AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

560:ふんわり名人

2007年09月26日 | ノンジャンル
 「ふんわり名人」・・・食べてみました。最近コンビニで生産が追いつかないほど売れているとテレビの報道で知って、「どんなものなの?」といった感じで、セブンイレブンで買ってみた。

 「ふわっととける軽い口当たりのおかきに、香ばしいきな粉をたっぷりとまぶしました。」とパッケージの片隅に書かれていた。そしてその食感はまさにこの文言どおりなのである。

 「ふわっととける!」・・・本当にとけるのである。そしてとけた後にはきな粉の香ばしい味が口の中に広がる。この食感は今までにない感じである。「おかき」という言葉からは想像がつかないほど軽い口どけである。



 今日は「藤原真理チェロリサイタル2007」を聴きに行って来た。場所は府中の森芸術劇場。自宅から車で1時間ほどのところにある。そこの小ホールに該当するウィーンホールでの演奏会であったが、このホールは天井が高く響きが豊かである。室内楽の演奏会場としてはかなりレベルが高いように感じる。

 クラシックのコンサートは月に2,3回行く。最近では都心のホールにも行くようになったが、従前は自宅から車で気軽に行ける多摩エリアに散在するホールに行くことが多かった。府中の森芸術劇場は自宅から比較的近く、音響的にも良いホールなのでよく行く。

 コンサートで最初の音を聴いた時、「音が軽やかだ・・・」という印象を持つことが多い。響きが豊かなのに重くない・・・軽やかなのである。この軽やかな口どけはなかなかオーディオでは味わえない。音がもっとしっかりするのである。オーディオの音はオーディオの音として魅力的ではあるが、この音のふわっとした口どけ感も魅力的である。

 藤原真理さんのチェロの最初の音を聴いた時も同様にその軽やかで豊かな響きに魅了された。オーディオでも「ふんわり名人」のような音のとけ具合を再現できればいいのであるが・・・しかし、ホールでの生演奏とオーディオの音とは別のものとして、それぞれの音の魅力を堪能するのが本来なのかもしれない。
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