九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

聴いて下さい風の声!!      千の風

2007年03月15日 11時28分47秒 | Weblog
私自身、政治にかかわり始めてまだ1年ちょっとですから、いろいろの政党のしがらみなど分かっていないのですが、どうぞ、わたしたちのこれまでノンポリともいえる市民たちも、今、日本が危ないほうこに進んでいることは徐々に分かってきています。そして、今、いよいよ強権と傲慢な石原の三選を阻止すべく、都民もいろいろ考えてきています。

ところで、東京をプロデュース2007の11月のシンポジウムで、吉田さんは、私の原則は三つだけ:
憲法九条を守ろう;
変な金の使い方を止めて都民のほうを向いた金の使い方をする。
石原はオリンピックの名前が欲しいだけ。オリンピックはやめ。
と、そのようにうかがっています。が、そうでしょうか。
吉田さんが、足立区長時代から、福祉行政に丁寧にかかわってこられたことは、 みなさんによくしられているところです。

今、先日出馬宣言された浅野史郎さんが、吉田さんの言われる↑の3つの条件をほぼOKなさるようでしたら、どうぞ、ここは、議会において、共産党さんが、石原を相手にするのがいいのか、あるいは、浅野さんを相手するのか、どちらがいいかを。どうぞ、客観的に選んでいただけたらと思われます。
そして、浅野史郎さんも長年、障害と福祉が専門といえるほどに現場とも関わってこられた官僚だと伺っています。
また、先日3/9の中野ZEROホールでも、後の記者会見などもうかがいまし
て、大変に思いやりのあるバランスのよいまっとうな判断をなさる方のように伺えました。
日の丸君が代訴訟にしても、知事がもの申すのはおかしいし、もし、自分になれば、訴訟は取り下げると言われています。
ですから、どうぞ 吉田さん、今、都民や東京に注目する市民たちは、わたしとて
も、ほんとうは、先日も吉田さんか、浅野さんかの予備選挙でもすれば一番よいのにという心境ではありましたが、しかし、もう日にちも少なく、市民の力もまだまだ弱いです。そしていかんせん、市民には共産党への偏見もまだ根強く残っています。
それを思うと、民主党や社民党の応援の受けれそうな浅野さんの方が、票を幅広くとれそうだというのは、客観的にみてそうじゃないでしょうか。ところがここで市民派から吉田さんと浅野さんの二人がたつと、結局足のひっぱりあいになってしまいかねない。
ですから、吉田さん、あなたが、広いお心もちで都民のや弱者のことを思って立
候補なさったことは十分にうかがえますし、大変にありがたいことだと思っていま
す。
しかし今、ここで吉田さんが、共産党とともに確かな野党をつくろうというスタンスをとってくださって、その相手の 首長である都知事に 浅野史郎さんを選んでいただけるという選択をしていただけるなら、わたしたち、都民・市民は、吉田さんの度量の広さに盛大な拍手と感謝の思いを精一杯あらわすでしょう。
また、そのように日本の将来をみすえて、大英断をされた共産党にも吉田さんにも”ありがとう”と感謝の嵐となることでしょう。
どうぞ吉田さん、今は、日本の未来が明るくなるか、暗くなるかが、今、都知事選の結果により、大きく変わるところだと思われます。
どうぞ、吉田さん、共産党さんの党の枠だけでおられるのでなく、広く、日本のため、東京のために、それはひいては、世界の平和のためであり、9条を守ることに深くつながっています!
ここは、ひたすら、石原を落とすために、野党はこころをあわせて、ネオコンと日本会議派の都知事でない、もっとくみしやすいまっとうな浅野史郎さんを推していただいて、都民にも日本国民にも、どうぞ、政治に関わることへの期待と希望をもたせていただきたいとそのように思われます。
吉田さん、どうぞ、ここは、虚心坦懐になってくださり、共産党を大人にしてあげてくださいませんでしょうか。
今ちまたでは、自民党とつるんでる共産党とか、自民党は、共産党に足むけて寝れないねとか、さんざんに言われているのをご存知でしょうか。
わたしたちは、自衛隊を認めるとか、天皇制反対とか、そんなような信念を変えてく ださいと言ってるのではなく、
選挙に勝つための大人の戦略を考えてください、後後の有効な議会運営まで
みすえて選挙戦を戦ってくださいといっているのです。

今、ここで、石原を市民の力で蹴落とすことは、
日本の明日を明るく、市民にも政治への意識を喚起し、
政治を市民の手にとりもどすことができるという希望がわきます。

市民が政治に目覚めるのが気にいらないとおっしゃるなら、共産党にかぎらず、”党”というものは、 ますます市民の生の声から遊離し、その乖離はひろがってゆくばかりではないでしょうか。 どうぞ、選挙における、共産党の枠をくずしていただき、 庶民の石原打倒の切なる願いをどうぞくんでくださいますようお願い申し上げます。 どうぞ、吉田万三さん、ご自身の大英断にて、 わたしたち庶民の切なる思いを受け入れていただけたらと心からお願いを申し上げる次第です。

池邊幸惠 拝♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    世界にむかって 平和に JUMP!     
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お詫びと訂正  落石

2007年03月15日 09時21分12秒 | Weblog
ドキュメンタリー番組を見て、制作者と話し合う会

会場が間違っていました。
中生涯学習センターではなく、東生涯学習センターでした。
お詫びして訂正します。

  日時 2007年3月24日(日) 午後1時30分~4時30分

  会場 名古屋市東生涯学習センター
     (地下鉄新栄町駅①出口から北へ200m 芸創センター東隣)

  作品 ①「約束」(東海テレビ制作)
     ②「絆 いのち見つめて・臓器移植の現実」(テレビ愛知製作)

※ 会場費として200円をご用意ねがいます。

              主催:日本ジャーナリスト会議(東海)

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朝日新聞に見る日本の歩み その3 恐慌から始まった昭和の歴史 ‥千里眼‥

2007年03月14日 23時13分07秒 | Weblog
昭和2年(1927年)3月15日の紙面

「東京渡辺銀行の破綻を
   蔵相、突如言明す
    昨日衆院予算総会の席上で
     当の銀行の営業中に」

 本文を引用すると、「十四日午後衆議院の予算総会において‥‥今日昼頃渡辺銀行が破綻しました。誠に遺憾な事であります。預金は焼く三千七百万円許(ばか)りあります。これからこれ等に対しなんとか救済しなければならぬと思います。さて救済をしようとすればその財産を整理したところのものを引き受けるといふものを見出さなければ整理できません」
「しかるに東京渡辺銀行は事実片岡蔵相の云へるが如く十四日午後一時頃遂に支払を停止するに至ったのであるがその後資金の調達成り午後三時営業を開始した。蔵相の破綻言明当時はあだかも営業中であったので問題は非常に重大となり‥‥」

「遂に休業
   整理のため本日から」
 本文、「片岡蔵相の破綻言明に対する善後策について大蔵省で種々審議の結果東京渡辺銀行は遂に十五日から休業して整理する事となった。尚姉妹銀行たる あかぢ貯蓄銀行も同様休業整理する事となった」
 
(当時の新聞記事の文章は、句読点の使用が極端に少なく、タラタラと長く続くので読みにくい。漢字は当用漢字に変えているが、仮名遣いは旧仮名遣いのまま、引用している。)

*この片岡蔵相の失言をきっかけに、不安に駆られた預金者が、日本全国の多くの銀行に押しかけ、返済をせまった。そのために手持ち資金不足で多くの銀行が休業に追い込まれていった。この収拾のつかない事態に対応して、政府は4月23日に「モラトリアム」(支払い猶予令)を出し、各銀行の預金支払いをすべて停止させ、日銀券を急遽増発、銀行に日銀が非常貸付を実施した。この過程で多数の銀行が倒産するにいたった。今の時点で振り返って見ると、政府の対応の遅さ、不十分さばかり目立つと云わざるをえない。

*大正天皇の逝去は12月25日のことであった。つまり昭和元年は、わずか6日間しかなかったので、昭和2年が昭和時代の始まりに当たる。昭和という元号は、書経のなかの「百姓昭照万邦協和」からとったものだ。「すべての国民が幸福に、すべての国が仲良く(世界平和)」という意味を込めたこの昭和時代は、恐慌に始まり、激しい戦争に連なる時代であって、この元号の意味あいとは、あい反する歴史を歩むことになった。
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「国民投票法案」の破棄を求める署名を!!  昭和区九条の会

2007年03月14日 11時48分33秒 | Weblog
衆議院議長 様
参議院議長 様

   改憲のための「国民投票法案」の廃案を求める請願書

〔請願の主旨〕
 日本国憲法の掲げる平和、人権、民主主義の理念は国民に広く支持されており、特に第九条は不戦の誓いとして多くの国民に支持され、アジアをはじめ世界から評価されています。与党は、いま国会で審議されている「国民投票法案」を民主党との修正協議をすすめた上、今国会で成立させる意向を示しています。しかし、「修正」を重ねても憲法九条を変えて日本をアメリカとともに「戦争をする国」にするための手続き法案であることには変わりありません。
 また、「国民投票法案」には、(イ)有効投票の2分の1超の賛成で承認・成立すること。(ロ)有料の意見広告は、規制は殆どなく資金力のある政党が極めて有利になること。(ハ)憲法改定に関わる運動は自由・闊達に行うべきですが、公務員や教育者の運動を規制があること。 以上のような問題があります。
 前記のような問題は民主主義に反するものであり、公正・公平とはいえません。
また、国の基本法である「憲法」を軽視するものでもあり、多くの国民の納得を得られる法案とはとても思われません。改憲をめざす人々は、『第96条に基づく、改正手続き法をつくるのだ」と主張しますが、自民党の「新憲法草案」など改憲の方向が明らかな状態のまま、成立をめざすのは憲法の趣旨に反する行為であると考えます。

〔請願事項〕

 現在、審議中の「国民投票法案」は、廃案にされるよう強く要請します。


  氏  名      住     所


【取扱団体】 昭和区九条の会


                       
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ドキュメンタリー番組を見て、制作者と話し合う会

2007年03月14日 09時41分47秒 | Weblog
ドキュメンタリー番組を見て、制作者と話し合う会のお知らせです。


  日時 2007年3月24日(日) 午後1時30分~
  会場 名古屋市中生涯学習センター第三集会室
     (地下鉄上前津駅⑥出口から南(金山方面)へ250m 下前津交差点右折れ)

  作品 ①「約束」(東海テレビ制作)
     ②「絆 いのち見つめて・臓器移植の現実」(テレビ愛知製作)

※ 会場費として200円をご用意ねがいます。

                主催:日本ジャーナリスト会議(東海)

                               (落石)

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政治や平和は手段にすぎないのだが。     まもる

2007年03月14日 00時25分14秒 | Weblog
 個々の人間の営みに比べれば、政治は必要悪のようなものだと思う。人々の生活がうまく行くように、あるいは不正がないように、更には敗者や弱者が救済されるように、そういった社会的仕組みをつくることが政治である。そして何よりも、人々が一度しかない人生を送る為の最低条件である「平和な社会」を確保することこそ政治のつとめであるのだ。

 つまり世の中の主役は一人一人の人間の人生である。政治は脇役なのだ。ところが最近のメディアを 見ていると政治や政治家があたかも主役のように扱われている。それはおかしい。世の中がうまく行っていれば、そもそも政治など要らないのである。ましてや政治家が法外な手当てを貰って特権を享受することなどは間違いなのである。

 残念ながら現実の世の中はうまく行っていない。そこで政治の役割もまた必要になってくる。しかし我々は原点に立ち戻ったほうが良い。政治の事ばかりを考え、政治的活動に係わることが偉い事、重要な事ではない。政治に関心のない事が悪いことではない。政治家や政治評論で飯を食っている連中は、そこのところを自覚するべきだ。自分たちのやっていることは、まじめな個々人の人生に比べれば立派でも尊いことでも何でもないのである 

 例えば政権交代である。それが出来れば民主党は嬉しいであろう。しかし我々国民にとっては政権交代が目的ではない。政権交代が起こると少しはまともな政策が期待できるのではないかと期待するだけだ。我々の関心は唯一つ、良い暮らし、平和な暮らしができるかどうかなのである。どんな政権であろうと、どんな首相であろうと、そういう社会を確保してくれさえすれば それでいいのである。

 護憲運動にしてもそうだ。憲法9条を守ろうと声高に叫ぶ事は、特に安倍政権の下では憲法9条が放棄されるかもしれない危険性があるので、重要ではあると思う。しかし問題は、憲法9条を守る事が出来たとして、その後に日常生活にもどって平凡な生活をすることこそ重要なのである。政治的な活動を生きがいとしている一部の人たちは、環境、人権、差別など次々と政治的テーマを見つけて、終わることのない政治活動を続けようとするかもしれない。しかしそれは本当の人生ではない。人生で一番重要なことは、平凡な日常生活を、楽しく、仲良く、面白く、人に迷惑をかけずに生きていくことである。退屈な人生を行き続けることである。苦しい人生を生き抜くことである。

 世界には、それさえ出来ない人々がいる。そしてそれは政治が悪いのだ。日本はそういう国に比べれば恵まれている。しかし最近は日本もそういう状況に近づきつつあるのではないか。政治は必要悪でしかないが、それが悪政になりつつあるのではないか。そうさせてはならない。私がブログを書く意義があるとすれば、悪政を監視することなのだ。そう思って面白くもないブログを私は書き続けていく。自分がなすべき人生、ほかにある筈だと思いながら。

  


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平和共同候補についての共産党の見解    まもる

2007年03月12日 23時13分21秒 | Weblog
※ここで批判されている「平和への結集をめざす市民の風」のHPは、このブログの「ブックマーク」に載っています。ご覧ください。


『参院選での「平和共同候補」を求める運動について』
     2006年年5月20日(土)「しんぶん赤旗」

 憲法改悪を阻止するためということで、来年の参議院議員選挙に向け、市民の手による「平和共同候補・平和共同リスト」実現をめざし、それを政党に求めるという「市民運動」が、一部で進められています。この「運動」は、憲法改悪に反対する多くの人々の期待に応えられるか――いくつかの重大な問題点を指摘しないわけにはいきません。

 政党と市民運動の関係のあり方が問われる

まず考える必要があるのは、この「市民運動」が問題にしているのは、憲法問題での共闘一般ではなく、国政選挙での共闘の実現だということです。国会内外の運動の面での共同の場合には、その運動が掲げる課題についての合意があり、その合意点を共同で推進する誠意が双方にあることが、共同の実現にとってなによりも重要な条件となりますが、国政選挙での共同は、それだけで可能になるものではありません。国政選挙で自党に属さない候補者を推すということは、その党が、共同の候補者について、国政の全般について自分たちおよび自党の支持者を代表する権限を委任することを意味します。

だから、わが党は、国政選挙の共闘の場合、国政の全般についての政策協定を結ぶことを、不可欠の条件の一つとして主張し、この立場を一貫してつらぬいているのです。そして、私たちは、現在の日本の政党状況を見た場合、日本共産党との間で、このような政策協定を結び、それを基礎に国政選挙での共同を実現する条件――政策的一致と共闘の意思をもった政党は存在しない、という判断をしています。この判断は、選挙共闘にたいする立場とともに、私たちが、党の大会その他で確認し、公表しているところです。

市民団体・運動が、政党に選挙での共同・共闘を要望することは、ありうることです。しかし、もともと市民団体と政党の関係は、対等平等の関係であって、どんな問題であれ、双方が自立した組織として相手の立場を尊重することが求められます。政党の存在意義にもかかわる政党間の選挙共闘の問題で、市民団体が、要望にとどまらず、“ああしろ、こうしろ”と指図するということになれば、それは、政党の自立性の全面否定です。

市民の手で「平和共同候補」をという「運動」は、率直にいって、最初からこの筋違いを押し通そうというものです。「運動」の代表者たちのなかでは、七月に予定しているシンポジウムを案内する記者会見の席上などで、次のような発言があったと聞きます。

「直接政党に申し入れると、ノーという答えが返ってきてしまう。それによって、その政党関係者は受けなくなってしまう。それは遅らせた方がいい。だから正式に各党に申し入れることはない。ただ、インフォーマルなレベルで折衝がある。七月まではじっとこらえて声を結集してから正式な申し入れをしたい」「政党に市民的圧力をかける」「恐怖感を味わわせなければならない」「いうことをきかなければ対立候補を立てる。別の政治団体をつくる」

 ここに見えているのは、一方的に“政党は自分たちの言い分をのめ”という態度であり、市民運動と政党が互いに自立性を尊重し合って共同するという立場ではありません。直接申し入れたら断られる、つまり無理筋だということがわかっているからこそ、「市民団体」の名で政党の支持者を個別に、インフォーマルに組織し、それを通じて政党にいうことをきかせよう、対立候補で脅かそうというのです。これは、策略的で非民主的な手口といわなければなりません。「憲法擁護」を看板にする「市民運動」に、あってはならない態度です。

 憲法改悪阻止でいま必要なことは何か

この「平和共同候補」運動が、憲法改悪反対闘争の重要性を強調しながら、「選挙共闘」しか視野に入れず、問題をこれ一本にしぼっているのも、大変奇異に感じられる点です。

憲法をまもる運動には、日本共産党や社民党などの支持者だけでなく、政治的には保守的な立場の人も含め、文字通り思想・信条の違いを超え広範な人々が結集しています。「九条の会」の運動では、「会」の発足から二年で全国の地域・職場・学園・分野に五千に近い草の根の会が生まれ、さらに発展しています。ここには自民党の元議員なども参加しています。改憲反対の一点で、支持政党の違いを超えて国民の多数派を結集する条件は十分にあります。ここに憲法改悪阻止の展望、大道があります。憲法改悪阻止を真剣に考えるなら、全国レベルであれ、都道府県レベルであれ、市区町村レベルであれ、どこでも「憲法をまもろう」という世論と運動を、国民・住民の多数派にすることが、なによりも重要で確実な道です。

「共同候補」運動は、この肝心な点をみずに、国政選挙での候補者問題を第一義にし、それを前面におしたて、それこそが憲法を守るもっとも幅広い、たしかな道であるかのように主張しています。しかし、どんな名目を掲げようと、広範な人びとの目には、これが選挙のための運動としか映らないのは明らかです。選挙に向けた候補者調整運動、しかも策略的な運動に、憲法改悪反対の運動を矮小(わいしょう)化すれば、いま改悪反対の運動に支持政党の区別なく結集している多くの人々を運動から遠ざけ、運動の発展に困難をもたらしかねません。改憲反対の多数派結集には、マイナスの効果しかもたらさないでしょう。

いま、憲法改悪反対の運動を発展させるためになによりも必要なことは、「選挙共闘」問題などではなく、広範な国民各層のあいだで憲法改悪反対、憲法擁護の声を広げることに可能なあらゆる努力をつくすことではないでしょうか。

特定政党の事実上の“応援団”ではないか

「共同候補」運動と同じ主張をしているのが、新社会党です。同党は、今年三月の定期全国大会で、市民の力で「平和共同候補」の実現をという運動の問題を、大会議題にして論議し、「改憲阻止のため参院選での共同戦線・共同候補の擁立の成功が最も重要」と決めました。今回の運動の中心に、前回参院選で「共同候補」擁立をすすめた団体がありますが、当時、その「運動の成功に総力をあげる」としたのも新社会党でした。新社会党はまた、昨年の総選挙にあたって「政党要件がないと決定的に不利な衆院ブロック比例選挙で護憲派の前進を実現するためには、社民党の政党要件を、社民党外の護憲勢力が活用」するという態度を表明していました。つまり、自分たちは政党要件(※)を満たす条件がないので、要件を満たしている政党を利用して国会に出ようということでした。今回の「共同候補」運動の訴えに「比例部分での共同リストなどを形成することができれば、単独では当選できない小グループからの立候補者にも、当選の可能性が生まれます」とあります。これは、新社会党の主張と同じ趣旨です。

このように見てくると、「共同候補」運動は、推進者の意図はともかく、客観的には新社会党の応援団の役割を担う運動ということになります。特定の政党を応援する運動を「市民運動」の名でおしすすめ、他の政党をそれに従わせようというのであれば、それは、善意の人々をあざむくというより、もてあそぶことにさえなるでしょう。

◇  ◇  ◇

 憲法改悪阻止のたたかいにとって、来年の参議院選挙はたしかに大変重要な意味をもちます。重要であればあるほど、いま改憲反対勢力にとって必要なことは、憲法改悪に反対する国民・住民の多数派の結集、改憲派を圧倒する世論の形成に全力をつくすことです。わきたつような世論の動きこそが、選挙の様相を決め、政党の行動や方針にも影響を与えるのです。そのことを抜きにした狭い選挙対策で、政党に自分たちの勝手ないい分をのめと迫るような「運動」は、憲法改悪阻止の運動に障害をもちこむものです。

※政党要件 政党として独自に候補者名簿を提出できる公選法上の要件=参院比例代表選挙の場合では、国会議員五人以上、直近の国政選挙の得票率2%以上、選挙区・比例あわせて候補者十人以上のいずれかの条件を満たすこと。


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国会議員に要求・激励・抗議の声を!!  九条ひかる

2007年03月12日 10時05分56秒 | Weblog
状況は切迫しています。早急に激励と抗議の声を届けよう。      

 国民投票法案(改憲手続き法)を審議している衆議院憲法調査特別委員会では、中山太郎委員長が8日に委員会を開会して『公聴会』(法案可決の前提)を15日に開くことを決める予定でした。
しかし、多くの団体、個人から電話、FAX、メールなどのよる抗議の声が殺到して8日の委員会を延期しました。
 新聞報道によると、与党は民主党と同一歩調を取る予定でしたが、民主党が拒否したため、与党単独で成立を目指すことにしました。その計画では15日公聴会開催、22日委員会採択、23日衆議院採択し、参議院に送付するというものです。
 これは安倍首相が公言する5月3日までに成立させるためのスケジュールです。 その計画が多くの団体、個人の機敏な行動でひとまずストップしました。

 しかしながら、与党は再び強行してくる模様ですから、九条の会としても『改憲を前提にした国民投票法案』の公聴会開催を止めるため,事務局で協議してFAXをする予定です。
 また、国民投票法案の廃案を求める署名をみずほ九条の会と連名で行います。署名のご協力をお願いします(取り組みは会員さんの自主性にお任せします)。

 なお、委員会への要請は急を要しますので、個人、または所属する趣味の会や職場の有志などの名前・名称で激励と抗議の声を届けられる方はそのようにお願いします。
 衆議院憲法調査特別委員会の委員長や各党の筆頭理事のFAX番号は以下のとおりです。
 委員長 中山 太郎氏  03-3580-0066
 自民党 保岡 興治氏  03-3506-8728
 公明党 赤松 正雄氏  03-3508-3412
 民主党 枝野 幸雄氏  03-3591-2249
 共産党 笠井  亮氏  03-3508-3919
 社民党 辻元 清美氏  03-3508-3855

 *FAX番号をお間違えのないようにお願いします。

 

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憲法問題についての「公開質問書」について  昭和区九条の会

2007年03月12日 09時46分57秒 | Weblog



 憲法についての考え方について下記のような「公開質問書」を近々立候補予定者に届ける計画です。


名古屋市会議員(県会立候補予定者)          様
                       昭和区九条の会 事務局
             公開質問書
暖冬のせいか桜の開花も間近ななか、先生におかれては4月8日投票(予定)の名古屋市会議員選挙での当選にむけて大車輪のご活躍をされておられることと存じます。
さて、安倍首相は「自分の任期中に改憲を行う」と何度も公に発言をしています。それを受け、現在審議中の改憲手続き法案(国民投票法案)を「5月3日までに成立させたい」、「民主党の賛成を得られなければ与党だけでも採決する」などという発言が与党を中心に話されていると報道がされています。
昭和区九条の会は、現行憲法の国民主権、基本的人権、恒久平和主義を後退させるような改憲には反対です。さきに発表された自民党の『新憲法草案』は、前記の三原則を後退及び改悪して日本を『戦争ができる国』にすることを狙い、そのために国民の権利を大幅に狭めるものだと考えざるを得ません。
憲法問題は国政の問題ですが、市民の命や生活とも密接に結びつく地方政治の課題でもあります。別紙の質問項目について先生のお考え、政策などをお聞きし、会員や関係する団体に周知して投票の参考にしたいと考えております。
なお、審議されている国民投票法案は、いくつかの問題があります。代表的なものをふたつ述べますが、①有料のCMが無制限に行われることです。これでは資金力のある方が圧倒的です。ヨーロッパでは有料CMは禁止か、放送枠の制限をしています。②成立には有効投票の過半数となっていますが、投票率や無効票によっては全有権者の20%に満たない賛成で成立するという、大きな問題があることを申し添えます。
お忙しいところ、誠に申し訳ありませんが、当会のニユースや報道機関に発表する都合もありますのでご回答は3月20日までにお寄せ下さるようお願い致します。
最後になりましたが、「九条の会」の自己紹介を行います。「九条の会」は2004年6月10日にノーベル賞作家の大江健三郎さん、元首相夫人の三木睦子さん、知の鉄人・加藤周一さんなど、日本を代表する9名の方が別紙のアピールを発表し、それを受けて全国各地で6000余の「九条の会」が結成されています。
昭和区九条の会は、二年前の7月9日に結成(別紙にアピール文)され、現在900名余の人にニユースを毎月配布しています。
                記
①現行の憲法九条をどう評価されていますか。
②自民党の『新憲法草案の九条』についてどう評価されますか。
③憲法九条を変え、戦争ができる国になる事をどうお考えですか。
④公の秩序、公益の名で国民主権、基本的人権を制限する事をどうお考えですか。
⑤いま審議されている改憲手続法案(国民投票法案)についてどうお考えですか。
 



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愛知九条の会の報告です。    九条ひかる

2007年03月12日 09時30分48秒 | Weblog
 2月25日午後2時から開催された「あいち九条の会」の二周年のつどいに参加しました。開会挨拶に続き、小林武愛知大学法科大学院教授から「国民投票法案」の危険性を中心に話がありました。丁寧な話を聞き、国民投票法案は廃案しかない、と強く思いました。
 その後、会場からの発言があり、瀬戸九条の会から「地域九条の会の活動内容や宣伝カーをつくったこと。全国の九条の会の10%の地域九条の会をめざす」という意気高い報告がありました。九条の会・尾張旭からは「会員の増加はそんなにむつかしいことではない」という経験が話されました。その他にもいくつかの発言がありました。
 まとめは代表世話人の成瀬さんが行い、『会の活動、ひとり一人ができるあらゆる努力をさらに強めることが求められている』とまとめ、終了しました。

 昭和区九条の会は「国民投票法案の廃案を求める署名」「会員倍加の運動」などをすすめる事を世話人会で決めました。それらをどう進めるか、を検討中でしたが、いくつかのヒントを得ることができました。
 会員の皆さん、近いうちに署名用紙をお届けします。できる範囲でご協力をお願いします。

            
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東アジア共同体って?  落石

2007年03月12日 09時03分33秒 | Weblog
ヨーロッパの共同体にならって東アジアにも
共同体をという構想が提唱されて久しいらしいです。
東アジア共同体をどうつくるか?(進藤栄一・ちくま新書)を読むと、
その土台は日本の産業の空洞化にあるということです。
日本の企業が多国籍化していくなかで生れた構想とか。

もうひとつの前提がアメリカなどのハゲタカ資本主義からの防衛。
これが日本国内で学者が二派に分かれ、賛否を呼んでいる大きな原因とか。

また、この本では「大東亜戦争」を全面否定していないのが
興味深かったです。

歴史はゆっくり確実に動いているようです。
昔、学んだことは要修正かな?

              

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九条の炎に水をかけるな!!  まもる

2007年03月11日 11時36分58秒 | Weblog
・・・・諸悪の根元が小選挙区制にあり、それに手を貸した旧社会党への怒り、私も理解できます。また、共産党が負けを覚悟で、小さな自治体でも必ず対立候補を立て、政策論争をして相手候補に対立案を出させる役割を継続してきたことも評価しています。ですから、共産党に対して批判じみたことは本当は言いたくないのです。
 ただ現在は情勢の切迫度が違いませんか。平和憲法の内堀まで埋められようとしているのです。都知事選は、眼下に敵が迫った内堀だと思われませんか。とにかくどんな方法ででも阻止しなければなりません。沖縄でも自公が期日前投票などを駆使して、なりふり構わぬ戦いをしかけてきたのを間近に見ておられたはずです。統一候補を立ててもなお組合の造反や闘いへの温度差があったと聞いています。ましてや統一できずに闘っていたら惨憺たる状況だったことでしょう。
 愛知県知事選でも、共産党は独自候補を立てた段階で、相手候補を批判し始めました。選挙ですから当然です。敗北した後の共産党の総括は、統一候補を模索した結果、選挙活動が遅れ、政策を十分に宣伝できず支持を広げられなかった、というものでした。都知事選では、どうなのでしょう。イヤミのようになってしまいますが、吉田候補は昨年から早々と立候補を表明されたのですから、遅れはないはずです。そして、浅野批判も始め、真の都政改革候補は吉田以外には無いと主張し続けるのでしょう。そして九分九厘敗北です。そして、最悪の結果は、愛知のように浅野票+吉田票が石原票を超えている時です。

 石原が後出しジャンケンで一期目の勝利を収めたように、共産党も「無党派層に訴えます!都民の良識に訴えます!民主主義と憲法を守るために、候補者擁立を断念します。他の地方選挙でも是々非々でのぞみ、自公の悪政を止める歴史的役割を担います」と宣言すれば、情勢が大きく変わると思います。都知事選どころか参院選にも大きく影響すると思います。
 一般庶民の共産党観は、本当に偏見以外の何ものでもありません。それを変えるには、共産党の英断以外にはないと思います。そうすれば社民党も姿勢を変えるのではありませんか。

 70年代のような統一戦線の構築が不可能ないま、真の野党第一党が担う役割は身を捨てて「勝つ」ことではないでしょうか。

      愛知の風 hayashi
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拉致問題は難しい局面に  落石

2007年03月10日 10時05分02秒 | Weblog
拉致問題を話し合う会談はわずか2日、
実質的な討議に入ることなく、終ってしまった。
一方、米朝の会談は、比較的順調のようです。
このまま行くと、北朝鮮への経済援助は再開され
日本は拉致問題を解決する決め手を失ってしまいそう。

お隣の韓国は、拉致問題は、深い入りせず、
核問題の解決を最優先にして、北と米の間の調整に
活躍している。

安倍さんは拉致問題を支持のバロメーターにしているらしいので、
簡単な妥協は出来ないみたい。

さて、ここから日本外交の腕の見せ所。
本当は裏の外交があって、というなら安心ですが。
山崎さんの行動を庇護できない、
正直者の安倍さんみたいなので、ちょっと心配。

国益?を守るためなら、韓国とひそかに共同で対処するくらいの
二枚腰であってもいいと思うのですが・・・







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9の日に花を   落石

2007年03月09日 09時21分40秒 | Weblog








3月8日は国際女性デーでした。
ロシアではお世話になった女性に花を贈るそうです。
とても良いことです。

そこで思いつきました。
9条と花はとても相性がよさそうです。
9の日には、花を飾りませんか?

家の玄関でも、オフィスの机の上でも、部屋のなかでも・・・
写真の花は友だちからもらった花さんざしです。
お礼もこめて。



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ボリビア大統領「新憲法で戦争を放棄する」と語る  ‥‥千里眼‥‥

2007年03月09日 08時50分25秒 | Weblog
ボリビア大統領「新憲法で戦争を放棄する」

「来日中のモラレス・ボリビア大統領が6日、東京都内の日本貿易振興機構(ジェトロ)で講演し、『新憲法で戦争を放棄する』と語った。
 同国は徴兵制を敷き、約4万6千人の軍を持つと見られるが、『軍隊なしで人命を救える。武装放棄しながら、社会的な戦いを続ける』とも述べた。
 憲法改正は05年の大統領選での公約。先住民出身の大統領として、すでに明言している先住民の権利拡充などに加え、新たな目玉を加えた形だ。
 モラレス氏は講演で、『戦争は解決にならない』『唯一の良かった戦争である独立戦争でも、混血の人たちや先住民の人命が失われた』などと話した。
 またモラレス氏は同日、安倍首相と首相官邸で会談した際も、戦争放棄をうたう日本の憲法を念頭に、『ボリビアは日本のような大国ではないが、似た点もある。人々が手に手を取って平和に生きる社会、そういう観点から、戦争放棄を憲法改正で掲げたい』と語った。」

* 記事の最後にある、会談の際のモラレス大統領の発言に対し、安倍首相は何と答えたのか知りたいものだ。
* もっと注目されてよい内容なのに、小さな囲み記事の扱いはどうしたことであろうか。他にこれに触れた新聞がないようなのも? 会場に記者を派遣していなかったということであろうか。
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