フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

無印のキャンプ場は雰囲気作りがホント上手

2023年09月09日 11時59分37秒 | キャンプ
でまあ、キャンプ趣味は続いているわけではあるが。
去る9月2日から3日にぬたりんちはキャンプに行ってきたわけだが、行き先は「無印良品津南キャンプ場」である。まあ、ようやっとキャンプするのに良い季節になってきたということで。
キャンプしたことない人にとっては、キャンプと言ったら夏じゃないの?と思われるかもしれないんだが、エアコンになれた現代人にとっては日本の夏は暑すぎんのじゃ。虫も多いしな。まあ、まだまだキャンプ人気が高い昨今であるので、夏休みのキャンプ場は予約も思うように行かないもんで、こうして9月になってから出かけたわけですよ。
それでも暑さでまいったわ。まだちょっと早かったかな?
さて、無印良品津南キャンプ場は無印が初めて手がけたキャンプ場とのことだが、全くの一から始めたわけではなくて、元々ここにあったキャンプ場を無印が買い取って拡張したもの。無印らしく売店は充実してるし、スタッフも愛想が良い。サイトも一つ一つがススキの藪に仕切られてる感じで隣と視線が合うこともない。良い点がたくさんあるキャンプ場ですね。
ただまあ、最初にここ行くときは管理用至近のサイト(できればAエリア)にしておこう、とアドバイス。というのも、とにかく傾斜しているサイトが多い。こればっかりは写真とかでも判断つかないのね。ぬたり達が使ったサイト(ちなみにE-13)は比較的マシではあったけれども、それでも若干の傾斜があって設営には気を遣ったし、テーブルも何か噛ませないと物が転がったわ、その点、管理棟近くのサイトは比較的傾斜がないので全体的にはおすすめだと思う。ススキに囲まれて周りから隔絶された高原のキャンプ、という雰囲気にこそ乏しくなるけど、トイレと管理棟近いし、なんなら次回のために偵察して良いサイトの目星つけることもできるし。
さて、まだ残暑のこの時期にキャンプに行ったのには理由がある。それは新しいキャンプギアの投入である。

コールマンのタフスクリーン2ルームエアー/MDX+である。
この無駄に長い名前のテントであるが、選定の理由はおかあちゃんのキャンプの志向とぬたりの志向の一致を見たための購入。
キャンプのネタになるたびに言っているが、ぬたりんちのキャンプの志向は、まずおかあちゃんがやりたい方向性を目指して、そこにぬたりが適宜修正を入れる感じ。おかあちゃんが目指すのはYoutubeや雑誌に出てくるようなオサレキャンパーなのではあるが、あんなもんを完コピしたら準備と設営だけで死ぬ。アウトドア趣味は汚れや道具お重さも加味しなきゃいけないが、そういうのは見せないしなあいつら。
このためまずはおかあちゃんがやりたい方向性を出して、ぬたりがそこから実現可能な部分を抜き出していく訳なのだが、おかあちゃんが以前から言っていたのが「大きな2ルームテント」である。
ここは実はぬたりとおかあちゃんの意見がはっきり対立する部分。おかあちゃんは単純に広く余裕のあるテントの方が過ごしやすい、という意見であるし、ぬたりはテントなんて寝るだけなんだから設営と撤収の手間考えたらできるだけ小さい方が良い、と言う意見。まあこれはどちらが間違っているという話ではなく、テント選びのメリットデメリットのどこを重視するかの話でしかない。
とは言え大きなテントは単純に値段が高い。だからおかあちゃんの意見を100%汲む形のテント選定はなかなか難しい。しかもぬたりんちにはノルディスクのテントなんていう、世界に冠たる高級品もある。広いテントというわけじゃないけど、2人ならかなり余裕があるから、おかあちゃんもまずまずは満足していた。雰囲気も抜群にいいしなノルディスク。
が、世の中思いもかけないところからニーズは生まれる。今回の購入の種になったのは実はぬたり。前回のキャンプの時、ふと思ったのね。
タープ張るのめんどい。
ぬたりんちのタープは、要は1枚の布。ここにポール立ててロープで固定して屋根にするわけで、作業自体は何回もやっているから失敗こそないが、こっちを固定して、こっちを引っ張って、なんて作業は正直めんどい。高い位置に張ろうとすれば作業もやりにくい。
ここで「大きな2ルームテント」というおかあちゃんが欲しいギアを持ってくると、うん、タープ張らなくて良くなるな。おかあちゃんとぬたりの方向性が一致する。
とは申せ、2ルームテントなんて安くは買えず。概ね10万円くらいの値段になる(こいつもそう)。一応ボーナスはあるから物理的に買えなくはないんだが、これだけの値段を思い切るのもきっかけがないと難しい。
まあ、こういうのは無欲でいるときっかけがつかめるもんで、先日ツテで500円の割引券をもらったので、消耗品でも買うかと、とあるショップに行ったら、こいつがセールでえらく安くなっていた訳よ。その場で即決。
で、こいつは「エアー」の名を冠するように空気が中にこもらないように換気窓が至る所に設置されていたり(何なら簡単な電動ファンも設置可能)、遮光素材を使いテント内の温度上昇を抑えたりなど、どちらかというと夏向けのテントであり、こうして残暑厳しい時期に投入するにはぴったりのテントではあったのでなかなかの期待を寄せての投入でした。
で、結論から言えばそんな小手先の芸当でどうこうできるほど令和の日本の夏は甘くなかったな、という感じでしょうか。
いや、実際換気性は大したもんで、テントの中がこもる感じは一切なかったんだけど、温度上昇はいかんともしがたく、午前9時ともなればテント内にいるのはきつかったわ。チェックアウトは12時なんだけど、一刻も早くエアコン効いた車に戻りたくて、撤収割と早かったもんなあ。
まあこれは「今年の猛暑」という相手が悪かった感じで、テント自体は健闘していたと思うわ。これ一つあればタープいらんし設営も割と簡単。テント内に湿気がこもりにくいし、夏のファミリーキャンプにはおすすめだと思うよ。どうですかそこのお父さん?
ただし重いからパパは腰やらないように気をつけてな。20キロ弱あるんだもんこいつ。
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