厳しい斜度に切れそうになる心の糸を、どうにかこうにか保ちながら、上り続けていくと、ようやく短い下りエリアに差し掛かった。
ギアをトントンと上げていってしばしその恩恵に浴した。砂漠のなかのオアシスをほんの一瞬味わったら、また道は上り始める。
再び疲労困憊している両脚に鞭を入れざる得ない状況となった。ゴール前に達すれば、斜度がすっかりと緩む。そこまでもう少し。最後の踏ん張りである。
道の左手に「忘路庵カフェ」の看板が見えてくれば、上りはほとんど完了。あとはほぼ平坦であるので、フロントギアをアウターに入れて、クランクを回し続けた。
「平九郎茶屋」がゴール。その駐車場のフェンスにKuota Khanを立て掛けて、疲れ切った体を休ませた。
最後まで脚が緩むことはなかった。心拍数は175~180で推移し、重い負荷に体は耐え続けた。激坂をねじ伏せたという状態には程遠いが、激坂にねじ伏せられたわけではないようであった。
顔振峠の頂上から見える景色は普段から素晴らしいものであるが、今日の景色はまた格別なものがあった。
青い山波の上には躍動感溢れる白い雲が見え、気分が沸き立つような風景であった。つい今しがたまで苦悶の表情で歪んでいた顔には茫洋とした安堵の表情が浮かんできた。
メンバー全員が揃ってから恒例の記念撮影を済ませた。今日はここでちょっと早めの昼食休憩をとることにした。
顔振峠から数分走ったところにある「ベラヴィスタ 」に寄ることとなった。ここは知る人ぞ知るイタリアンレストランである。
テラス席があって、そこからの眺めは絶品である。その素晴らしい眺望とともにパスタを味わった。
フォークがちょっと変わった形状をしていた。これはパスタが食べやすくなる形なのであろうか・・・先端にいくに従って若干開いている。ちょっと悪魔が手に持つ「三叉槍」を思わせる形状である。
ギアをトントンと上げていってしばしその恩恵に浴した。砂漠のなかのオアシスをほんの一瞬味わったら、また道は上り始める。
再び疲労困憊している両脚に鞭を入れざる得ない状況となった。ゴール前に達すれば、斜度がすっかりと緩む。そこまでもう少し。最後の踏ん張りである。
道の左手に「忘路庵カフェ」の看板が見えてくれば、上りはほとんど完了。あとはほぼ平坦であるので、フロントギアをアウターに入れて、クランクを回し続けた。
「平九郎茶屋」がゴール。その駐車場のフェンスにKuota Khanを立て掛けて、疲れ切った体を休ませた。
最後まで脚が緩むことはなかった。心拍数は175~180で推移し、重い負荷に体は耐え続けた。激坂をねじ伏せたという状態には程遠いが、激坂にねじ伏せられたわけではないようであった。
顔振峠の頂上から見える景色は普段から素晴らしいものであるが、今日の景色はまた格別なものがあった。
青い山波の上には躍動感溢れる白い雲が見え、気分が沸き立つような風景であった。つい今しがたまで苦悶の表情で歪んでいた顔には茫洋とした安堵の表情が浮かんできた。
メンバー全員が揃ってから恒例の記念撮影を済ませた。今日はここでちょっと早めの昼食休憩をとることにした。
顔振峠から数分走ったところにある「ベラヴィスタ 」に寄ることとなった。ここは知る人ぞ知るイタリアンレストランである。
テラス席があって、そこからの眺めは絶品である。その素晴らしい眺望とともにパスタを味わった。
フォークがちょっと変わった形状をしていた。これはパスタが食べやすくなる形なのであろうか・・・先端にいくに従って若干開いている。ちょっと悪魔が手に持つ「三叉槍」を思わせる形状である。