ぬたりさんは左遷されても今日もお仕事を頑張っています。
最近仕事が忙しい。
・・・という前振りではあるのだが、本業の方は確かに忙しいが毎年のもんなのでそんなに堪えない。
本来業務ではない、職場のパソコン担当者の業務とか、労働組合の役員の仕事とかがよりにもよってこの時期に集中しやがって、ホントぬたりは疲弊気味。左遷されたんだから仕事も楽させろやホント。
そんなわけで本来業務でないパソコン関係の仕事で、ぬたりは自席にてパソコンを打っていた。と、事務室にスーツを着た女性が入ってきた。某金融機関の営業らしい。時間は5時を回っており、まあ、こんな時間に大変ねえ、と思いつつパソコンを打っていた。
しばらくすると、その女性はぬたりのところに寄ってきた。ぬたりはその金融機関に貯蓄預金を持っている。それを知っている営業の女性はぬたりに営業をスタート。
「ぬたり様は一般の貯蓄預金ですね。確かに使いやすいものなんですが、一般的な財産のため、利息に20%課税がかかるんですね。そこでどうでしょう? 税金のかからない年金積立や住宅積立も利用しませんか? 老後の為にも役に立ちますよ?」
という事は、俺の貯蓄預金の利息を税金が気になるくらいまで引き上げるんですか?
「・・・」
そこで黙んな。
「・・・でもですね。年金積立は老後のためですし、長く溜めた方が良いですよ。ぬたり様のようにお若いうちから始めた方が貯まりやすいですし、月額も少なくて済みますよ」
もう若くないんですけど私。
「・・・」
そこで黙んな。
もう若さもお金もないですけど、ぬたりは元気です。
最近仕事が忙しい。
・・・という前振りではあるのだが、本業の方は確かに忙しいが毎年のもんなのでそんなに堪えない。
本来業務ではない、職場のパソコン担当者の業務とか、労働組合の役員の仕事とかがよりにもよってこの時期に集中しやがって、ホントぬたりは疲弊気味。左遷されたんだから仕事も楽させろやホント。
そんなわけで本来業務でないパソコン関係の仕事で、ぬたりは自席にてパソコンを打っていた。と、事務室にスーツを着た女性が入ってきた。某金融機関の営業らしい。時間は5時を回っており、まあ、こんな時間に大変ねえ、と思いつつパソコンを打っていた。
しばらくすると、その女性はぬたりのところに寄ってきた。ぬたりはその金融機関に貯蓄預金を持っている。それを知っている営業の女性はぬたりに営業をスタート。
「ぬたり様は一般の貯蓄預金ですね。確かに使いやすいものなんですが、一般的な財産のため、利息に20%課税がかかるんですね。そこでどうでしょう? 税金のかからない年金積立や住宅積立も利用しませんか? 老後の為にも役に立ちますよ?」
という事は、俺の貯蓄預金の利息を税金が気になるくらいまで引き上げるんですか?
「・・・」
そこで黙んな。
「・・・でもですね。年金積立は老後のためですし、長く溜めた方が良いですよ。ぬたり様のようにお若いうちから始めた方が貯まりやすいですし、月額も少なくて済みますよ」
もう若くないんですけど私。
「・・・」
そこで黙んな。
もう若さもお金もないですけど、ぬたりは元気です。