フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

Be Prepared

2022年04月14日 21時35分39秒 | キャンプ

グランピングである。
それにしてもまあ、グランピングなんてものが日本に輸入されてから幾年月、昨今は正直「言ったもん勝ち」みたいな感じで、エアコン装備の高級テント宿泊で夕食は指定の場所でディナー、みたいなのから、ノルディスクのコットンテント立てればそれでOK、みたいなものまでホント幅が広い。要はなんとなくキャンプっぽくて、ある程度豪華ならそれでいいんじゃね? みたいな感じ。
で、ぬたり達夫婦はグランピングを謳う施設に宿泊するのが今回が2度目なのだが、内容はまるで違って、前回は全室離れの温泉旅館(内装は洋風)で、夕食がバーベキューでグランピングを謳っていた。結構なお値段がして、装備やら食材も相当に素晴らしく、良い経験をさせてもらったのは間違いないのだが、ちょっと高すぎない? と言う印象だったな。バーベキューと言えば聞こえは良いが、要は「自炊」だぜアレ。
で、今回はキャンプ場のグランピングサイトで、考え方もお値段もキャンプ寄り。テントはコットンテントでベッドと電気敷布完備。雨風しのげる屋根とカーテン付きのウッドデッキ、バーベキューコンロも設営済みで、お値段一人1万円弱。普段のキャンプに比べれば高いが、まあ今月は結婚した月なので一足早いお祝いと言うことで。
今回お邪魔したのは長野県軽井沢町の軽井沢CAMP GOLDさん。軽井沢という土地柄か、実は周辺にキャンプ場は少なく(みんな小洒落たペンションやらホテル、別荘に泊まるんだろう)、高規格キャンプ場となるとそれこそここしかない。でもライバル不在にあぐらをかいてる感じは一切しないし、設備やサービスも充実してる。実はぬたり達が初めて夫婦でキャンプしたのは1年前のここだったんだが、1年で多少は経験積んで改めてこのキャンプ場を眺めてみると、ちゃんと売りのある良いキャンプ場だと思うな。
まあ、洗い場でお湯が出なかったり(贅沢装備だけど最近キャンプ場の多くにはあるよ)、水捌け悪そう(土質の問題なので解消するには土壌改良するしかない)、とかのマイナス点もあるにはあるけどね。特に洗い場のお湯なしはゴム手の用意ないと冬の軽井沢では地獄になるぞ。実際隣で洗い物してる人はかなり苦労してた。ぬたりはおかあちゃんに笑われつつも耐油の極厚ゴム手持ってったんでまったく平気だったが。
さて、グランピングの感想だけども、これはもう天国みたいなもんで、テントとタープの設置しなくて良い、バーベキューグリルの片付けしなくて良い、撤収もしなくて良い、ってのがこんなに楽か、という感じで。特にバーベキューグリルは普通に使うと油でベトベトになるので、これを洗う行為はまさに苦痛。個人でやる場合は使い捨てのシートを使ってはいるが、これすると燃焼効率が落ちるという弱点があるのよね。今回はそのままやったもんで角が実によく燃えてやりやすかったわ。んで、食事後に灰だけでも片そうかとグリルを持った瞬間、あまりの油に心底グランピングで良かったと思った次第。これを洗ってくれるんなら、数千円くらい笑顔で払うわ。
とりあえずぬたり達は幸せな時間を過ごさせていただいた。んで、よくグランピングは「キャンプを始めたいという人にオススメ」なんて言われるけれども、むしろある程度キャンプ分かってる方がありがたみを感じられると思うな。例えばテント設営一つとっても、知らなければ設営済みでも何も感じないと思うが、経験者なら「これを立てろと言われたら、ペグ多いし重いし・・・」とありがたみも実感できるってもの。ぬたり達のようなヌルいキャンパーが、たまにこうやって甘やかして貰える、って形が一番幸せだと思うわ。
個人的には、初めてキャンプやりたい、と言う人には、ある程度の規模の大きさの、高規格キャンプ場をオススメしたいところ。単純に規模が大きいとスタッフも多いから、困ったことを相談しやすい。要は困ったことがあったら気軽に聞ける事が大事だと思うのね。
本来趣味のものって知らない人から「どうしたらいいんですか?」尋ねられるのって楽しいんだよね。でもなんか尋ねる方は変な抵抗があったりするものでね。キャンプ場で働いている人の多くはアウトドアは嫌いではないだろうから、ある程度知識もあるはずで、多くのスタッフはそういう風に尋ねられる事は嬉しいことのはず。遠慮せずに何でも聞こうぜ。
まあ昨今キャンプブームで、サービスが悪くなったキャンプ場とか、ブームに伴うマナーの分からない客のおかげでスタッフがピリピリしてるキャンプ場、とかの話も聞くし、聞いても冷たくされたらどうしよう、馬鹿にされたらどうしよう、という不安は当然あると思う。特に初めてだと抵抗あるのは当然。でも大丈夫です。
今は口コミサイトやグー○ルマップの口コミなど、復讐手段はいくつもあるからね(こら)

まずは自分の行動を鑑みるべきではあるが(知らずにマナー違反を犯す可能性は誰にでもあるし、そのことで注意される可能性も誰にでもある)、理不尽な行為には断固立ち向かうべき。今はブームだから良いかもしれないが、だからこそ今の時期に初心者や興味ある人をちゃんと育てておかないと、いずれこの趣味は廃れてしまうからね。
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