憲法についての考え方について下記のような「公開質問書」を近々立候補予定者に届ける計画です。
名古屋市会議員(県会立候補予定者) 様
昭和区九条の会 事務局
公開質問書
暖冬のせいか桜の開花も間近ななか、先生におかれては4月8日投票(予定)の名古屋市会議員選挙での当選にむけて大車輪のご活躍をされておられることと存じます。
さて、安倍首相は「自分の任期中に改憲を行う」と何度も公に発言をしています。それを受け、現在審議中の改憲手続き法案(国民投票法案)を「5月3日までに成立させたい」、「民主党の賛成を得られなければ与党だけでも採決する」などという発言が与党を中心に話されていると報道がされています。
昭和区九条の会は、現行憲法の国民主権、基本的人権、恒久平和主義を後退させるような改憲には反対です。さきに発表された自民党の『新憲法草案』は、前記の三原則を後退及び改悪して日本を『戦争ができる国』にすることを狙い、そのために国民の権利を大幅に狭めるものだと考えざるを得ません。
憲法問題は国政の問題ですが、市民の命や生活とも密接に結びつく地方政治の課題でもあります。別紙の質問項目について先生のお考え、政策などをお聞きし、会員や関係する団体に周知して投票の参考にしたいと考えております。
なお、審議されている国民投票法案は、いくつかの問題があります。代表的なものをふたつ述べますが、①有料のCMが無制限に行われることです。これでは資金力のある方が圧倒的です。ヨーロッパでは有料CMは禁止か、放送枠の制限をしています。②成立には有効投票の過半数となっていますが、投票率や無効票によっては全有権者の20%に満たない賛成で成立するという、大きな問題があることを申し添えます。
お忙しいところ、誠に申し訳ありませんが、当会のニユースや報道機関に発表する都合もありますのでご回答は3月20日までにお寄せ下さるようお願い致します。
最後になりましたが、「九条の会」の自己紹介を行います。「九条の会」は2004年6月10日にノーベル賞作家の大江健三郎さん、元首相夫人の三木睦子さん、知の鉄人・加藤周一さんなど、日本を代表する9名の方が別紙のアピールを発表し、それを受けて全国各地で6000余の「九条の会」が結成されています。
昭和区九条の会は、二年前の7月9日に結成(別紙にアピール文)され、現在900名余の人にニユースを毎月配布しています。
記
①現行の憲法九条をどう評価されていますか。
②自民党の『新憲法草案の九条』についてどう評価されますか。
③憲法九条を変え、戦争ができる国になる事をどうお考えですか。
④公の秩序、公益の名で国民主権、基本的人権を制限する事をどうお考えですか。
⑤いま審議されている改憲手続法案(国民投票法案)についてどうお考えですか。
多分回答を寄せるのは某政党だけでしょうね。
地方選を眼前にしたパフォーマンスというか、セレモニーというかみえみえの企画ですね。
おたくの会のニュースの臨時号にでも載せますか?