フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

珍しいけど珍しくもないもの

2022年03月19日 11時48分38秒 | 日記
さて、今日はたまに書くネタ。ふと気になって調べたら案外面白かったんで、せっかくだからブログにも書いちゃおうという、だからチラシの裏にでも書いておけよそういうのは、と言う突っ込みが当然入るってやつね。

さて、ちょっと前にも踏切に関してはネタにもしたんだが、そもそも道路にとって踏切というのは例外的な物で、法律上では線路との交差は立体交差が基本とされているくらい、というのは既に述べた。とは言え、すべての箇所を立体交差にするのも現実的ではなく、今も多くの踏切が存在するわけだが、法律執行のお膝元、国が管理する国道において、踏切ってどのくらいあるんだろう? とふと気になった。全国を調べるのもめんどくさいので、とりあえずぬたりの住んでる群馬県を調べてみた。
その結果、数はたったの5つだけ。幹線国道とも言えるナンバーが二桁以下の国道(県内だと17号、18号、50号)には1つもなかった。なるほど、こうして実際に見てみると、法律で踏切が例外的存在、ってうたわれてることがちゃんと履行されていることが分かるな。
さて、群馬県内の国道踏切は、国道122号2カ所(わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄)、国道254号2カ所(上信電鉄)、国道291号(JR)の5カ所であるが、このうち国道291号のみが異質でね。市街地でもないから改良工事も難しくないし、お金のない地方の3セク鉄道じゃないJRだから、鉄道会社の費用負担もしてもらいやすい。条件的には改良工事を行う好条件が揃っている。でも踏切のまま。
まあ結論を先に述べれば、そもそも通行者が少ないにも程がある、という現実の前にはどうしようも無いってことなんですけどね。
踏切が所在するのは土合駅のすぐ北。この先国道291号は谷川岳ベースプラザで事実上の行き止まりとなる。谷川岳が観光地であるとは言っても、生活道路としての体はなしていないので、使う人はかなり少ない。だからこんなところを立体交差化したところで、費用対効果が低いにも程がある。だから今後もこの踏切が改良されることはまずない。そもそも今現在、ここを通る列車の本数も1日に十数本ってところだしな。
調べるまでは全く気付かなかったし、何回か通ったことのある踏切ではあるけど、よもやこんなところに「群馬県唯一(の国道のJR線踏切)」があるとは思わなかったですな。こういった意外な発見が道路趣味の魅力だったりもするんですな。ですので皆さんも、ちょっと身近な道路について調べてみると良いかもしれませんよ。
思わぬ身近に珍しいものが眠ってたりするもんですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする