退職し人生のゴールまでをどう過ごすか考えるようになった。そして孫の誕生をきっかけに「平和がつづく」ことの有り難さ、大切さを切実に思うようになった。
平和な時代を孫たちに手渡してやりたい。その事に残りの時間のいくらかを使って出来る事をしてみよう。九条の会の活動に関わったのもそんな思いからだった。
そうすると今までは観念的な理解で済ませていた、戦争という時代に心を向ける事がおおくなった。
戦争のあった時代、その空の下で人々は何を考え何を思ったのか。
そんな事をまず、探し、見つけ、問いかけてみたいと思った。。
手始めに、手近にあった「昭和万葉集」を開いてみた。
私の生まれた昭和十八年の歌を探した。
吾が前に少年二人戦ひに死にゆくことを事もなげいふ 花田彦一
おとめ等は昼の休みをもんぺいの型語りあふ倦むこともなし 松井英子
この二つの歌に、戦争をまるで空気のように受け入れて話し合う若者が存在している。今おもえばこの奇妙な明るさは何だろうと考え込んだ。
平和な時代を孫たちに手渡してやりたい。その事に残りの時間のいくらかを使って出来る事をしてみよう。九条の会の活動に関わったのもそんな思いからだった。
そうすると今までは観念的な理解で済ませていた、戦争という時代に心を向ける事がおおくなった。
戦争のあった時代、その空の下で人々は何を考え何を思ったのか。
そんな事をまず、探し、見つけ、問いかけてみたいと思った。。
手始めに、手近にあった「昭和万葉集」を開いてみた。
私の生まれた昭和十八年の歌を探した。
吾が前に少年二人戦ひに死にゆくことを事もなげいふ 花田彦一
おとめ等は昼の休みをもんぺいの型語りあふ倦むこともなし 松井英子
この二つの歌に、戦争をまるで空気のように受け入れて話し合う若者が存在している。今おもえばこの奇妙な明るさは何だろうと考え込んだ。