フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

お前はよくやった。あとは我々にまかせろ ~映画「デンジャラス・ラン」

2012年09月28日 20時09分19秒 | 日記


というわけで木曜日に不意にお休みがもらえたのでメンズデイ割引で映画でも見ようかという事で、もう公開時期も押し迫りに押し迫った「デンジャラス・ラン」(←音出ます)を見てきた。こんな渋い洋画を見に行っていることからもわかるように、もちろん一人で見に行ってますよ。「踊る大捜査線」だの「海猿」だの「るろ剣」だのとやってるのに、こんなのデエトで見に行くわけがないってのはお分かりいただけますわね。


まずはあらずじね。
最果ての地、南アフリカにあるCIAの隠れ家に一人の男が連行されてきた。彼の名はトビン・フロスト。36か国で指名手配を受けた犯罪者にして、元CIA最強のエージェント。そして彼が収容されるやいなや、完璧なはずの隠れ家が襲撃される。「奴らは、俺を狙っている。お前は俺を守る義務がある。どうする?」フロストに選択を迫られる隠れ家の管理人マット。新米CIAの彼は壊滅寸前の隠れ家からフロストを引き連れ、決死の脱出を試みる。
武装した未知の敵は何者なのか?
フロストが狙われる理由は何なのか?
世界から狙われる男と運命を共に、今、危険すぎる逃亡劇が始まる!



あらすじ読んでなんとなーく察しが付く人もいるんだろうけど、ネタとすれば、まあ、ありがちですわね。アクションならCIA、陰謀ものでフリーメイソン。これはもうその語句見ただけで「ああ、はいはい」と概ねの人が分かる王道ネタと言える。まあ、CIA内の裏切りとかいろいろ絡めてはいるものの、そういうネタも最近多いよね。
だから新しいものを見たいとか考えずに、王道のドンパチをのんびり楽しむ位の作品かも知れない。実際派手なドンパチは事欠きませんこの作品。
で、あらすじ読むと、CIAとわけあり犯罪者の逃避行、みたいな感じが思い浮かぶじゃない。バディームービーみたいな。ところがデンゼル・ワシントン演じるトビンはそらもう悪人。マットとの心の交流などあったもんじゃない。掛け合いもあんまりないし、このあたりは多少は新鮮だったかな。トビンが何考えてるか分かんない感じで。ラストで同じ方向向いたかと思いきや、二人の向いている方向は実は全然違っていたりするし。

ただ、ぬたりはこの映画のオッサン臭さにすっかり酔っちまったよ。デンゼル・ワシントンを筆頭に、まー出てくる男性キャストはオッサンばっかり。ハリウッド映画はやはり渋いオッサンが演技するのが良いわなあ。デンゼル・ワシントン最高っすよ!

ま、オッサン俳優好きのぬたり的には及第点の映画なんだけど、36か国の指名手配だ14の国籍を使い分けるだと煽る割には舞台は南アフリカの中(しかもケープタウン近郊)だけだったり、人相を変えるのも劇中一回、髪を短くしてヒゲ剃っただけ、というなんとも物足りなかったりという要素はあるしね。製作者が悪いわけじゃないが(広告代理店のせいだろう)、何ともカックンでしたな。そういう意味では、邦題よりは原題の「SAFE HOUSE」のほうがピンとくるしなあ。逃避行のスタートと終りはどちらもCIAのSafe house(隠れ家)な訳だし。まあ、総じて言えば、まっさらな気持ちで見れば安心して見られるハリウッドアクションって感じ。

で、今回かなり渋めの洋画の、放映終了前日の平日というタイミングで見に行ったら、観客はぬたり含めて4人だった。うーん、今回こそは姉貴が経験したという「観客は自分一人」という状況が得られると思ったんだけどなあ。
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2 コメント

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え? (Sin)
2012-09-28 21:03:27
こないだデートででろぐちょのプロメテウス見てきましたけど?
つうか、こういうハードなのも一緒に見れる相手なんて最高じゃん♪
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>Sinさん (ぬたり)
2012-09-28 22:15:06
そらまあ一緒に見られたら最高ですけどね。
ただ、終わった後にデンゼル・ワシントンになり切って、ニヒルにハンドルにぎる姿はあんまり誰かに見られたい光景じゃねえなあ(おい)
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