おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

落ち葉の上

2017-12-04 11:07:58 | 福島

 さあ、お休みだ。今日こそは長い距離を走ってくるぞと、洗濯やゴミ出しをさっさと済ますと、ランニングのために着替える。と、僕がそそくさと準備を始めるのにあわせ、ドリやトトまでが同じようにソワソワとあっちへ行ったりこっちへ来たりと落ち着かない。「さっきこそ朝の散歩から帰って来たばかりじゃないか、お前たちは家で留守番だぞ」と言っても、どうやら日本語が正確に理解できないようだ。目をクリクリさせ、尻尾を振り始める。

 仕方ないなあ、じゃあちょっとだけ散歩に付き合うよ。ほんのちょっとだぞ。その後は僕が走ってくる間、車の中で留守番だからな。

 というわけで、後ろに犬たち、助手席にタミちゃんを乗せ、さくら湖の公園の駐車場まで出かける。ランニングのため、Tシャツにパーカーだけの軽装なので、湖畔を歩くのは凍えるかと思ったが、天気がいいおかげでそれほどでもない。

 タミちゃんがドリ、僕がトトのリードを持ち、犬のスピードで公園内を歩く。この前来た時にはまだ紅葉の最後の時期だったが、今日はもうすっかり葉っぱが落ちてしまい、公園の中は隅々まで明るい。松の木の松ぼっくりには、ヤマガラが群がっている。松ぼっくりの実は栄養分が多く、餌の少ない冬には、リスや野鳥にとって格好の食料になる。

 普段、アスファルトの道路を歩くことが多いので、ふかふかの落ち葉の上を歩くのは、人間にとっても犬にとっても久しぶりの感触だ。いつもは辛そうに散歩についてくるトトも、落ち葉の上を歩くのは楽しいのか、時々駆け足になったりする。ドリは鼻先を落ち葉の中に突っ込み、何やら食べ物を探している。

 のんびりした犬たちの散歩に1時間半ほど付き合うと、天気がいいとはいえ軽装では体が冷えてくる。そのうち足の関節もピリピリと痛み出したので、これから走ろうというテンションはなくなってしまった。

 ランニングのチャンスは逃げないけど、休日はあっという間に終わってしまう。今日のところはランニングは中止にし、別のことに休日を使うことにしよう。

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