フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

まずブランドの読み方が分からんが

2024年03月16日 13時56分00秒 | キャンプ
というわけで新しいキャンプギアの投入である。

なんと本格的な装備の代表格、薪ストーブですよ。
はい、安物です。
キャンプギアというのはどうしても少数生産になるので価格は割高になるのだが、その中でも薪ストーブは特に安くなる要素はない。きちんとした強度や様々な装備が必要になるし、メーカーは一切推奨はしていないがテント内での使用(※)も見込まれることから密閉性や燃焼効率も重要となる。そしてキャンプに持って行くんだから収納性も大事。そんなものが安くなりようがないし、安いものを信用しようとしたら結構なギャンブルになる。
んでまあぬたりの場合、テント内で使おうという気は一切なかったりするんですけどね。
ぬたりの持つ焚火台はどれもこれも焚火調理が今一つやりにくく、調理のしやすい焚火台を探していたところ薪ストーブに行き着いた次第。確かに薪ストーブは高いが探せば焚火台とどっこい程度の値段のものもいくつか見つかった。

さて、この商品は「SENQI」というもう名前からして中華製品丸出しな品。とにかくまあ商品ページの日本語は頼りないわ、悪いレビューだと「部品がない」「歪んでる」「そもそも使ったあとがある」などなど、なかなかにこちらの購入ボタンを押す気をへし折りにくる。それを乗り越えて注文して、届いたら届いたでいかにも質の悪い段ボール箱に梱包されててテンション下がるったらないわ。
で、開けてみると鈍い光沢の本体が顕れて、流石に新品は心が弾むなあ・・・ってこの研磨は日本の製品じゃありえねえわ。鈍い光沢と言うより全体的に筋がついてる感じ。取っ手の隙間とか細かい部分はそもそも研磨すらしてなさそう。手を切るほど、とまでは言わないが全体的にバリも酷い。それから煙突との接続部の部品に明らかに使用感があって内側にススがこびりついてた。こういうのは日本製品ではあり得んよなあ。
そんなこんなで大丈夫かよこいつという感じ満々でキャンプに持っていって火を入れたわけだが、誤解を恐れずに言えばこれは使えるわ。
まあ、テント内で使う気になれないあたり商品としては信頼が無いにも程があるし、屋外で暖を取る道具として見た場合には、燃焼室内で薪が燃えているから焚火台に比べればぜんぜん暖かくない。
ただ、焚火調理に使う道具として見た場合には上がフラットで広いので作業しやすいし、火力も合格点。こと値段で見た場合には同価格の焚火台よりも調理はしやすいだろうからその一点でぬたりにとっては使い道がある。
そして焚火台よりもいろいろと機能がある。空気の流量調節できる通風口や煙突のダンパー。燃焼室内の掃除や灰を捨てるのに有用な引き出し式の灰受け。上部に蓋が付いているので外すことにより高火力の調理も可能になるなどギミックが多く、これは焚火台ではなかなかできない。これは個人的にはなかなか当たりな道具だったわ。
ただ、他人に勧めるかと言われれば、前述のとおり薪ストーブとしてそれほど信頼してないのであんまりオススメはしない。薪がよく燃える割に暖かくもないから暖を取る道具としてもオススメできないから、まあ、購入するなら御自身で判断してください、って感じですわ。


狭く密閉されたテントの中では一酸化炭素中毒や酸欠のリスクは高く、また火災の可能性も高くなるため、メーカーとしては口が裂けてもテント内使用は推奨できない事情がある。ただし外で使った場合焚火に比べて暖かくないので、じゃあどこで使えってんだよ、というツッコミは当然内包することになるので、便利な「自己責任」と言う言葉に落ち着いているわけだ。ちなみにぬたりは煙突を出すためのテントの穴開け加工を絶対にうまくできない自信があるのでテント内使用は一切考えていない。
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