ソメイヨシノの開花

　予報では先月中にはソメイヨシノの開花を迎えるはずだったのに、だんだんと遅くなり、2日ほど前に福島市の方で開花宣言が出た。とはいえ、福島県全体で開花したわけではない。太平洋に面しているいわき地方と内陸の会津地方では、季節の進み方がかなり違うのだ。

　で、一昨日散歩した時にソメイヨシノを観察しながら歩くと、咲きそうだけど咲かない蕾がたくさんついていたもの、ひとつふたつ見つけるのが精一杯だった。ところが翌日には気温も20度を超え、散歩していても汗ばむほどだ。半袖で良かったなと思ったが、着替えるために家に帰るのは面倒だ。



　さすがにこの暑さで、ソメイヨシノはチラホラと花を咲かせているのを見かけるようになった。が、桜はソメイヨシノだけではない。三春町はなんといって日本三大桜のひとつ、三春の滝桜があるくらいだから、どこへ行っても桜だらけなのだ。ただ植えられているのがソメイヨシノよりも、滝桜の子孫の苗木が植えられていることが多く、ソメイヨシノと同時期に咲くとは限らない。ソメイヨシノより早い時もあるし、遅く咲く時もある。今年はどうやらソメイヨシノより早いようで、あちこちですでに満開に近くなっている桜の木がある。エドヒガンザクラなのだろうか。枝垂れているのもある。







　駅前でソメイヨシノのライトアップが始まっているが、こちらはまだ一分咲きというところだろう。屋台が出ているが、お客さんはどれだけ来ているだろうか。最近は鉄道ファンが夜桜と電車の写真を撮りに来ていることが多い。

　いくら桜がキレイといっても、毎日見ている桜をライトアップしているからと見に行く気にはならない。桜もこれだけあると食傷気味なのである。