フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

・・・私の精神年齢は・・・たぶん30億年くらいになるらしいのね

2011年07月20日 19時18分27秒 | ヲタネタ
さて、先日来ぬたりはハルヒに対して「待たせすぎで興味が失せた」という表現を用いている。
勘違いしないで欲しいのだが、ぬたりは「ストーリーの途中でぶん投げたまま3年も放置する」ということが「なんだかなあ」と言っているのであって、続巻が3年出なかったことをあれこれ言っている訳じゃない。シリーズもので続巻をそのくらい待たせるのは珍しい話じゃないしさ。上巻と中巻下巻(「分裂」と「驚愕」の2エピソードだとか言わないよね)のインターバルが、当初数ヶ月の予定が遅れに遅れて3年かかる、というのは流石にどうだろうね、という感じなのね。仕事の締め切りに追われる一般社会人からすると、「書けないからしょうがないよね」とのうのうと3年過ごされたのかと思うと「仕事なめんな」と文句の一つも言いたくなるのよ。
で、作者もあとがきで(やっと最近通常版が店頭に出始めて立ち読みできた)いっそ清々しいくらいの居直りっぷりだし、角川は角川で遅れたことを逆手にとって商売してるし。ま、今後は好きにやってくれや、と言う感じ。

ま、兎も角、作家さんというのには遅筆な方はいるわけで、シリーズもの1冊1冊のインターバルが無茶苦茶長くなる方は実際にいらっしゃる。ま、待たせるにしてもエピソードはきちんとケリをつけて待たせる方がほとんどなんですが、実際の話「ハルヒが3年待たせた? そんなのかわいいもんよ」という方はごまんといるわけですよ。




このエマノンなんかシリーズとしては9年ぶりですよダンナ。
9年・・・。それまでのシリーズが「徳間デュアル文庫」という今日で言うラノベ文庫であることを鑑みて計算すると、前作「まろうどエマノン」を読んでいた高校3年生はもうすでに27歳になる。もう通常であれば所帯持ってる年齢だわな。
まあ基本的には短編のシリーズなんで、毎回完結しているようなもんだし、設定上、そうそう話のケリというのもつかないので、毎回完結しているようなもんなんだけどね。
にしても不思議な雰囲気を持った作品だわ。どこかふわふわしてる感じ。世界を破滅から救うエピソードもあるんだけども、どこかのんびりしてるんですよね。
エマノンの設定自体はそんなに複雑でもない。生命が誕生してから四十数億年の記憶を母から娘へと引き継ぐエマノン(No Nameの逆さ読み)の話、ってだけでね。だからいきなりこの本読んでもついては行けるだろうけども、もし興味があるなら漫画版の「おもいでエマノン」を先に読んだ方が良いかも。小説の既刊(デュアル文庫自体がもうすでにほとんど手に入らない)と違い、漫画版は入手が比較的容易ですし。結構面白いですよ。
コメント (2)
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