日曜日に訪問したY.Shuriさんの「メインシステム」と言えるB&W Nautilusをマルチアンプ駆動するパワーアンプはすべてConstellation Audioのものであった。
そして、プリアンプはCTC BuildersのBlowtorch preamplifierであった。

黎明期のMLASでJC-1、JC-2、ML-2を設計したジョン・カールが設計した「伝説のプリアンプ」である。
彼はConstellation Audioの中心メンバーでもある。つまり、ハイエンドオーディオの黎明期から現在まで活躍しているエンジニアなのである。
このプリアンプの存在そのものは知っていたが、現物を実際に目にするのは初めてである。
そのデザインはとても個性的であるが、オーラが盛大に出ている。「これが伝説のプリアンプか・・・」と感慨深く眺めた。
システム全体の音色を決めるうえで重要な働きをするプリアンプである。Blowtorch preamplifierがあってこその、濃密で緻密な音色となっているのではと推測した。
これは「コレクターズアイテム」ともいえる希少価値を有するプリアンプである。現在のConstellation Audioのデザインとは対照的なものではあるが、眺めれば眺めるほどに、求心力がある造形である。