フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

宮脇俊三によろしく

2012年09月11日 19時40分52秒 | 旅行&おでかけ
ぬたりは鉄ヲタ崩れである。
基本的に鉄ヲタがありがたがるものに全く魅力を見出せないのね。
何処かが廃線になるとなれば、廃止になる日にわざわざ行く意義なんか見いだせないし(廃止後しばらく経って廃線跡巡りするのが良い)、新しい列車がデビューしたにしても「そのうちどーせ乗ることになんだろ」と見に行く気はほとんど起きない。
秘境駅に関しては多少方向を同じにすると思うが、鉄道ファンの中でも興味を持つ人自体が少ないようで、ぬたりが訪れた有名な秘境駅(筒石、足滝、佐久広瀬、男鹿高原、尾盛、坪尻、新改)で同好の志に会ったことは一度もない。

そもそも「列車に乗る」をそれ単体で楽しみにできない、という点で、やはり純粋な鉄ヲタではないんだろうなあ、と思うわけ。どんなに小さくても、なにがしかの目的を持ってでないと、鉄道には乗る気にならない。
ただまあ、どんなに小さくても目的さえあれば鉄道に気軽に飛び乗る、という事もあるので鉄道自体は好きなんだろうと思う。往復2千円以上かけて下仁田カツ丼一杯食べて帰って来るとか平気でやるし。
そんな感じであちこちフラフラと出掛けていたわけであるが、ある時ふと気が付いたのは、俺はどのくらいの路線に乗ったことがあるのかという事。店頭で「乗った路線を塗りつぶしていける手帳」なるものを見かけたときにそう思って、購入して塗ってみた。
結論から言えば、日本は広い&日本の鉄道網はすごい、ということで、ほとんどの路線は乗っておらず、手帳はほとんどが白いままだった。
まあ、ここで「じゃあこの地図を赤く塗りつぶしてやろう」と思わないところがぬたりのぬたりたる所以。そんなのめんどくさいし、そもそもお金がいくらあっても足らない。
ただ、群馬県の鉄道に関してはどうだ? と考えたときに、これに関しては全部乗ってみたいかも、という思いはあった。
未開の地だなんだと馬鹿にはするが、基本的にはぬたりは生まれ育った群馬県が好きである。関東地方に属する割には田舎だし、かと言って新幹線に1時間も乗れば東京へ出られる利便性も兼ね備える。基本のんびりしてて、でもたまにはなんか凝ったものや珍しいものにも触れたい、というぬたりにはぴったりの土地だと思う。
郷土愛、というほど大したもんでもないが、それでもそんな地元群馬をトコトコ走ってくれる鉄道なら、全部乗ってあげたいかもなあ、そんな思いがあった訳。
ぬたりは生まれてずっと群馬に住んでいる。今までの人生で乗った路線は既にあるわけで、意識的に県内乗りつぶそう、と思えば、そんなに難しくはない。が、前述のように小さなものでも何か理由がないと動かないぬたりは、乗ってみたいかも、と思いつつ足を延ばすことはあまりなかった。それでもちょくちょく足を延ばして、あと一息というところまで来ていた。
が、残る路線は残るべくして残っているわけで、そうそう用事というものもなかなかない。このため積み残しのまましばらくそのままで置かれていたのだが、自転車、という目的ができた現状を考えてみると、これが不思議とルートがわきあがって来るんである。

そんなこんなで、ぬたりは群馬の東部地区の未踏破路線を一気にポタリング絡めて乗ってしまう、という計画に出た。具体的には東武桐生線、東武小泉線、東武佐野線、東武日光線がそれだ(東武伊勢崎線は昔東京行くのに全線乗った。むちゃくちゃ時間かかったけど)。今はありがたいことにSuicaが使えるので(Pasmoとの完全相互利用)、気楽に乗れる部分もある。
調べてみれば気になるスポットもいくつか見つかり、ぬたりまたも早朝アパートを自転車にまたがり旅に出たわけである。(長くなったので続く)
コメント
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