーニャ」はリャマを小型にしたものですが、
リャマよりも容姿は端麗です。
アンデス山脈の約4,000m~5,000mに棲息し、その体毛から作る
ウールは「神が与えた糸」と言われ、最高級の繊維です。
蛇足ですが私のマフラーはアルパカ製で、約50US$で購入しましたが
ビクーニャのそれですと多分500US$はすると思います。
・・・・・・・・・・
さて、ウユニ塩湖ですが面積は約120km x 100km =12,000km2あります。
標高は富士山とほぼ同じです。その面積を例えれば、
東京都、千葉県、神奈川県と埼玉県の半分を足した広さです。
見渡す限り真っ白な塩原で雪原と見間違うほどです。し、
雪同様太陽の照り返しが強くUV対策が必要となります。
・・・・・・・・・・
ここは大平原(アルティプラーノと言います)で、その全域の標高差が
たったの「1m未満」≒ フラットであり、地平線が見渡され、
また、この塩湖に注ぎ込むおよび流出する河川がなく、
(注)この文言、どこかで使いましたよね。
記憶していますか。世界一最低地ヨルダンの「死海」です。
ここも流出する河川がなく水が蒸発し海水の塩分濃度が高く
寝ながら本を読めると、 記憶にあります。参照してください。
多分「モーゼ終焉の地ネボ山」です。ネボ山から死海に行きました。
ただし「死海」は流入する河川があるので塩湖にはなりません。
雨季にはどこまでも果てしなく降雨は滞水します。
その時期には、よく言う「逆さ富士」で、湖面が鏡になり、
湖面を境に対象物が対称形になります。
雨季は2月~4月ですが、今回はそのほんの一部、見れました。
というのは、
塩湖の入り口付近で塩を採取していますので、その一帯が掘削され
低くなっており滞水していたからです。
・・・・・・・・・・
この塩湖の形成は
アンデス山脈の隆起により大量の海水が上記河川のない、
大平原に溜まり、天空都市同様に乾燥したおよび太陽の熱射により、
水が蒸発し、塩分だけが残留したからです。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ところが、近年、希少鉱物(レアメタル)「リチウム」が発掘され、
世界から注目を集めています。
その量は世界の埋蔵量の約50%以上あると推定されています。
「リチウム」からできる「リチウム電池」はガソリンに替わる
新しい「動力源」になるからです。
しかも、鉱物ですので環境に優しく、所謂「クリーンエネルギー」です。
・・・・・・・・・・
今では「ニッケル電池」や「水素電池」とガソリンとを動力源とした
ハイブリッドカーはありますが、「リチウム電池」は、
それのみで「動力源」になります。
まさに、次世代のエネルギーなのです。
・・・・・・・・・・
何はともあれ、ウユニの旅に行きましょう。
天空都市から約50km地点。この付近は断層になっており崖がそそり立っています。
同上
以前は天空都市とウユニまでの鉄道はあったのですが、現在は廃線です。
ただこの先20kmところにPORCO鉱山がありそこと天空都市への貨物列車は走っています。
同上、落石防護工など施されていません。
同上。道床は土です。通常はバラスト(一定の粒径の砕石)をいれ、
クッションにします。さぞかし乗り心地が悪いでしょうね。
通常カーブ部分は脱線防止に安全レール、また私が立っているところは
踏切なのですので、ここも安全レールがなくては、レールの破損につながります。
大型の通行車両も少ないので、破損したときにメンテするのでしょうねー。
真相はお金がないからです。
同上、高山を走る列車。機関車は当然ディーゼルです。
時速15kmくらいでしょうか。私が走れば多分、追い越せます。
途中のアドベ造りの家。この街道はウユニまですべて、この造りです。
リャマたちが車道を横切りますので、一時停車が原則です。
農民たちの貴重な生活資源なのです。
牛たちも貴重な生活資源です。
これは水辺で草をはぐくむリャマです。
これです。アンデスの希少動物。「ビクーニャ」
同上
同上
ウユニ駅です。
同上
同上。この台車みたいなのは手動式メンテ車です。
人力で上部の棒を動かし車輪を回転させます。
列車時刻表です。上方のSALIDAは「出発」LLEGAは「到着」です。
下方は左から「列車名」、「列車等級」、「運賃表」です。
ここから、チリ国境やアルゼンチンの国境に行けるのですね。
上の表から真夜中出発で朝に到着します。景色は期待できませんし
列車の中は凍りつくような寒さでしょうね。
多分この列車が「EJECUTIVO」で上級車でしょうね。
バラスト道床でした。でも枕木が見えません。
「遊間=レール間の継ぎ目の隙間=これは気温の差により、調整するようになっています。
レールが曲がったり、隙間ができたりでガタンガタンとします。
多分「ボロ隠し」と考えますが。
ウユニ塩湖の入り口200m手前に到着です。
塩でできたホテルがあり、その内部です。壁、床と天井すべて塩造りです。
同上
同上。でもテレビやINTERNET接続はなく、ただ寝るだけです。
ここが塩湖の入り口です。滞水しているには塩を採取したからです。
同上、遠くに採取した約1mの高さの塩の小山が見えます。
さー出発します。水がありますので、4輪駆動車でないと無理です。
同上
これぞ逆さ富士です。雨季には絶句するほど素晴らしい景色と聞きます。
採取された塩。
同上
同上
人力でトラックに積込み運搬します。
どこまでも塩原が続きます。雨季は雲や遠くの山が「逆さ富士」になります。
塩湖の中に建物があります。唯一のホテルです。
ここも椅子、テーブルおよびベッドも塩造りです。
同上
世界中から来る旅行者はここで一休みします。
車には調理道具一式と食料品を積み込んであります。
塩の上で遊ぶ子供たち。
同上、遠くの山の雪を持ち上げてる大人。
さーさらに奥に行きましょう。雨季はさぞぞかし・・・・・・。
想像してください湖面が鏡となり湖面上のものがすべて対称形で見れるのです。
同上
何やら島が見えてきました。何の形に見えますか。
私はクジラだと思いましたか、現地人ガイドは「魚」と答えました。
なぜかと言うとこの島の名前は「魚の島」=Isla de Pesca と言うからだそうです。
なんだか無数に突っ立っているものが見えます。
何でしょうね。
サボテンです。「魚の島」ならず「サボテンの島」です。
同上。しかもどれも巨大です。
同上
これで優に3mはあります。
この魚の島の高さは約50mくらいです。上ってみましょう。
途中から塩湖を撮りました。
これは4mくらいあります。子供をおんぶしているようです。
途中からの風景。
指みたいなサボテン
途中からの風景
同上
頂上からの風景
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
さー、下りましょう。下り口は上りとは違う経路です。
なんと素晴らしい景色なのでしょうか。
同上
同上
同上
同上
同上
きわめて高いサボテンがありました。7-8mはあります。
後述しますが1mは100年経過していますので700-800年です。
親子サボテン、また見つけました。
まさしく火山岩です。
このサボテンは9mあります。
その根元に看板があり、そう書いてあります。
「9mあり約900年経過している」と書いてあります。
途中から見る風景。
同上
塩湖上に到着。リャマが迎えてくれました。
テーブルはすべて塩造りです。ここに管理小屋や展示場があります。
さー美しい風景を見ながら戻ります。
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上。塩の小山が見れると塩湖の入り口です。
同上
「花冷え」 冒頭に記述しました。
8月24日に「白い街」へ下りました。
待ちに待っていた「ジャカランダ」の花は半分以上
散っていました。あと一週間早ければと惜しまれてなりません。
ここのジャカランダ並木は覚えています。下記見てください
初々しい新郎新婦が祝福されていた小さな教会です。
その右側に上記がありました。
カテドラルの前も散っていました。
天空都市への帰り際に見つけました。
ありました。
おまけです
「はみ出た看板」と写真屋に群がるインディヘナの山高帽を被った女性たち。
おまけです 2.
天空都市に戻る途中、国道を封鎖しカーレースが催しされていました。
LLEGADA=到着=Goalです。
次回からの掲載予告
1.エッフェル塔、パリ交通事情、ベルサイユ宮殿、モン・サン・ミシェル修道院
2.ボリビア、天空都市、高原都市コチャバンバ市
3.チリ・サンチャゴ市
4.バルセロナ、ガウディの傑作 サグラダ・ファミリア聖堂、他
5.ベルギー、オランダ
6.ドイツ ケルン大聖堂およびハンブルグ
7.マドリッド、南部アルハンブラ宮殿
「花冷え」と言うのでしょうか。
そうであるなら、早く「白い街」へ下りなければ
一年間待った大好きな「ジャカランダの花」が散ってしまいます。
・・・・・・・・・・
8月6日はボリビアの独立記念日で6,7日に、天空都市から約200kmに
位置する世界最大の「ウユニ塩湖」に行ってきました。
ウユニ側は未舗装のため、車で約4時間かかります。が、
道中の景色は素晴らしく、また、牧歌的で、心ウキウキの道程でした。
天空都市には見られない、「ビクーニャ」にも遭遇しました。
「ビクーニャ」はリャマを小型にしたものですが、
リャマよりも容姿は端麗です。
アンデス山脈の約4,000m~5,000mに棲息し、その体毛から作る
ウールは「神が与えた糸」と言われ、最高級の繊維です。
蛇足ですが私のマフラーはアルパカ製で、約50US$で購入しましたが
ビクーニャのそれですと多分500US$はすると思います。
・・・・・・・・・・
さて、ウユニ塩湖ですが面積は約120km x 100km =12,000km2あります。
標高は富士山とほぼ同じです。その面積を例えれば、
東京都、千葉県、神奈川県と埼玉県の半分を足した広さです。
見渡す限り真っ白な塩原で雪原と見間違うほどです。し、
雪同様太陽の照り返しが強くUV対策が必要となります。
・・・・・・・・・・
ここは大平原(アルティプラーノと言います)で、その全域の標高差が
たったの「1m未満」≒ フラットであり、地平線が見渡され、
また、この塩湖に注ぎ込むおよび流出する河川がなく、
(注)この文言、どこかで使いましたよね。
記憶していますか。世界一最低地ヨルダンの「死海」です。
ここも流出する河川がなく水が蒸発し海水の塩分濃度が高く
寝ながら本を読めると、 記憶にあります。参照してください。
多分「モーゼ終焉の地ネボ山」です。ネボ山から死海に行きました。
ただし「死海」は流入する河川があるので塩湖にはなりません。
雨季にはどこまでも果てしなく降雨は滞水します。
その時期には、よく言う「逆さ富士」で、湖面が鏡になり、
湖面を境に対象物が対称形になります。
雨季は2月~4月ですが、今回はそのほんの一部、見れました。
というのは、
塩湖の入り口付近で塩を採取していますので、その一帯が掘削され
低くなっており滞水していたからです。
・・・・・・・・・・
この塩湖の形成は
アンデス山脈の隆起により大量の海水が上記河川のない、
大平原に溜まり、天空都市同様に乾燥したおよび太陽の熱射により、
水が蒸発し、塩分だけが残留したからです。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ところが、近年、希少鉱物(レアメタル)「リチウム」が発掘され、
世界から注目を集めています。
その量は世界の埋蔵量の約50%以上あると推定されています。
「リチウム」からできる「リチウム電池」はガソリンに替わる
新しい「動力源」になるからです。
しかも、鉱物ですので環境に優しく、所謂「クリーンエネルギー」です。
・・・・・・・・・・
今では「ニッケル電池」や「水素電池」とガソリンとを動力源とした
ハイブリッドカーはありますが、「リチウム電池」は、
それのみで「動力源」になります。
まさに、次世代のエネルギーなのです。
・・・・・・・・・・
何はともあれ、ウユニの旅に行きましょう。
天空都市から約50km地点。この付近は断層になっており崖がそそり立っています。
同上
以前は天空都市とウユニまでの鉄道はあったのですが、現在は廃線です。
ただこの先20kmところにPORCO鉱山がありそこと天空都市への貨物列車は走っています。
同上、落石防護工など施されていません。
同上。道床は土です。通常はバラスト(一定の粒径の砕石)をいれ、
クッションにします。さぞかし乗り心地が悪いでしょうね。
通常カーブ部分は脱線防止に安全レール、また私が立っているところは
踏切なのですので、ここも安全レールがなくては、レールの破損につながります。
大型の通行車両も少ないので、破損したときにメンテするのでしょうねー。
真相はお金がないからです。
同上、高山を走る列車。機関車は当然ディーゼルです。
時速15kmくらいでしょうか。私が走れば多分、追い越せます。
途中のアドベ造りの家。この街道はウユニまですべて、この造りです。
リャマたちが車道を横切りますので、一時停車が原則です。
農民たちの貴重な生活資源なのです。
牛たちも貴重な生活資源です。
これは水辺で草をはぐくむリャマです。
これです。アンデスの希少動物。「ビクーニャ」
同上
同上
ウユニ駅です。
同上
同上。この台車みたいなのは手動式メンテ車です。
人力で上部の棒を動かし車輪を回転させます。
列車時刻表です。上方のSALIDAは「出発」LLEGAは「到着」です。
下方は左から「列車名」、「列車等級」、「運賃表」です。
ここから、チリ国境やアルゼンチンの国境に行けるのですね。
上の表から真夜中出発で朝に到着します。景色は期待できませんし
列車の中は凍りつくような寒さでしょうね。
多分この列車が「EJECUTIVO」で上級車でしょうね。
バラスト道床でした。でも枕木が見えません。
「遊間=レール間の継ぎ目の隙間=これは気温の差により、調整するようになっています。
レールが曲がったり、隙間ができたりでガタンガタンとします。
多分「ボロ隠し」と考えますが。
ウユニ塩湖の入り口200m手前に到着です。
塩でできたホテルがあり、その内部です。壁、床と天井すべて塩造りです。
同上
同上。でもテレビやINTERNET接続はなく、ただ寝るだけです。
ここが塩湖の入り口です。滞水しているには塩を採取したからです。
同上、遠くに採取した約1mの高さの塩の小山が見えます。
さー出発します。水がありますので、4輪駆動車でないと無理です。
同上
これぞ逆さ富士です。雨季には絶句するほど素晴らしい景色と聞きます。
採取された塩。
同上
同上
人力でトラックに積込み運搬します。
どこまでも塩原が続きます。雨季は雲や遠くの山が「逆さ富士」になります。
塩湖の中に建物があります。唯一のホテルです。
ここも椅子、テーブルおよびベッドも塩造りです。
同上
世界中から来る旅行者はここで一休みします。
車には調理道具一式と食料品を積み込んであります。
塩の上で遊ぶ子供たち。
同上、遠くの山の雪を持ち上げてる大人。
さーさらに奥に行きましょう。雨季はさぞぞかし・・・・・・。
想像してください湖面が鏡となり湖面上のものがすべて対称形で見れるのです。
同上
何やら島が見えてきました。何の形に見えますか。
私はクジラだと思いましたか、現地人ガイドは「魚」と答えました。
なぜかと言うとこの島の名前は「魚の島」=Isla de Pesca と言うからだそうです。
なんだか無数に突っ立っているものが見えます。
何でしょうね。
サボテンです。「魚の島」ならず「サボテンの島」です。
同上。しかもどれも巨大です。
同上
これで優に3mはあります。
この魚の島の高さは約50mくらいです。上ってみましょう。
途中から塩湖を撮りました。
これは4mくらいあります。子供をおんぶしているようです。
途中からの風景。
指みたいなサボテン
途中からの風景
同上
頂上からの風景
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
さー、下りましょう。下り口は上りとは違う経路です。
なんと素晴らしい景色なのでしょうか。
同上
同上
同上
同上
同上
きわめて高いサボテンがありました。7-8mはあります。
後述しますが1mは100年経過していますので700-800年です。
親子サボテン、また見つけました。
まさしく火山岩です。
このサボテンは9mあります。
その根元に看板があり、そう書いてあります。
「9mあり約900年経過している」と書いてあります。
途中から見る風景。
同上
塩湖上に到着。リャマが迎えてくれました。
テーブルはすべて塩造りです。ここに管理小屋や展示場があります。
さー美しい風景を見ながら戻ります。
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上
同上。塩の小山が見れると塩湖の入り口です。
同上
「花冷え」 冒頭に記述しました。
8月24日に「白い街」へ下りました。
待ちに待っていた「ジャカランダ」の花は半分以上
散っていました。あと一週間早ければと惜しまれてなりません。
ここのジャカランダ並木は覚えています。下記見てください
初々しい新郎新婦が祝福されていた小さな教会です。
その右側に上記がありました。
カテドラルの前も散っていました。
天空都市への帰り際に見つけました。
ありました。
おまけです
「はみ出た看板」と写真屋に群がるインディヘナの山高帽を被った女性たち。
おまけです 2.
天空都市に戻る途中、国道を封鎖しカーレースが催しされていました。
LLEGADA=到着=Goalです。
次回からの掲載予告
1.エッフェル塔、パリ交通事情、ベルサイユ宮殿、モン・サン・ミシェル修道院
2.ボリビア、天空都市、高原都市コチャバンバ市
3.チリ・サンチャゴ市
4.バルセロナ、ガウディの傑作 サグラダ・ファミリア聖堂、他
5.ベルギー、オランダ
6.ドイツ ケルン大聖堂およびハンブルグ
7.マドリッド、南部アルハンブラ宮殿